俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

タイトルフェチ殺し。#私が選ぶタイトルが最高の本 3854Tweet集計してみた

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

 

さあさあやってきました。

今回も全国の読書家たちを悶絶させること間違いなしの記事である。 私も自分で書きながら「これ、最高じゃね…?」と悶ていた。

ぜひ一緒に楽しんでいただきたい。

 

この記事を書くに至るまで

まず最初に説明しておきたい。

私は極度の読書好きなのだが、もっと言うと本の中でも特に「タイトルフェチ」である。

言葉のプロ中のプロ、小説家。そんなモノホンの言葉職人たちの技・センス・情熱、それが一番凝縮されているのが作品のタイトルだろう。

なにせ作家からすれば、苦労して生み出した我が子である。下手なものは付けられない。完成度を求めれば求めるほど、生半可な名前は付けられないはずだ。キラキラネームなんてお呼びではないのだ。

美しく、センスとしか言いようのない最高のタイトルに触れたとき、私は思う。

 

 

エロい。

 

 

そう、素晴らしさを通り越してエロさのレベルに到達するのだ。この凄さを分かっていただけるだろうか。本という無機物に対して、しかもタイトルという文字情報に対して、中年のオッサンがエロさを見出してしまうのである。素晴らしさの先にエロがあるなんて今自分で書いてて初めて知ったよ。

 

とりあえずこれはヤバい。私の性癖もヤバいかもしれないけど、エロさを無差別に感じさせてしまう小説家の仕事がヤバい。今この文章を読みながら、うんうんと頷いているそこのあなもたもヤバい。みんながヤバいで繋がるこの世界。とってもヤバい。好き。

 

で、素晴らしいタイトルたちを愛でてるうちに私は思った。

 

 

 

おかわり。

 

 

そう、足りないのだ。もっともっとエロいタイトルと触れ合いたい。概念さえ許してくれるのならば、エロいタイトルたちと酒池肉林の乱痴気騒ぎがしたい。ちなみに酒池肉林も、乱痴気騒ぎも、正確な意味は知らないまま使っている。勢いと私の性癖だけ伝わってくれれば本望である。

 

 

ということで、私は再びネットの叡智に頼ることにした。

 

 

 

このツイートを気軽に投稿したところ、翌日確認したら大変なことになっていた。

全国の本好きにして、タイトルフェチたち、つまり変態たちが反応しまくってくれた。あっという間にリツイート数は1万を超え、人生初のバズを経験させてもらった。

 

 

お礼は返してこそ礼儀

せっかく皆様のお知恵を拝借したので、これは何かしらの形でお返しするのが礼儀である。

私は文字情報に興奮するような変態かもしれないが、日中は何食わぬ顔をして会社で仕事をしているのである。つまり社会人だ。社会人たる者、礼儀のひとつやふたつ、全うして当然である。礼儀って、全うするもんなのか知らんけど。

 

ということで、皆さんからお教えいただいた「最高タイトル」を集計しようと思ったのだが、バズっぷりが尋常じゃなく、三々五々に呟かれたツイートをまとめることはほぼ不可能だった。

なので非常に申し訳ないのだが、「#私が選ぶタイトルが最高の本」のタグが付いているものだけ集計することとした。それだけでも3854Tweetである。これをすべて手作業で集計するんだから、どうか勘弁してほしい。まあ、勘弁されなくても私の人生には何の影響もないんだけどね。

 

 

結果発表!!

ではでは、長すぎる前置きはこれくらいにして、そろそろ集計結果を発表しよう。

皆さんに教えていただいた最高タイトルを、ただただ列挙していくだけでもいいかと思った。だがこれだけ大量のTweetがあるのなら、集計してランキングにした方が世の本好きの皆様が楽しめると思って、ちゃんと時間を捧げた私って偉くない?!!ねえ?!

 

ということで、いらんことをいつまでも書き続けてると、いい加減嫌われそうなので、結果発表と行こう。

 

この記事で紹介する最高タイトル、その数なんと…

 

 

1375タイトル!!

 

なのでとんでもない情報量になっている。だが、全国の読書好きたちが選びだした最高タイトル集だ。質は保証しよう。ぜひともじっくりと楽しんでいただきたい。

 

では行ってみよう。

 

 

※作品数があまりにも膨大なので、3票以上入っているものから発表いたします。ご了承ください。

 

 

55位

 

まずは3票を獲得した、第55位の発表である。どうか覚悟してほしい、なんとその数… 

 

 

426作品。

 

 

さあ行ってみよう。 

 

 

 

~~55位ここから~~ 

 

 

◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件

 

…絶句

 

11人いる!

 

3月のライオン

 

46番目の密室

 

52ヘルツのクジラたち

 

f植物園の巣穴

 

Kの昇天

 

アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー

 

あいにくの雨で

 

あのとき始まったことのすべて

 

あばばばば

 

アルキメデスは手を汚さない

 

いつかパラソルの下で

 

いつか王子駅で

 

いつか猫になる日まで

 

いのちの初夜

 

イン ザ・ミソスープ

 

ヴォイド・シェイパ (The Void Shaper)

 

ウォーレスの人魚

 

うろんな客

 

えーえんとくちから

 

エムブリヲ奇譚

 

オコノギくんは人魚ですので

 

おのぞみの結末

 

おまえのすべてが燃え上がる

 

オリガ・モリソヴナの反語法

 

お気に召すまま

 

お父さんのバックドロップ

 

カフーを待ちわびて

 

カラフル

 

カルトローレ

 

かわいそうだね?

