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Twitterの叡智集合。#名刺代わりの小説10選を1300人分まとめてみた

みんなの「最強の徹夜本」を集計してみた

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

ブロガーと名乗るのがおこがましく思えるほど、最近は記事を書けていない。とはいえ、人間らしい生き方をしてる人なんてほとんどいないのに、みんな人間って名乗ってるし、まあいいか。

そんな私なので、たまにはでかい花火を打ち上げるようなつもりで、めちゃくちゃ手間のかかった記事を書くようにしている。

 

 

Twitterの叡智集合。#名刺代わりの小説10選を1300人分まとめてみた

 

タイトルフェチ殺し。#私が選ぶタイトルが最高の本 3854Tweet集計してみた

 

#最強のミステリー小説10選 をまとめてみた【2020年版】

 

 

こんなシリーズなのだが、手間をかけただけあってそれなりに高評価していただている。というか、くそほど時間かかってるから高評価でももらえなきゃやってられんわ。清水の舞台から飛び降りるよ。普通に死のために。

 

で、ちゃんと高評価をもらって調子に乗っている私は、今回も凄まじいランキングを作ってしまった。自分で企画しておいてなんだけど、これはちょっと凶悪すぎたかも…。

 

今回集計したのは、こちらのタグ。

 

#最強の徹夜本

 

 

※徹夜本とは…

まともな社会生活を送る上で必須であり、人間の三大欲求である"睡眠"。そんな超重要な睡眠を…

 

「明日仕事なのに…でもやめられない」

「もう寝る時間だけど…もうちょっとだけ」

 

というふうに吹き飛ばしちゃうぐらい超面白い本のこと。

 

よく言う「一気読み」をさせちゃう作品のことである。私もこれまで数多くの本を読んできたが、「徹夜してしまった」と言えるような作品はほんの一握り。それこそ名刺代わりの小説10選よりも少ないかもしれない。だってさ、普通に考えて睡眠よりも娯楽を取るって、生き物としておかしいよね。そんなの人間って名乗れる?

 

私が徹夜本と出くわしたときは、先が気になりすぎて止められない、というのもあったけど、面白すぎでアドレナリンが出ちゃって、眠気が吹き飛んじゃうパターンもあった。寝たくても寝れない、っていう。落ち着いて考えると、文字情報だけでそれだけ読者を狂わせちゃう作者の手腕、マジで人外だな。それで人間って名乗(以下略)

 

「睡眠よりも文字情報を摂取」そんな貴重で不健康な体験をさせてくれる徹夜本を皆さんにお聞きし、集計してランキングに仕立て上げたのがこちらの記事になる。どうだろうか、このヤバさが少しでも伝わるだろうか。

 

さて、前口上が過ぎるとあっという間にブラウザバックされてしまうので、早速ランキングに入っていこう。

読書好きたちの貴重な睡眠と、アドレナリンを吸い上げた“魔本”たちの総選挙である。存分に楽しんでいただきたい。

 

 

16位【2票】

 

まずは2票を獲得した16位からである。全部で102作品。一気に行こう。

 

 

~~~~

 

『Another』
『OUT』
『アヒルと鴨のコインロッカー』
『アリス殺し』
『イニシエーション・ラブ』
『オリンピックの身代金』
『かにみそ』
『カモフラージュ』
『カラマーゾフの兄弟』
『グロテスク』
『ゲームの王国』
『ゴーストハント』
『ザリガニの鳴くところ』
『シャイニング』
『じんかん』
『スロウハイツの神様』
『ドグラ・マグラ』
『ハサミ男』
『はてしない物語』
『ブレイブ・ストーリー』
『ぼぎわんが、来る』
『マークスの山』
『マスカレード・ホテル』
『ミレニアム シリーズ 』
『もうおわりにしよう』
『レベッカ』
『ロード&ゴー』
『阿片戦争』
『愛と幻想のファシズム』
『暗いところで待ち合わせ』
『暗色コメディ』
『闇祓』
『異邦の騎士』
『隠蔽捜査』
『烏に単は似合わない』
『影武者徳川家康』
『永遠の0』
『永遠の仔』
『海辺のカフカ』
『京極堂シリーズ』
『空色勾玉』
『空飛ぶタイヤ』
『警官の血』
『検察側の罪人』
『護られなかった者たちへ』
『光の王』
『光秀の定理』
『国盗り物語』
『黒いトランク』
『砂漠』
『罪と罰』
『罪の声』
『殺人鬼フジコの衝動』
『殺人症候群』
『産霊山秘録』
『残穢』
『子どもたちは夜と遊ぶ』
『屍人荘の殺人』
『死のロングウォーク』
『死神の精度』
『死神の浮力』
『紙の月』
『七回死んだ男』
『紗央里ちゃんの家』
『重力ピエロ』
『深夜特急』
『人魚の眠る家』
『図南の翼』
『水滸伝』
『西海道談奇』
『双頭の悪魔』
『総門谷』
『村上海賊の娘』
『大誘拐』
『中原の虹』
『鳥人計画』
『天使と悪魔』
『二進法の犬』
『廃遊園地の殺人』
『盤上の向日葵』
『不夜城』
『崩れる脳を抱きしめて』
『亡国のイージス』
『北の夕鶴2/3の殺人』
『魔界転生』
『魔術はささやく』
『魔法使いの弟子たち』
『名前探しの放課後』
『滅びのシャングリラ』
『夜の記憶』
『羊と鋼の森』
『葉桜の季節に君を想うということ』
『理由』
『流』
『流浪の月』
『連続殺人鬼カエル男』
『痣』
『贖罪』
『邂逅の森』
『髑髏銭』

 

 