 

キケン

 

きっと君は泣く

 

きみとぼくの壊れた世界

 

きみのために青く光る

 

きみはいい子

 

キラキラ共和国

 

くちびるに歌を

 

グッド・バイ

 

グラスホッパー

 

ケーキの切れない非行少年たち

 

けものがれ、俺らの猿と

 

こんなに長い幸福の不在

 

さようなら、ギャングたち

 

さよならがまだ喉につかえていた

 

さよならクリームソーダ

 

シグナルとシグナレス

 

スーツケースの半分は

 

ずうのめ人形

 

すきまのおともだちたち

 

すべて忘れてしまうから

 

そして五人がいなくなる

 

そして粛清の扉を

 

その可能性はすでに考えた

 

ゾラ・一撃・さようなら

 

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります

 

ダークホルムの闇の君

 

ダウン・ツ・ヘブン

 

たそがれに還る

 

たったひとつの、ねがい

 

だれも知らない小さな国

 

たんぽぽ娘

 

チョコレートコスモス

 

チョコレート革命

 

チョコレート戦争

 

つきのふね

 

つむじ風食堂の夜

 

でかい月だな

 

どうしても触れたくない

 

トーマの心臓

 

どこかにいってしまったものたち

 

とりつくしま

 

なしくずしの死

 

なめくじに聞いてみろ

 

なんらかの事情

 

ぬるい眠り

 

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

 

ネジ式ザセツキー

 

ノックの音が

 

ハーモニー <harmony/>

 

バカが全裸でやってくる

 

バチカン奇跡調査官

 

はやぶさ、そうまでして君は

 

ひとでなしの恋

 

ファザーファッカー

 

フィンガーボウルの話のつづき

 

ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記

 

ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね

 

ぼくのメジャースプーン

 

ぼくを探しに

 

ポケットにライ麦を

 

マレ・サカチのたったひとつの贈物

 

メカ・サムライ・エンパイア

 

めっきらもっきらどおんどん

 

もう終わりにしよう。

 

もう誘拐なんてしない

 

もしもし、運命の人ですか

 

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

 

やわらかなレタス

 

ラプラスの魔女

 

ルドルフとイッパイアッテナ

 

レディ・ジョーカー

 

レプリカキット

 

ロマンティックあげない

 

ろまん灯籠

 

わたくし率 イン 歯ー、または世界

 

わたしが・棄てた・女

 

わたしは虚夢を月に聴く

 

哀愁の町に霧が降るのだ

 

愛がなんだ

 

愛なんてセックスの書き間違い

 

悪魔に食われろ青尾蝿

 

悪魔の手毬唄

 

暗闇の中で子供

 

暗黒女子

 

陰獣

 

陰日向に咲く

 

陰陽師

 

雨の日のネコはとことん眠い

 

雨やどりはすべり台の下で

 

永い言い訳

 

永遠の0

 

奥の奥の森の奥に、いる

 

横道世之介

 

屋上のテロリスト

 

屋上ミサイル

 

何もかも憂鬱な夜に

 

夏と冬の奏鳴曲

 

夏へのトンネル、さよならの出口

 

夏草の賦

 

暇なんかないわ 大切なことを考えるのに忙しくて

 

火星の人

 

花の鎖

 

花の魔法 白のドラゴン

 

花物語

 

過ぎ行く風はみどり色

 

我もまたアルカディアにあり

 

怪人二十面相

 

怪物はささやく

 

海がきこえる

 

海の鳥・空の魚

 

海神別荘

 

海底二万海里

 

甘栗と金貨とエルム

 

丸の内魔法少女ミラクリーナ

 

玩具修理者

 

眼球奇譚

 

顔のない天才

 

奇跡も語る者がいなければ

 

機巧のイヴ

 

帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。

 

偽恋愛小説家

 

朽ちていった命―被曝治療83日間の記録―

 

求愛瞳孔反射

 

去年の冬、君と別れ

 

去年を待ちながら

 

漁港の肉子ちゃん

 

凶器は壊れた黒の叫び

 

恐るべき子供たち

 

狂骨の夢

 

鏡の中は日曜日

 

響きと怒り

 

金色の獣、彼方に向かう

 

銀の匙

 

銀の檻を溶かして

 

銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件

 

九年目の魔法

 

虞美人草

 

空のあらゆる鳥を

 

空の食欲魔人

 

熊と踊れ

 

君がいない夜のごはん

 

君と夏が、鉄塔の上

 

君のためなら千回でも

 

君死にたもう流星群

 

血みどろ臓物ハイスクール

 

月の砂漠をさばさばと

 

月の上の観覧車

 

月の部屋で会いましょう

 

月の裏側

 

月蝕機関説

 

月夜にひろった氷

 

月夜のでんしんばしら

 

月曜日の水玉模様

 

剣客商売

 

嫌われ松子の一生

 

犬が星見た

 

献灯使

 

鍵盤を駆ける手

 

幻の女

 

幻惑の死と使途

 

孤独な散歩者の夢想

 

狐と踊れ

 

虎よ、虎よ!

 

後藤さんのこと

 

光の帝国

 

幸せではないが、もういい

 

鋼鉄都市

 

高慢と偏見

 

今日は死ぬのにもってこいの日

 

紺碧の果てを見よ

 

魂の駆動体

 

最後の瞬間のすごく大きな変化

 

在りし日の歌

 

罪と罰を読まない

 

桜の実の熟する時

 

殺人出産

 

算盤が恋を語る話

 

残るは食欲

 

残酷な神が支配する

 

四月は君の嘘

 

姉飼

 

子供たちは夜の住人

 

子午線の祀り

 

思い出のとき修理します

 

指輪物語

 

死なない生徒殺人事件

 

死者のための音楽

 

死亡フラグが立ちました

 

私の頭が正常であったなら

 

私はあなたの瞳の林檎

 

私は私

 

紫色のクオリア

 

時の娘

 

時計を忘れて森へいこう

 

鹿男あをによし

 

失楽園

 

失踪HOLIDAY

 

車井戸はなぜ軋る

 

朱色の研究

 

就眠儀式

 

終点のあの子

 

重力と恩寵

 

宿命の交わる城

 

春のオルガン

 

春の嵐

 

瞬きよりも速く

 

諸葛亮証明

 

少し変わった子あります

 

消失グラデーション

 

硝子のハンマー

 

笑う月

 