~~~~

 

どうだろうか。きっと多くの方の徹夜本が入っていたことだろう。

なにを隠そう私の挙げた徹夜本のほとんどが16位に甘じている。それだけこのランキングが厳しいということなのか、それともこの102作品のほとんどを私は未読だけれど、私が選出した徹夜本と同じくらい面白い作品がそれだけあるということなのだろうか。

 

あと作品群を見てて分かるのは、ストーリー展開で読者を徹夜に陥れるものもあれば、知識欲だったり、空気感、文体だったりで睡眠不足にさせるものもあるということだ。

長らく本好きとして生きてきた私なので、本の魅力については十分理解していたつもりだったけど、今回の記事のように「人の睡眠を奪う」という視点で見ると、本が持つ媒体としての幅広さを改めて思い知らされる。

使えるのは紙とインクのみ。あとは何でもあり。あの手この手で読者を楽しませる。それが本なのだ。

 

 

15位【3票】

 

続いての3票を獲得した15位は、一気に減って23作品である。

さっそく徹夜本たちのバトルロワイヤルが開始されたようである。最後まで生き残る作品を楽しみにしてくれたまえ。

 

 

~~~~

 

『13階段』
『1Q84』
『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』
『インシテミル』
『クライマーズ・ハイ』
『コインロッカー・ベイビーズ』
『ソロモンの偽証』
『ダ·ヴィンチ·コード』
『ダイナー』
『とっぴんぱらりの風太郎』
『ハッピーエンドにさよならを』
『リング』
『坂の上の雲』
『自由研究には向かない殺人』
『図書館の魔女』
『聖の青春』
『占星術殺人事件』
『地球星人』
『天冥の標』
『熱帯』
『燃えよ剣』
『葉桜の季節に君を想うということ』
『犯罪者』
『有限と微小のパン』

 

~~~~

 

具体的な作品名は挙げないが、私が挫折した作品もここには入っていた。徹夜本といえども、やはり人のツボによる部分は大きいのかもしれない。

あと、歌野晶午といえば『葉桜』のイメージが強いと思うけど、私の大好きな『ハッピーエンドに~』が同時にランクインしているのが嬉しい。あれが好きならぜひ『正月十一日、鏡殺し』も性格が悪すぎて最高なので読んでほしい。

 

 

14位【4票】

 

4票を獲得した14位は、14作品。

みなさんに徹夜本として投票していただいたのが全部で633作品なので、この時点で上位7%である。かなり収束してきた感がある。

 

~~~~

 

『64』
『サラバ!』
『すべてがFになる』
『そして誰もいなくなった』
『ドミノ』
『モダンタイムス』
『レベル7』
『姑獲鳥の夏』
『向日葵の咲かない夏』
『告白』湊かなえ
『三体』
『蒼穹の昴』
『奪取』
『鉄鼠の檻』

 

~~~~

 

アナログな人間なので、集計作業はほぼ手作業だった。

これがなかなかキツくて時間を取られてしまったんだけど、その一方で皆さんのツイートひとつひとつを楽しめた側面もある。

当たり前の話だけど、みんなが「この作品は面白かった!」「面白すぎて寝れなかった」と語った数と同じだけ、みんなの中で物語が展開されたわけで、その物語との出会いや思い出もまた、その人それぞれの物語みたいなものなわけで。なんかめちゃくちゃいいな、と思ってしまった。

 

 

13位【5票】

 

はいはい、なんか若干湿っぽくなってしまったので、テンションを上げていこう。なんてったって徹夜本である。アドレナリンが主原料よ。だくだく出していこうじゃないか。

ということで、5票を獲得した13位は10作品である。そうたったの10。ヤバいね、もう指の数と勝負してきてる。ここら辺まで来ると、その面白さや一気読みレベルは知れ渡っている作品ばかりのはず。「あ~、それな!」と一緒に納得してくれ。

 

 

~~~~

 

『その女アレックス』


『ワイルド・ソウル』


『暗黒館の殺人』


『殺戮にいたる病』


『疾走』


『秘密』


『十角館の殺人』


『天使の囀り』


『風が強く吹いている』


『絡新婦の理』

 

 