上と外

 

植物図鑑

 

色彩の息子

 

心とろかすような

 

心臓を貫かれて

 

新宿鮫

 

真珠郎

 

真夜中の相棒

 

神はサイコロを振らない

 

神去なあなあ日常

 

神菜、頭をよくしてあげよう

 

神狩り

 

人間をお休みしてヤギになってみた結果

 

人魚の嘆き

 

人魚は空に還る

 

図書館ドラゴンは火を吹かない

 

推定少女

 

推定無罪

 

水が氷になるとき

 

水晶内制度

 

水晶万年筆

 

水仙月の四日

 

水曜日の南階段はきれい

 

数学ガール

 

世界のすべての七月

 

世界の終わり、あるいは始まり

 

星の海に魂の帆をかけた女

 

星へ行く船

 

星へ落ちる

 

星々の悲しみ

 

西部戦線異常なし

 

青が散る

 

青の時代

 

青の数学

 

青空百景

 

青春デンデケデケデケ

 

青野くんに触りたいから死にたい

 

惜しみなく愛は奪ふ

 

昔、火星のあった場所

 

赤×ピンク

 

赤と黒

 

雪と珊瑚と

 

雪には雪のなりたい白さがある

 

雪のひとひら

 

雪の断章

 

雪花草子

 

絶叫委員会

 

絶対安全剃刀

 

千年ジュリエット

 

潜水服は蝶の夢を見る

 

喪神の碑

 

喪服のランデブー

 

窓から逃げた100歳老人

 

草迷宮

 

蒼ざめた馬

 

存在の美しい哀しみ

 

村田エフェンディ滞土録

 

堕天使拷問刑

 

退出ゲーム

 

大工よ、屋根の梁を高く上げよ

 

大事なことほど小声でささやく

 

大衆の反逆

 

大人は泣かないと思っていた

 

誰かが手を、握っているような気がしてならない

 

探偵が早すぎる

 

地球はプレーン・ヨーグルト

 

地球儀のスライス

 

地獄とは神の不在なり

 

地雷を踏んだらサヨウナラ

 

朝日のようにさわやかに

 

町でいちばんの美女

 

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち

 

沈まぬ太陽

 

沈黙

 

溺レる

 

鉄鼠の檻

 

天空の蜂

 

天国でまた会おう

 

天国はまだ遠く

 

天帝妖狐

 

点と線

 

兎の眼

 

吐息雪色

 

倒れるときは前のめり

 

凍りついた香り

 

東の果て、夜へ

 

豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件

 

逃亡くそたわけ

 

道化師の蝶

 

南の子供が夜いくところ

 

二百回忌

 

日本沈没

 

妊娠カレンダー

 

猫背の王子

 

脳の中の幽霊

 

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

 

波打ち際の蛍

 

馬上少年過ぐ

 

廃墟建築士

 

白い巨塔

 

白雪姫には死んでもらう

 

白昼堂々

 

白鳥異伝

 

白暮のクロニクル

 

白夜を旅する人々

 

箱の中の海

 

箱舟はいっぱい

 

八雲が殺した

 

八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

 

八月六日上々天氣

 

八十日間世界一周

 

鳩のなかの猫

 

鳩の栖

 

彼女は一人で歩くのか?

 

悲しき熱帯

 

皮膚の下の頭蓋骨

 

緋文字

 

非現実の王国で

 

美徳のよろめき

 

病める薔薇

 

不思議の国のアリス

 

夫婦善哉

 

腐りゆく天使

 

芙蓉千里

 

舞姫

 

葡萄が目にしみる

 

風に恋う

 

風の中のマリア

 

風よ、万里を翔けよ

 

文芸的な、余りに文芸的な

 

文字禍

 

平成3年5月2日、後天性免疫不全症候群にて急逝された明寺伸彦博士、並びに、

 

僕だけがいない街

 

僕の小規模な自殺

 

僕は長い昼と長い夜を過ごす

 

僕は天使の羽を踏まない

 

僕は問題ありません

 

奔馬

 

本と鍵の季節

 

魔女の隠れ里

 

魔法使いのハーブティー

 

未来視たち

 

眠れる美女

 

夢から覚めたあの子とはきっとうまく喋れない

 

夢の遠近法

 

無貌の神

 

名もなき毒

 

妄想銀行

 

木曜組曲

 

目羅博士の不思議な犯罪

 

夜のかくれんぼ

 

夜の国のクーパー

 

夜空の呪いに色はない

 

約束された移動

 

予想どおりに不合理

 

余白の愛

 

余命10年

 

幼女戦記

 

妖精配給会社

 

羊をめぐる冒険

 

羅生門

 

卵をめぐる祖父の戦争

 

恋人たちはせーので光る

 

恋恋蓮歩の演習

 

朗読者

 

和菓子のアン

 

話を聞かない男、地図が読めない女

 

歪み真珠

 

鷲は舞い降りた

 

 

啼かない鳥は空に溺れる

 

嘔吐

 

恍惚の人

 

掟上今日子の備忘録

 

櫻子さんの足下には死体が埋まっている

 

眩暈祈禱書

 

臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ

 

薔薇のマリア

 

蠅の王

 

黎明に叛くもの

 

猫に未来はない

 

猫泥棒と木曜日のキッチン

 

 

~~55位ここまで~~

 

 

いやー、最高タイトル多すぎでしょ。

まあそれだけ、優れたタイトルが生み出される土壌があるってことで、言い換えると、タイトルフェチの多様化が進んでいるということだ。

だってさ、名作かもしれんけど『嘔吐』のどこが最高タイトルなんだよって。凄いよね、他人の性癖って。 

 

 

54位

 

まだまだ先は長いのでどんどん行こう。

続いては4票を獲得した第54位である。

 

こちらも大量の240作品である。ご覧あれ。

 

 

~~54位ここから~~

 

 

100万回生きたねこ

 

1Q84

 

1ミリの後悔もない、はずがない

 

6時間後に君は死ぬ

 

9マイルは遠すぎる

 

All you need is kill

 

Yの悲劇

 

アイスクリン強し

 

あなたはここで、息ができるの?