~~~~

 

まだ13位だけど、もうすでに垂涎のラインナップ。超ジャンキー。やべーのばっかりで、これが食べ物だったら高カロリーと高血糖で人を殺すレベル。小説だから睡眠不足ぐらいで済んでるけどさ。

唯一の清涼剤は『風が~』だけど、三浦しをんの場合こういう作品で気を許すと、別のでいきなりトラウマ級のをカマしてくるからね。

 

徹夜本という括りだけあって、超長編が多いのも特徴。上下巻ものがたくさんあるけど、その中でもやっぱり『絡新婦』ね。百鬼夜行シリーズで最強とも名高い犯人に相応しく、ページ数でもトップだったんじゃなかったっけ。いや分冊だけど、ページ数だったら『塗仏』があったか。でもあの厚さでもぐいぐい読ませちゃうのは、さすが妖怪博士さん。カバー掛けるのに苦労したのは良い思い出。

あとは、邦ミステリーの奇跡である『十角館』と館シリーズの総仕上げである『暗黒館』が同数ってのが熱い。綾辻行人は本当に偉大だ。モルカーにハマりすぎだけど。

 

 

12位【7票】

 

7票を獲得した12位は、7作品。行ってみよう。

 

 

~~~~

 

 

『銀河英雄伝説』

 


『黒い家』

 


『屍鬼』

 


『獣の奏者』

 


『蜜蜂と遠雷』

 


『容疑者Xの献身』

 


『冷たい校舎の時は止まる』

 

 

~~~~

 

邪悪なのと爽やかなのが、かなりバランスのいいラインナップ。

個人的な話をさせてもらうと、『銀英伝』に関しては一緒に燃やしてほしいレベルで大好きなので、集計結果を操作したくなったが、ちゃんと堪えたので褒めてほしい。そして、私以外に投票してくださった6人の同志よ、愛してる。

それにしても、徹夜本という括りにすると、どうしても人が死ぬ作品、暴力的なものが多くランクインする傾向にある。そんな中でここで入った『蜜蜂と遠雷』はかなり特殊な作品と言える。あれだけ平和なテーマの作品なのに、多くの人を虜にし、さらには徹夜にまで追い込んじゃうって、どんなドラッグだよ。

宣伝になってしまうが『蜜蜂と遠雷』に関しては、過去に超濃厚に書いた記事があるのでぜひ。

 

『蜜蜂と遠雷』の凄さを解剖してみる

 

 

11位【8票】

 

続いては、惜しくもトップ10入りを逃してしまった第11位。こちらはたったの2作品である。

 

 

まずひとつめ。

 

 

『バトル·ロワイアル』

 

 

日本における殺戮小説のパイオニア。社会現象となったのは20年も前で、いまじゃ殺戮ものが当たり前になっちまったんだから、日本におけるエンタメの残虐性がインフレしてるのがよく分かる。

とはいえ、いたいけな学生をドラマたっぷりに感情移入させつつ始末していくほどの残虐さはあまり他に類を見ない。最悪な話だけど徹夜になるのも頷ける作品である。

私は学生時代に朝から夜まで読み続けてたんだけど、夢中になりすぎて外が暗くなってるのに気付かなかった思い出がある。暗くなった部屋で必死に目を凝らして読んでた。良い思い出。

 

 

 

11位のもうひとつの作品はこちら。

 


『火車』

 

 

「火車」って意外と全然変換予測にも出てこないのね。びっくりした。本好きからすると日常会話レベルで使う言葉なんだけど。

見えない犯人を姿を、外側から埋めていくことで、より存在感を立ち上らせるというかなり変わった手法のミステリー。彼女の境遇に感情移入しちゃった人は多かったことだろう。

ラストの持って行き方は、作者の宮部みゆき自身、かなり挑戦したというか認められるか不安だったそうだ。でもあれがあるからこその余韻だよね。

 

 

10位【9票】

 

さあここからはベスト10である。

とは言っても、同時ランクインの作品もあるので10作品ではないのだが、それでも凶悪中の凶悪作品であることは言うまでもないだろう。

多くの睡眠時間を吸い上げる代わりに名声を得た、本当の意味で罪づくりな作品たちである。何が1位になるか予想しながら追ってもらいたい。

 

 

まず10位のひとつめはこちら。

 

 

『ガダラの豚』

 

 

中島らものイカれ具合と知性を最高レベルで表現した名作が堂々のランクイン。これは徹夜本としてよく耳にする。

世にあるエンタメ要素を混ぜまくって、混沌をそのまま飲み込むかのような作品である。中島らも好きの私としては嬉しい限りなランクインである。こんな作品も、作家ももう出てこないだろうなぁ…。

 

 

続いての第10位ふたつめはこちら。

 

 

 

『十二国記』

 

 

 

名刺代わりの小説10選でも、年間ベストでも多くの方が選出されており、シリーズ刊行開始から30年経っても根強い人気を誇る化け物作品が堂々の10位にランクイン。

私は未読なので知ったようなことは書けないのだけど、ファンアートの多さっぷりを見るに、多大な沼が広がっていることが容易に見て取れる。

完結したら読もうかと思ってるのだが、本当に終わるタイプの作品なのだろうか。誰か教えて。

 

 

9位【10票】

 

遂に2桁得票に到達した第9位は…こちら!