 

あまたの星、宝冠のごとく

 

あまりにも騒がしい孤独

 

あるいは牡蛎でいっぱいの海

 

あるいは修羅の十億年

 

いちばんここに似合う人

 

いつか記憶からこぼれおちるとしても

 

いま、会いにゆきます

 

ヴィオレッタの尖骨

 

オイディプスの刃

 

おぞましい二人

 

おやすみラフマニノフ

 

かいじゅうたちのいるところ

 

カンヴァスの柩

 

きけ わだつみのこえ

 

きのうの影踏み

 

きみのためのバラ

 

きみの言い訳は最高の芸術

 

きみを守るためにぼくは夢をみる

 

くたばれPTA

 

くちづけでは長く、愛には短すぎて

 

ここがウィネトカなら、きみはジュディ

 

ここに死体を捨てないでください!

 

この春、とうに死んでるあなたを探して

 

この世の春

 

これが私の優しさです

 

これはペンです

 

こんな夜更けにバナナかよ

 

されど私の可愛い檸檬

 

しゃべれども しゃべれども

 

シンセミア

 

スウィングしなけりゃ意味がない

 

ゼロの焦点

 

そういうふうにできている

 

そして、バトンは渡された

 

そして、君のいない九月がくる

 

そしてカバたちはタンクで茹で死に

 

ソロモンの偽証

 

そんな目で見てくれ

 

たやすみなさい

 

タラチネ・ドリーム・マイン

 

チグリスとユーフラテス

 

ちょっと今から仕事やめてくる

 

デュラララ

 

テレヴィジョン・シティ

 

どうか天国に届きませんように

 

どこから行っても遠い町

 

となり町戦争

 

トリツカレ男

 

ナイルに死す

 

なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

 

なんて素敵にジャパネスク

 

にょっ記

 

ばいばい、アース

 

バイバイ、ブラックバード

 

バレエ・メカニック

 

ひかりの素足

 

ひざまずいて足をお舐め

 

ヒト夜の永い夢

 

ぼぎわんが、来る

 

ボクたちはみんな大人になれなかった

 

ぼくの死体をよろしくたのむ

 

ほとんど無害

 

マラケシュ心中

 

マリオネットの罠

 

みだれ髪

 

ミッキーマウスの憂鬱

 

ムーン・パレス

 

やがて君になる

 

やめるときも、すこやかなるときも

 

ユージニア

 

ようこそ地球さん

 

レインツリーの国

 

レナード現象には理由がある

 

わが手に拳銃を

 

わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

 

愛について語るときに我々の語ること

 

愛をひっかけるための釘

 

或阿呆の一生

 

暗黒童話

 

一握の砂

 

営繕かるかや怪異譚

 

遠い声 遠い部屋

 

遠い朝の本たち

 

往きてまた還らず

 

黄金の丘で君と転げまわりたいのだ

 

沖で待つ

 

音もなく少女は

 

何かが道をやってくる

 

何を見ても何かを思い出す

 

夏のレプリカ

 

火星年代記

 

花夜叉殺し

 

過ぎ去りし王国の城

 

蚊がいる

 

我らが隣人の犯罪

 

解夏

 

回転木馬のデッド・ヒート

 

階段途中のビッグ・ノイズ

 

楽園のカンヴァス

 

楽園の魔女たち

 

完璧な涙

 

希望の国のエクソダス

 

祈りの幕が下りる時

 

輝ける闇

 

許されようとは思いません

 

競売ナンバー49の叫び

 

暁はただ銀色

 

金枝篇

 

金米糖の降るところ

 

銀河英雄伝説

 

九月が永遠に続けば

 

苦海浄土

 

空想オルガン

 

君たちはどう生きるか

 

君に舞い降りる白

 

君はポラリス

 

兄と弟、あるいは書物と燃える石

 

血は立ったまま眠っている

 

月とコーヒー

 

月に繭 地には果実

 

月の森に、カミよ眠れ

 

月の船でゆく

 

月は幽咽のデバイス

 

嫌われる勇気

 

犬狼都市

 

孤島の鬼

 

孤独か、それに等しいもの

 

孤独の発明

 

鼓笛隊の襲来

 

光ってみえるもの、あれは

 

洪水は わが魂に及び

 

高い城の男

 

黒と茶の幻想

 

獄門島

 

骨は珊瑚、眼は真珠

 

砂丘律

 

最果てアーケード

 

最後から二番目の真実

 

最後にして最初のアイドル

 

最後の医者は桜を見上げて君を想う

 

妻を帽子とまちがえた男

 

昨日星を探した言い訳

 

昨夜のカレー、明日のパン

 

三角形の第四辺

 

山月記

 

止まりだしたら走らない

 

死刑執行中脱獄進行中

 

時をかける少女

 

時給三〇〇円の死神

 

七月に流れる花

 

疾走する思春期のパラべラム

 

若者はみな悲しい

 

若草物語

 

手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)

 

樹上のゆりかご

 

終りし道の標べに

 

終わる世界のアルバム

 

十五少年漂流記

 

十二国記

 

重力の虹

 

女には向かない職業

 

少女架刑

 

象と耳鳴り

 

深夜プラス1

 

真珠夫人

 

真夜中のパン屋さん

 

真夜中は猫のはじまり

 

真夜中乙女戦争

 

神様のいない日曜日

 

神様のメモ帳

 

人間そっくり

 

人間に向いてない 

 

人間の手がまだ触れない

 

人形たちの白昼夢

 

図南の翼

 

水に似た感情

 

水に眠る

 

水曜の朝、午前三時

 

世界は密室でできている

 

世界は蜜でみたされる

 

世界音痴

 

星は、昴

 

星空の16進数

 

晴天の迷いクジラ

 

生きてるだけで、愛。

 

生物と無生物のあいだ

 