 

 

 

 

『ハリー・ポッター』

 

 

でしょうね、の一言。

世界的ベストセラーなので奪った睡眠時間の総量で言えば、今回のランキングで群を抜いているはず。

あとは読むタイミング的なものも関係しているかも。

『ハリポタ』を読み始めるのって、やっぱり学生の頃だろうから、徹夜に対してのハードルが低いだろうし、読書自体への耐性が低くて、容易にハマれる。思えば私が選出した徹夜本も大半が読書初心者だった頃の作品だ。

とそんなことを書いているが、私自身は高校のときに『ハリー・ポッター』を読んだのだが、あまりにもハマらなくて挫折している。せっかくの世界的ベストセラーなので生まれ変わったら読みたいと思う。

 

 

8位【11票】

 

『ハリー・ポッター』が1位だと予想してた方が多かったのではないだろうか。売れ行きで言えばぶっちぎりだし。売れ行きは分母なので、大きければ当然票数への貢献も大きくなるのだろう。けど、ベスト10ぐらいのレベルになってくると、真の徹夜本だけが生き残れるのである。

ということで、11票獲得の第8位はこちら!

 

 

 

『魍魎の匣』

 

 

京極堂強し!!

さすが革手袋。伊達じゃないですわ。会社員生活の片手間に書いたとは思えない完成度&予想を上回る結末へのリーダビリティといい、徹夜本を名乗るに相応しい作品。私もこれはやられたなぁ。色んな意味で。

数ある百鬼夜行シリーズの中でも、『魍魎』だけぶっちぎりで徹夜本に挙げられた理由を考察してみると楽しそう。

 

 

7位【12票】

 

だいぶ佳境に入ってきたこのランキングも、残すところあとわずか。

個人的には永遠に続けたいぐらいなんだけど、きっと皆さんは私のいらん雑文よりも、さっさとランキングの結果を見たいだろうから、大人しくしておきましょうね。

 

 

ということで、12票を獲得した第7位はこちら!!

 

 

↓↓↓↓

 

 

 

『マリアビートル』

 

 

本来の実力ならほぼ毎年本屋大賞を受賞しておかしくない伊坂幸太郎だけど、伊坂補正(伊坂幸太郎ならこれぐらい面白くて当然でしょ、と評価されること)のせいで受賞できてない。そんな彼の最高傑作(私調べ)は惜しくも7位。

いや分かってるよ。7位でも十分凄いことだし、とんでもない作品の証拠になるって。でもね、この作品の成し遂げてることの凄さを理解している私からすると、もっと上位、せめてベスト3には食い込んでいてほしかった…。

ちなみに『マリアビートル』で出てくる“王子”は伊坂作品でも屈指の嫌われ者らしいけど、私はめちゃくちゃ好き。彼が最悪なおかげで、こんなにも最高な傑作ができたのだから。

 

 

6位【13票】

 

さあ、続いては13票を獲得した第6位である。

6位には3作品が同時ランクイン。

 

 

まずはひとつめ。

 

 

『かがみの孤城』

 

 

みんな大好き辻村深月の最高傑作がランクイン。まあこれは入りますわな。愛されまくってるし、本屋大賞受賞作だし。

この作品の素晴らしさは色々とあると思うけど、ある種の本屋大賞受賞作の傾向みたいなのを決定付けたことが凄いと共に、罪深いなと評価している。

ちなみに個人的に『かがみの孤城』のあの独特のワクワク感は、昼間だけ家出をする『のび太の日本誕生』と近いものがあると思っている。

自由に生きられるもうひとつの世界の存在って、隅っこにいる人間からすると、マジで狂おしいほどに渇望してるものなんだよね。

 

 

 

第6位、2つ目はこちら。

 

 

 


『クリムゾンの迷宮』

 

 

貴志祐介の才能が爆裂しだした頃の作品であり、デスゲーム小説のパイオニア。

貴志祐介ファンの私としては、もう当然としか言いようのない順位だし、オチまで含めると瑕疵のある作品だと思うけど、それでもこれだけ認められてるのが嬉しい。

読んでる最中は、「どうなってんの」と「どうなっちゃうの」の連続で、そりゃ寝られなくもなりますわ。

アイテムを選ぶシーンで、武器とか色々ある中で情報を選ぶ所がめちゃくちゃ貴志祐介って感じで好き。

 

 

第6位のラストはこちら。

 

 


『模倣犯』

 

 

残念ながら未読なので魅力を詳しく語れないのだけれど、映画が酷かったのは存じあげております。なんだあれ。原作に忠実なのか。でもこれだけ長大な作品を2時間に押し込めること自体に無理があると思うんだけどなぁ。

 

 

5位【14票】

 

さあさあ、遂にベスト5ですよ奥さん!徹夜する準備はよろしいかな。しかもとびっきり邪悪な…。

 

 

14票を獲得した第5位の徹夜本はこいつだっ!!