青のフェルマータ

 

赤い月、廃駅の上に

 

赤頭巾ちゃん気をつけて

 

切り裂きジャック・百年の孤独

 

戦争を演じた神々たち

 

選ばなかった冒険

 

走れメロス

 

太陽の黄金の林檎

 

地の果て 至上の時

 

地獄くらやみ花もなき

 

地獄の季節

 

朝日のような夕日をつれて

 

長靴をはいた猫

 

鳥の歌いまは絶え

 

沈黙博物館

 

敵は海賊 海賊版

 

天衣無縫

 

天国に涙はいらない

 

天国旅行

 

伝道の書に捧げる薔薇

 

東海道中膝栗毛

 

東亰異聞

 

盗まれた記憶の博物館

 

日々の泡

 

日々是好日

 

日本以外全部沈没

 

猫語の教科書

 

馬たちよ、それでも光は無垢で

 

白い犬とワルツを

 

白ゆき姫殺人事件

 

白痴

 

白兎が歌った蜃気楼

 

八月の路上に捨てる

 

犯人のいない殺人の夜

 

彼岸過迄

 

彼女はたぶん魔法を使う

 

彼女は存在しない

 

皮膚と心

 

百頭女

 

氷点

 

貧乏サヴァラン

 

不思議を売る男

 

復讐するは我にあり

 

返事はいらない

 

放課後の音符

 

豊饒の海

 

亡国のイージス

 

僕はかぐや姫

 

魔術はささやく

 

魔女たちは眠りを守る

 

魔性の子

 

魔法の色を知っているか?

 

魔法使いが落ちてきた夏

 

枕草子

 

満月珈琲店の星詠み

 

密室殺人ゲーム王手飛車取り

 

夢を与える

 

無花果とムーン

 

無伴奏ソナタ

 

明日も彼女は恋をする

 

綿の国星

 

木曜日にはココアを

 

夜の果てへの旅

 

螺子式少年(レプリカキット)

 

裸のランチ

 

乱暴と待機

 

利己的な遺伝子

 

竜が最後に帰る場所

 

旅をする木

 

恋に至る病

 

老いたる霊長類の星への賛歌

 

惑星カロン

 

嗤う伊右衛門

 

樅ノ木は残った

 

濹東綺譚

 

 

~~54位ここまで~~ 

 

さあ、54位までしか発表していないが、すでにこの記事で紹介するタイトルの半数が出てしまっている。きっと多くの方が「私の最高タイトル、こんなに順位低いのか…」と落胆していることだろう。

だがそれは違う。集計の関係上、省いていしまっているが、この他に1票と2票を獲得している作品たちがある。正確な数は正直わからないが、ざっと2000ぐらいは軽くある。それだけ今回皆さんから寄せられた「最高タイトル」は、票がバラけているのだ。

だからどうか落胆なんてせずに、この広い世界で、あなたの大好きな作品を大好きだと言っている人が、ほんの数人でもいることを喜んでほしい。

 

 

53位

 

私の余計なポエムみたいなのを挟んでしまったが、気にせずどんどん行こう。

続いては5票を獲得した第53位である。作品数はぐっと減って、132作品である。

 

 

~~53位ここから~~

 

 

2

 

HHhH

 

R62号の発明

 

RDG レッドデータガール

 

Rのつく月には気をつけよう

 

アイネ・クライネ・ナハトムジーク

 

あなたに似た人

 

あなたの呼吸が止まるまで

 

あの空は夏の中

 

ありきたりな狂気の物語

 

いま集合的無意識を

 

うれしい悲鳴をあげてくれ

 

おしまいの日

 

オツベルと笑う水曜日

 

オレンジだけが果物じゃない

 

カラスの親指

 

きらきらひかる

 

けものたちは故郷をめざす

 

こうして彼は屋上を燃やすことにした

 

ここは、おしまいの地

 

ここは退屈迎えに来て

 

こんなにも優しい、世界の終わりかた

 

ご冗談でしょう、ファインマンさん

 

さんかく窓の外側は夜

 

ジヴェルニーの食卓

 

ジェリーフィッシュは凍らない

 

ジョン・レノン対火星人

 

スキャナーに生きがいはない

 

センセイの鞄

 

その女、アレックス

 

その白さえ嘘だとしても

 

ダチョウは軽車両に該当します

 

たんぽぽのお酒

 

チーム・バチスタの栄光

 

とうに夜半を過ぎて

 

どちらかが彼女を殺した

 

なんとなく、クリスタル

 

バスカヴィル家の犬

 

はるかな空の東

 

パンク侍、斬られて候

 

フラッタ・リンツ・ライフ

 

ヘルマフロディテの体温

 

マチネの終わりに

 

まひるの月を追いかけて

 

リップヴァンウィンクルの花嫁

 

ロコ!思うままに

 

愛と幻想のファシズム

 

愛なき世界

 

悪魔の孤独と水銀糖の少女

 

絢爛たる屍

 

偉大なる、しゅららぼん

 

一瞬の風になれ

 

一人で歩いていった猫

 

雨月物語

 

雨更紗

 

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

 

嘘をもうひとつだけ

 

永遠の森 博物館惑星

 

永遠虹路

 

何者

 

果てしなき流れの果てに

 

花宵道中

 

華々しき鼻血

 

革命前夜

 

朽ちる散る落ちる

 

禁色

 

九十九十九

 

君はおりこう みんな知らないけど

 

月まで三キロ

 

月神の統べる森で

 

犬神家の一族

 

枯葉の寝床

 

五分後の世界

 

昨日は彼女も恋してた

 

殺竜事件

 

屍者の帝国

 

死して咲く花、実のある夢

 

私は存在が空気

 

紙の月

 

邪眼は月輪に飛ぶ

 

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

 

終末のフール

 

十月はたそがれの国

 

少女コレクション序説

 

少年は残酷な弓を射る

 

人間のように泣いたのか?

 

人間の顔は食べづらい

 

人類は衰退しました

 

世に棲む日日

 

世界の中心で、愛をさけぶ

 

生首に聞いてみろ

 

聖女の救済

 

青をこころに、一、二と数えよ

 

青空の卵

 

切りとれ、あの祈る手を

 

雪が白いとき、かつそのときに限り

 

絶対安全少年

 

双頭の悪魔

 

窓辺には夜の歌

 

蒼穹の昴

 

他人の顔

 

大きな鳥にさらわれないよう

 

探偵は、もう死んでいる

 

地下街の雨

 

追想五断章

 

豆の上で眠る

 

日曜の朝は出たくない

 

猫とともに去りぬ

 

燃えるスカートの少女

 

白鯨

 

彼女は頭が悪いから

 

飛ぶ教室

 

美しい星

 

武装音楽祭

 

風葬の教室

 

万延元年のフットボール

 

未必のマクベス

 

盲目的な恋と友情

 

夜が暗いとはかぎらない

 

夜と霧

 

夜は千の目を持つ

 

夜よりほかに聴くものもなし

 

夜市

 

優しくって少しばか

 

翼ある闇

 

流れる星は生きている

 

隣の町で死んだひと

 

冷血

 

老人と海

 

煌夜祭

 

贅沢貧乏

 

麒麟の翼

 

 

~~53位ここまで~~

 

『2』とか『HHhH』とか、「これって本当にタイトルか?」みたいなのが入ってて、なかなかバラエティ豊かである。

ちなみに『2』関しては、タイトルの素晴らしさどうこうよりも、このタイトルを許した出版社の姿勢を褒め称える傾向があった。私が求めていたのはそういうことではないのだけれど、人それぞれの最高があるってことで…。

 

 

 

 

 

こっちは装丁のインパクトが凄まじい。

 

 

 

 

52位 

 

さあ次は6票の52位。104作品である。

 

 

~~52位ここから~~

 

 

1984年

 

25時のバカンス

 

Φは壊れたね

 

あのころは フリードリヒがいた

 

アリアドネの弾丸

 

ウチら棺桶まで永遠のランウェイ

 

きみの世界に、青が鳴る

 

ゲイルズバーグの春を愛す

 

コインロッカー・ベイビーズ

 

これもすべて同じ一日

 

コンビニ人間

 

さようなら、いままで魚をありがとう

 

ジェネラル・ルージュの凱旋

 

すいかの匂い

 

スカイ・クロラ

 

すばらしい新世界

 

ゼロ時間へ

 

テロリストのパラソル

 

ナ・バ・テア None But Air

 

ニューロマンサー

 

ねじまき鳥クロニクル

 

ペンギンの憂鬱

 

ぼくはこうして大人になる

 

ぼくらは夜にしか会わなかった

 

やがて海へと届く

 

よろづ春夏冬中

 

ラメルノエリキサ

 

われはロボット

 

悪の華

 

悪徳の栄え

 

暗夜行路

 

一人の男が飛行機から飛び降りる

 

雨の降る日は学校に行かない

 

炎上する君

 

恩讐の彼方に

 

花は泡、そこにいたって会いたいよ

 

芽むしり仔撃ち

 

海の底

 

眼球譚

 

鬼平犯科帳

 

金を払うから素手で殴らせてくれないか?

 

九マイルは遠すぎる

 

駆け込み訴え

 

空が青いから白をえらんだのです

 

空の境界

 

空を見上げる古い歌を口ずさむ

 

空色勾玉

 

空飛ぶ広報室

 

偶然の音楽

 

犬は勘定に入れません

 

鍵のない夢を見る

 

喉の奥なら傷ついてもばれない

 

黒猫の三角(Delta in the Darkness)

 

黒猫の遊歩あるいは美学講義

 

魂のいちばんおいしいところ

 

沙門空海唐の国にて鬼と宴す

 

砂の女

 

最終兵器彼女

 

妻が椎茸だったころ

 

死んでしまう系のぼくらに

 

詩的私的ジャック

 

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。

 

持続可能な魂の利用

 

七回死んだ男

 

車輪の下

 

銃・病原菌・鉄

 

女王はかえらない

 

少女は卒業しない

 

少女外道

 

昭和元禄落語心中

 

真夏の夜の夢

 

真夜中の五分前

 

神様が殺してくれる

 

神様のケーキを頬ばるまで

 

世界の合言葉は森

 

聖なる怠け者の冒険

 

青くて痛くて脆い

 

青の炎

 

赤い蝋燭と人魚

 

大きな熊が来る前に、おやすみ。

 

朝びらき丸 東の海へ

 

長いお別れ

 

天人五衰

 

都会のトム&ソーヤ

 

冬の夜ひとりの旅人が

 

透明な夜の香り

 

頭のうちどころが悪かった熊の話

 

猫の地球儀

 

半分の月がのぼる空

 

彼女がその名を知らない鳥たち

 

飛ぶ夢をしばらく見ない

 

微笑みながら消えていく

 

不良少年とキリスト

 

夫のちんぽが入らない

 

変身

 

迷宮百年の睡魔

 

夜行観覧車

 

優しい死神の飼い方

 

有限と微小のパン

 

理由あって冬に出る

 

冷たい方程式

 

恋文の技術

 

狼と香辛料

 

翔ぶが如く

 

 

 

~~52位ここまで~~

 

ここまでの印象だと、作品数の多さも影響してるだろうけど、森博嗣の強さがけっこう目立っているように思う。もちろん私が森博嗣好きだからそう見える可能性は否定しない。したいけど。

でも集計した私だからこそ分かるけど、やっぱりこの「最高タイトル」の分野では、得意とする作家とそうではない作家がいるのは間違いない。この傾向は、もっと上位に行くとさらに顕著になるから楽しみにしておいてほしい。

売れる作品であることと、最高のタイトルであることは別だし、内容の面白さやジャンルなども関係ないことが分かってくる。

 

 

51位 

 

次は7票を獲得した51位。74作品である。

 