 

 

 

 

 

『悪の教典』

 

 

ベスト・オブ背徳感の『悪の教典』がランクイン。

これは寝られんでしょ。むしろこれを読み途中で安眠できる人の神経の方がどうかしてると思う。だってどのページ読んでも誰かしらのピンチでしょ。「こいつ死にそうだけど、まあ続きは明日でいいか。すやぁ…」ってならんでしょ。一気読み、生徒たち一気殺しでしょ。

読者の脳内に快楽物質を発生させるためなら、どんな手でも使おうとする、貴志祐介のサービス精神が存分に発揮された作品である。これはオチまで含めて完璧だったな。

 

 

 

4位【17票】

 

はいはい、どんどん行きましょう。次は、獲得票数が一気に増えて17票の第4位!!

 

 

それは…こいつだ!!!

 

 

 

 

『ゴールデンスランバー』

 

 

またしても伊坂幸太郎の登場。ベストテンに2作品も入ったのは、伊坂幸太郎と貴志祐介ぐらい。どんだけ打率高いのよ。

ずっと本屋大賞にノミネートされて、一定の評価はされつつも、なかなか大賞まで手が届かなかった伊坂幸太郎だけど、満を持して感満載で受賞したのがこちらの『ゴールデンスランバー』。

派手に映画化もされたし、一般的には代表作と言える立ち位置だと思う。まあ私は『マリアビートル』推しだけどな!

 

 

3位【18票】

 

さあマジで残すところあとわずか。出てくるのは3作品のみ。

もしかしたらほとんどの人が予想付いちゃってるかもしれないけど、気にせず行こう。

 

 

では、徹夜本ランキングの第3位は…

 

 

 

 

 

『ジェノサイド』!!!!

 

 

 

 

 

 

やっぱりベスト10に入ってから死人の数が急上昇してるよね…?『ゴールデンスランバー』はそうでもないけど、『悪の教典』からの『ジェノサイド』はかなりまずいでしょ。分かるけども。

とはいえ私も『ジェノサイド』はアドレナリンだくだく放出させながら読んだクチなので、ベスト3には大満足です。出版当時も凄まじく話題になってたし評価されてたからね。あの年は『ジェノサイド』にまさに蹂躙された感がある。

で、ちなみに私は『ジェノサイド』を会社の後輩から「もう読まないんであげます」といきなり貰ったんだけど、理由を聞いたら「途中で出てくる武器の名前を読むのが面倒になっちゃって…」ととんでもない挫折理由を言われたことがある。

こんなおもしれー作品でもハマれない人がいるのは本当に驚きというか、もったいないというか…。

 

 

 

2位【23票】

 

さあ、徹夜本ランキングもあと2冊。

惜しくも1位を逃したものの、23票と一気に得票をさらに伸ばした第2位は…これだ!!!

 

 

 

 

『白夜行』!!!

 

 

 

 

多彩な作風で知られる東野圭吾作品の中でも、特に静謐な空気感の『白夜行』。

静かなのになぜか興奮を誘う。落ち着いた語り口なのに、なぜか読むスピードを加速させる。乾いた表現なのに、読者は熱を入れて読みふけってしまう。

タイトルの通り、読者を夜へ行かせてくれない作品である。ノワール小説の面白さを全日本人に教え込んだと言っても過言ではないだろう。馳星周に謝りたまえ。

いやー、でもこれこそ1位だと皆さん予想してたんじゃないだろうか。東野圭吾だしね。きっとTikTokの彼もそう思っているはず。

 

 

 

1位

 

遂にこれにてラストである。

1位はさらに得票数を伸ばして31票、2位を大きく突き放してのランクインである。これは文句なしの王者ですわ。

 

 

では徹夜本ランキング、第1位を発表しよう。

 

 

最も睡眠を奪ってきた小説はこれだ!!!!

 

 

 

 

 

 

『新世界より』!!!

 

 

 

 

 

 

 

貴志祐介の最高傑作が見事第1位である。

貴志祐介作品で見ると、なんと7作品が得票しているという人気っぷりである。さすがは毛根と引き換えに小説の才能を手に入れているだけはある。

というのは冗談としても、以前貴志祐介の創作術的な話を読んだのだが、彼は相当に構成や推敲に命を注いでいて、そのこだわりっぷりを読む限り「そりゃリーダビリティが高くなって当然だわ…」と若干引いたことがある。つまり、徹夜本になるべくしてなっているのである。偉いわマジで。私なんか常に勢いだけで書いてるから、同じ物書きとして恥ずかしいです。恥ずかしいの好きだけど。

 

『新世界より』の凄さは本当に限りなくあるんだけど、最大のポイントはやっぱり、上中下巻と3冊もあるくせに、尻上がりに面白くなるところね。

読みながら何度も「まだ面白くなんのかよ?!」って思ったもん。あれは最高すぎた。脳汁が出てるのが自分で分かったもんね。脳を直接いじられても、あそこまでの面白さは体験できないんじゃないだろうか。

やっぱり小説という媒体で、読者自身が自分で想像を育むからこその奇跡だったと思う。

 

 

ということで、徹夜本ランキングの頂点に輝いたのは『新世界より』でした。

皆さん長い記事に最後までお付き合いいただき感謝。ではでは。

 

 

もし楽しんでいただけたなら、この記事を拡散したり、コメントいただけると、私の摩耗しきったやる気が復活します。人助けだと思ってぜひ!

 

 

 

 

※こんな酔狂な記事を書き上げた私を褒めてあげたい方はこちら。

note.com

 

 

 

おまけ

 

ここからはおまけとして、1票を獲得した作品をずらずらと列記しておく。

あまりも数が多かったので、物好きな方だけが眺められるように最後にまとめて紹介しよう。

たったの1票と思われるかもしれないが、それでも「これは徹夜だぜ…!」と思わせた作品であることには変わりない。

もし気になっている作品があるようなら、これを機会に読んでみてもいいだろう。

 

では1票を獲得した463作品である。一気に行こう。

 