 

~~51位ここから~~

 

 

 

あゝ無情

 

あとは野となれ大和撫子

 

カキフライが無いなら来なかった

 

からくりからくさ

 

このページを読む者に永遠の呪いあれ

 

さいはての彼女

 

ジョゼと虎と魚たち

 

すべての見えない光

 

それから

 

とある飛空士への追憶

 

パン屋再襲撃

 

ブエノスアイレス午前零時

 

ブギーポップは笑わない

 

ブラフマンの埋葬

 

ベルリンは晴れているか

 

まさかジープで来るとは

 

よるのばけもの

 

愛の縫い目はここ

 

悪の教典

 

宇宙百科活劇(ペンシルロケット・オペラ)

 

雨はコーラがのめない

 

黄金を抱いて翔べ

 

黄色い目をした猫の幸せ

 

夏至南風

 

歌う船

 

楽園とは探偵の不在なり

 

貴婦人Aの蘇生

 

輝くもの天より堕ち

 

魚たちの離宮

 

鏡のなかの鏡

 

桐島、部活やめるってよ

 

金曜日の砂糖ちゃん

 

空の中

 

君の名前で僕を呼んで

 

君よ憤怒の河を渉れ

 

君を愛したひとりの僕へ

 

黒後家蜘蛛の会

 

今はもうない (switch back)

 

砂の器

 

三日月少年漂流記

 

四月になれば彼女は

 

私は海をだきしめてゐたい

 

耳猫風信社

 

終戦のローレライ

 

十代に共感する奴はみんな嘘つき

 

図書館の魔女

 

西の善き魔女

 

赤朽葉家の伝説

 

折りたたみ北京

 

千夜一夜物語

 

地獄変

 

朝が来るまでそばにいる

 

天使も踏むを恐れるところ

 

天然理科少年

 

道徳という名の少年

 

日の名残り

 

妃は船を沈める

 

風の歌を聴け

 

北北西に曇と往け

 

命売ります

 

猛スピードで母は

 

夜が運ばれてくるまでに

 

夜明けの縁をさ迷う人々

 

優雅な生活が最高の復讐である

 

優雅に叱責する自転車

 

有頂天家族

 

葉桜と魔笛

 

雷の季節の終わりに

 

嵐が丘

 

流浪の月

 

龍は眠る

 

隣り合わせの灰と青春

 

匣の中の失楽

 

檸檬

 

 

~~51位ここまで~~ 

 

それにしても、タイトルだけで萌えるこの感覚は一体何なのだろうか。極上のタイトルに触れると湧き上がる興奮。「ただのねじ曲がった性癖だろ」と言われればそれでオシマイだし、私は新たなスタートを切ってしまうのだが、それだけで終わらせるのはなんとも勿体ない気がする。

思うに、タイトルが触媒となって生み出されるイメージや、感覚。ここに人が快感を得るポイントがあるのだろう。人というのは、自分の都合の良いように考える生き物である。タイトルに触れたその人にとって都合の良い“なにか”が想起されるのだろうか。

うーん、不思議である。

 

 

50位

 

私のいらん考察なんて誰もいらんと自覚したところで、次は8票を獲得した50位である。数は56作品。かなり絞られてきている印象である。行ってみよう。

 

 

~~50位ここから~~ 

 

 

 

あなたの魂に安らぎあれ

 

いたいのいたいの、とんでゆけ

 

ウは宇宙船のウ

 

エナメルを塗った魂の比重

 

さあ、気ちがいになりなさい

 

さよなら妖精

 

しゃばけ

 

その姿の消し方

 

チョコレート・アンダーグラウンド

 

ぼっけえ、きょうてえ

 

ミミズクと夜の王

 

モナリザ・オーヴァドライヴ

 

レモンケーキの独特なさびしさ

 

異邦の騎士

 

遠まわりする雛

 

化物語

 

完全なる首長竜の日

 

完璧な病室

 

金色夜叉

 

月下の一群

 

今日は誰にも愛されたかった

 

坂の上の雲

 

三千世界の鴉を殺し

 

死にがいを求めて生きているの

 

鹿の王

 

蛇にピアス

 

秋の牢獄

 

初恋ソムリエ

 

娼年

 

心地よく秘密めいた場所

 

人魚の眠る家

 

図書室の海

 

数奇にして模型

 

星に願いを、月に祈りを

 

精霊の守り人

 

折れた竜骨

 

千年の愉楽

 

線は、僕を描く

 

天体議会

 

天体嗜好症

 

緋色の研究

 

不道徳教育講座

 

風と共に去りぬ

 

風に舞い上がるビニールシート

 

風の十二方位

 

抱擁、あるいはライスには塩を

 

未来のイヴ

 

名探偵に薔薇を

 

命の後で咲いた花

 

郵便配達は二度ベルを鳴らす

 

絡新婦の理

 

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

 

恋する寄生虫

 

仄暗い水の底から

 

綺羅星波止場

 

薔薇密室

 

 

~~50位ここまで~~ 

 

タイトルの強さで言うと、小説よりも詩集の方が目立っているように感じる。

思うに小説の場合は「作品のテーマ」という縛りによって、表現が抑えられてしまう部分があるが、詩集の場合は本当に自由で、好きなだけセンスを振りかざして暴力的なまでに最強のタイトルを付けられる。

今回は集計に含めていないのだが、教えていただいたものの中には、戯曲のタイトルなんかもあって、そちらも信じられないぐらいセンスの良いものがあった。あれもタイトルを付ける際の自由さによるものだと想像している。

 

 

49位

 

まだまだ続きます。9票を獲得した49位は47作品。

行ってみよう。

 

 

~~49位ここから~~

 

 

あなたの人生の物語

 

あのひとは蜘蛛を潰せない

 

ある日、爆弾が落ちてきて

 

くらやみの速さはどれくらい

 

こころ

 

しあわせは子猫のかたち

 

ステップファザー・ステップ

 

トムは真夜中の庭で

 

バッタを倒しにアフリカへ

 

ふたりの距離の概算

 

プラネタリウムのふたご

 

ブランコ乗りのサン=テグジュペリ

 

ペンギン・ハイウェイ

 

ぼくらの七日間戦争

 

メアリー・スーを殺して

 

よだかの星

 

ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

 

嘘つきアーニャの真っ赤な真実

 

汚れつちまった悲しみに……

 

夏の葬列

 

夏の名残りの薔薇

 

歌おう、感電するほどの喜びを!