『〈わたし〉はどこにあるのか』
『1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編』
『24人のビリーミリガン』
『52ヘルツのクジラたち』
『Ank:amirroring ape』
『AX』
『Aではない君と』
『Box』
『GAP』
『GOTH』
『i』
『J・ベルヌ』
『ST』
『The Twelve Forces』
『Wの悲劇』
『Yの悲劇』
『あ・じゃ・ぱん』
『アウターQ』
『アウトバーン』
『青の炎』
『アクセルワールド』
『あじあ号、吼えろ!』
『アトポス』
『あの日の花火を君ともう一度』
『あの日君は、何をした』
『アミダサマ』
『アメリカン・ウォー』
『アラビアの夜の種族』
『アンブレイカブル』
『イアリー見えない顔』
『いなくなれ、群青』
『イノセント・デイズ』
『インド夜想曲』
『エヴァライカーの記憶』
『エクソシスト』
『エラゴン』
『エレクトリック・ギター革命史』
『おいしいコーヒーのいれ方』
『オーダーメイド殺人クラブ』
『オズの魔法使い』
『おそろし 三島屋変調百物語事始』
『おまえさん』
『オリガモリソヴナの反語法』
『オリジン』
『オルファクトグラム』
『カード師』
『カササギ殺人事件』
『カシオペアの丘で』
『カンバセイション・ピース』
『がん消滅の罠 暗殺腫瘍キネマの神様』
『君の膵臓を食べたい』
『キリンヤガ』
『クビキリサイクル』
『クモを利用する策士、クモヒメバチ』
『クラインの壺』
『グラスホッパー』
『グリーン・マイル』
『クリスマス・テロル』
『ケインとアベル』
『ゲームの達人』
『こころ』
『コンビニ人間』
『サクリファイス』
『さまよう刃』
『さよならドビュッシー』
『さよならは言わないで』
『サロメ』
『シークレット・ヒストリー』
『ジウ』
『シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々』
『ジェネラル・ルージュの凱旋』
『シャンタラム』
『ジョーカー』
『ジョーカー・ゲーム』
『スイート・マイホーム』
『スタープレイヤー』
『ズッコケ三人組シリーズ』
『ストライクフォール 4』
『ストレイヤーズ・クロニクル』
『ストロベリーナイト』
『スナーク狩り』
『スノーグース』
『スプーンと元素周期表』
『スワン・ソング』
『そして誰もいなくなる』
『その年の冬』
『そばかすの少年』
『ソリトンの悪魔』
『それでも、警官は微笑う』
『ソロモンの犬』
『ダーウィン以来』
『ダークゾーン 』
『タイタニア』
『タイトルマッチ』
『タイムマシンの話』
『ダック・コール』
『ダレン・シャン』
『ツナグ』
『テスカトリポカ』
『テトリス・エフェクト』
『どうか、天国に届きませんように』
『ドクター・デスの遺産』
『どこの家にも怖いものはある』
『トリニティ』
『とわの庭』
『ナイルに死す』
『ナオミとカナコ』
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
『ナルニア国物語シリーズ』
『ぬばたまおろち、しらたまおろち』
『ネクロポリス』
『ねじまき鳥クロニクル』
『ネシャン・サーガ』
『ノルウェイの森』
『バーニーよ銃をとれ』
『ハーモニー』
『ハイペリオンの没落』
『パイレーツ』
『はだかの太陽』
『パチンコ』
『バッテリー』
『パラサイト・イヴ』
『パラドックス13』
『ハンガー・ゲーム』
『ヒトごろし』
『ひとつむぎの手』
『ビブリア古書堂の事件手帖』
『ビリーミリガンと23の棺』
『ファーストラヴ』
『フェルマーの最終定理』
『フランケンシュタイン』
『ブルース』
『ブルータワー』
『ペットセメタリー』
『ベルカ吠えないのか』
『ポアンカレ予想』
『ホーキング、宇宙を語る』
『ボーン・コレクター』
『ぼくが愛したゴウスト』
『ボトルネック』
『ほんものの魔法使い』
『マイン』
『マインド・クアンチァ』
『また、同じ夢を見ていた』
『真夏の方程式』
『マルドゥックスクランブル・マルドゥックヴェロシティ』
『マレー鉄道の謎』
『むかし僕が死んだ家』
『メインテーマは殺人』
『メディエーター』
『メドゥサ、鏡をごらん』
『もっとも美しい対称性』
『モンテ・クリスト伯』
『やし酒飲み』
『ライオンハート』
『ラスト・ウェイ・アウト』
『ラッシュライフ』
『ラブクラフト全集』
『リピート』
『リボルバー』
『リングワールド』
『リンバロストの乙女』
『ル・ガルー』
『ルパンの消息』
『レイクサイド』
『レディ・ジョーカー』
『ロング・グッドバイ』
『ワープする宇宙』
『わが半生』
『わたしを離さないで』
『悪女について』
『悪童日記』
『悪徳の栄え』
『悪魔の手毬唄』
『悪霊島』
『綾辻行人全部』
『暗幕のゲルニカ』
『闇に待つ顔』
『異人たちの館』
『隠れていた宇宙』
『右利きのヘビ仮説』
『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』
『猿丸幻視行』
『塩狩峠』
『王とサーカス』
『王様ゲームシリーズ』
『黄金の王、白銀の王』
『黄昏の百合の骨』
『仮面の告白』
『仮面山荘殺人事件』
『何者』
『夏の終わりに君が死ねば完璧だったから』
『夏草の記憶』
『家が呼ぶ』
『果しなき流れの果に』
『火喰鳥』
『火神を盗め』
『火星の人』
『火星の人類学者』
『花の鎖』
『華氏451』
『餓狼伝』
『解決まではあと6人』
『回想』
『開かせていただき光栄です』
『覚醒するアダム』
『楽園』
『楽園とは探偵の不在なり』
『楽毅』
『蒲生邸事件』
『玩具修理者』
『顔に降りかかる雨』
『奇想天を動かす』
『奇妙なマラソン大会』
『機龍警察 白骨街道』
『騎士団長殺し』
『欺す衆生』
『虐殺器官』
『虚無への供物』
『許されようとは思いません』
『兇人邸の殺人』
『凶悪リヴァイアサン』
『教団X』
『鏡の中の物理学』
『禁じられた楽園』
『禁色』
『金色機械』
『銀の海金の大地』
『銀河鉄道の父』
『九月の恋と出会うまで』
『空の境界』
『空の中』
『君が電話をかけていた場所』
『君の隣に』
『群青色のカンバス』
『警察署長』
『激流』
『月の影 影の海』
『嫌われ松子の一生』
『見てる〈ストーカー〉/蜜柑12歳。シリーズ』
『鍵の掛かった男』
『原因において自由な物語』
『幻の動物たち』
『幻夏』
『幻夜』
『古代文明の謎はどこまで解けたか』
『孤島の鬼』
『虎を追う』
『後宮小説』
『光と電気のからくり』
『好きよ』
『巷談百物語』
『甲賀忍法帖』
『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』
『鋼鉄の騎士』
『項羽と劉邦』
『高慢と偏見』
『告白(町田康)』
『国境』
『獄門島』
『混沌の城』
『砂の器』
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』
『最果てのパラディン辺境の老騎士蜘蛛ですが、なにか?』
『最初のRPGを作った男』
『災厄』
『罪の轍』
『殺戮のオデッセイ』
『殺戮のチェスゲーム』
『雑賀のいくさ姫』
『三国志:吉川英治』
『三島屋変調百物語』
『山猫の夏』
『指輪物語』
『死ねばいいのに』
『死の記憶』
『私という名の変奏曲』
『慈雨』
『時空旅行者の砂時計』
『時計館の殺人』
『自転しながら公転する』
『鹿の壁』
『七つの人形の恋物語』
『斜影はるかな国に』
『手紙』
『狩場最悪の航海記』
『首無しの如き祟るもの』
『収穫祭』
『終戦のローレライ』
『舟を編む』
『十三番目の人格』
『重力が衰えるとき』
『銃とチョコレート』
『宿で死ぬ』
『春の道標』
『女神記』
『小人たちがこわいので』
『小説十八史略』
『少女Nのために』
『少年時代』
『硝子の葦』
『硝子の塔の殺人』
『植物図鑑』
『心は孤独な数学者』
『新撰組血風録』
『真剣師・小池重明』
『真夜中のデッドリミット』
『真夜中は別の顔』
『神州魔法陣』
『神秘島物語』
『神様からひと言 』
『人格転移の殺人』
『人民は弱し官吏は強し』
『人類はなぜUFOと遭遇するのか』
『人狼城の恐怖』
『壬生義士伝』
『図書館戦争』
『水晶のピラミッド』
『数学序説』
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
『世界史』
『政府ファイルUFO全事件』
『星の子』
『星降り山荘の殺人』
『正欲』
『生ける屍の死』
『生のみ生のまま』
『精霊の守り人シリーズ』
『聖なる黒夜』
『青の数学』
『青鬼』
『昔、火星のあった場所』
『折れた竜骨』
『雪の狼』
『戦慄のシャドウファイア』
『卒業タイムリミット』
『代体』
『第三の時効』
『第七官界彷徨』
『探偵小説と狂気』
『知性化戦争』
『中世炎上』
『超高速!参勤交代』
『超常現象の謎に挑む』
『沈黙の教室』
『追憶のかけら』
『追憶の烏』
『天から降ってきた泥棒』
『天久鷹央シリーズ』
『天狗風』
『天空の蜂』
『天空への回廊』
『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』
『天使の自立』
『天子蒙塵』
『天上の葦』
『天地明察』
『店長がバカすぎて』
『電車男』
『塗仏の宴』
『怒り』
『凍りのくじら』
『刀城言耶シリーズ』
『東京タワー』
『透明な夜の香り』
『動物園の文化史』
『謎の動物の百科』
『二重螺旋の悪魔』
『二千七百の夏と冬』
『日本沈没』
『日輪の遺産』
『燃える地の果てに』
『粘膜人間』
『粘膜蜥蜴』
『能男』
『破線のマリス』
『白い巨塔』
『麦の海に沈む果実』
『八王子七色面妖館密室不可能殺人』
『八本脚の蝶』
『盤上の敵』
『盤上遊戯の世界史』
『悲しみのイレーヌ』
『悲鳴伝』
『秘本三国志』
『秘密の花園』
『緋色の記憶』
『姫君よ、殺戮の海を渡れ』
『百鬼夜行シリーズ』
『百年法』
『病院坂の首縊りの家』
『不滅のワイルズ』
『夫のち○ぽが入らない』
『富士に立つ影』
『怖ガラセ屋サン』
『風と共に去りぬ』
『風紋』
『抱擁、あるいはライスに塩を』
『豊饒の海』
『傍聞き』
『忘れられた花園』
『北斎殺人事件』
『北斗 ある殺人者の回心』
『北都物語』
『僕が殺した人と僕を殺した人』
『僕が電話をかけていた場所』
『僕のメジャースプーン』
『僕は明日、昨日の君とデートする』
『本好きの下剋上』
『魔性の子』
『魔都』
『魔導師の月』
『幕末疾風伝』
『万引きの文化史』
『満願』
『未確認動物UMAを科学する』
『未来』
『夢の砦』
『無限と連続』
『無限の果てに何があるか』
『無職転生』
『無痛』
『霧越邸殺人事件』
『明け方の夢』
『明治断頭台』
『明日の記憶』
『迷路館の殺人』
『木曜日の子ども』
『夜行』
『野望~信濃戦雲録第一部』
『柳生忍法帖』
『友がみなわれよりえらく見える日は』
『幽霊人命救助隊』
『誘惑者』
『羊たちの沈黙』
『陽気なギャングが地球を回す』
『裸者と裸者』
『落日』
『乱反射』
『利己的な遺伝子』
『李歐』
『流さるる石のごとく』
『流れる星は生きている』
『流星ひとつ』
『竜馬がゆく』
『龍臥亭事件』
『冷たい頬』
『恋文の技術』
『路地の子』
『狼のレクイエム1部・2部』
『狼―その生態と歴史』
『六番目の小夜子』
『傀儡后』
『傲慢と善良』
『嗤う伊右衛門』
『燔祭の丘』
『羆嵐』
『蝮の孫』
『蠱惑の本』
『贄の夜会』
『贖罪の奏鳴曲』
『麒麟の翼』
『杀破狼』

 

 

以上。最後までお付き合いいただき感謝。