 

銀の檻を溶かして

 

君は永遠にそいつらより若い

 

口笛の上手な白雪姫

 

死後の恋

 

銃とチョコレート

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

深夜特急

 

真夏の方程式

 

神様のカルテ

 

神様のボート

 

星がひとつほしいとの祈り

 

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

沈黙の春

 

天地明察

 

倒立する塔の殺人

 

白い薔薇の淵まで

 

白夜行

 

八本脚の蝶

 

不連続殺人事件

 

風よ。龍に届いているか

 

崩れる脳を抱きしめて

 

僕は君を殺せない

 

本にだって雄と雌があります

 

来世は他人がいい

 

流れ星が消えないうちに

 

 

~~49位ここまで~~

 

以前書いた記事では、ネットで人気の作品はぶっちぎりで夏目漱石の『こころ』だったのだが、さすがにタイトル縛りにすると、49位と苦戦した。しかし、ただの単語でこれだけの票数を獲得してしまったのは、やはり作品の持つ地力によるものだろう。

 

 

48位

 

10票を獲得した48位は、29作品。だんだんみんなの好みが収斂されてきていて、大変よろしい。 

 

 

~~48位ここから~~

 

 

この夏のこともどうせ忘れる

 

さよならドビュッシー

 

たゆたえども沈まず

 

バナナ剥きには最適の日々

 

パノラマ島綺譚

 

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 

悪魔のいる天国

 

宇宙のみなしご

 

仮面の告白

 

骸骨を乞う

 

完全犯罪に猫は何匹必要か?

 

光あるうち光の中を歩め

 

鉱石倶楽部

 

国境の南、太陽の西

 

罪と罰

 

思いわずらうことなく愉しく生きよ

 

私が語りはじめた彼は

 

私が大好きな小説家を殺すまで

 

首折り男のための協奏曲

 

春の雪

 

春は馬車に乗って

 

女王の百年密室

 

善悪の彼岸

 

知らない映画のサントラを聴く

 

箱男

 

本日は、お日柄もよく

 

夜よ鼠たちのために

 

予告された殺人の記録

 

琥珀のまたたき

 

 

~~48位ここまで~~

 

ここから2桁得票になるのだが、さすがにそれだけの支持を得るだけあって、どれも「わかります…とてもわかります…」というような作品が増えてくる。少なくとも『2』みたいなのはない。あ、『箱男』は同系列…かな…?

 

 

47位

 

47位は25作品。 

 

~~47位ここから~~

 

 

13ヵ月と13週と13日と満月の夜

 

オーデュボンの祈り

 

クドリャフカの順番

 

コーヒーが冷めないうちに

 

この闇と光

 

スプートニクの恋人

 

チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

また、同じ夢を見ていた

 

ヰタ・セクスアリス

 

愚者のエンドロール

 

酸素は鏡に映らない

 

残り全部バケーション

 

死ねばいいのに

 

失われた時を求めて

 

斜陽

 

宵山万華鏡

 

神の子どもたちはみな踊る

 

水やりはいつも深夜だけど

 

秘密の花園

 

氷菓

 

僕が愛したすべての君へ

 

木洩れ日に泳ぐ魚

 

夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった

 

六月の夜と昼のあわいに

 

 

~~47位ここまで~~ 

 

ランキングでいうとまだまだ下位だが、この辺りですでに私の中では、上位の作品と同じぐらい輝きを放っている作品が多く入っているように感じる。

『水やりはいつも深夜だけど』とか『六月の夜と昼のあわいに』とか、素晴らしすぎん?いや、全部それぞれにいいんだけどね。フェチをぐりぐり刺激されて、めっちゃテンション上がってきた。

 

 

46位

 

12票を獲得した46位は、28作品。

行ってみよう。

 

 

~~ここから~~

 

 

アリス殺し

 

きみにしか聞こえない

 

そうか、もう君はいないのか

 

ベロニカは死ぬことにした

 

ままならないから私とあなた

 

ロミオとロミオは永遠に

 

押絵と旅する男

 

夏の終わりに君が死ねば完璧だったから

 

家守綺譚

 

甘い蜜の部屋

 

銀河ヒッチハイク・ガイド

 

姑獲鳥の夏

 

今宵、銀河を杯にして

 

砕け散るところを見せてあげる

 

私の男

 

蛇行する川のほとり

 

人質の朗読会

 

星か獣になる季節

 

戦争は女の顔をしていない

 

戦闘妖精雪風

 

蝶々の纏足

 

謎解きはディナーのあとで

 

燃えよ剣

 

密やかな結晶

 

名前探しの放課後

 

夜の写本師

 

夜間飛行

 

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

 

 

~~ここまで~~ 

 

本当に素晴らしいタイトルばかりなんだけど、『今宵、銀河を杯にして』のセンスっぷりに圧倒される。どんな発想力持ってたら、こんなイカれたタイトル思いつくんだろ。

あと、全然好きじゃなかった『謎解きはディナーのあとで』の意味が「朝飯前」だと教えていただいて、東川篤哉をこっそり見直しました。いろんな人の意見を聞くのは、大事。

 

 

45位

 

続いては13票を獲得した45位。31作品である。

 

~~ここから~~

 

 

アラビアの夜の種族

 

ウエハースの椅子

 

これは王国のかぎ

 

さみしさの周波数

 

すみれの花の砂糖づけ

 

ツァラトゥストラはかく語りき

 

つめたいよるに

 

ティファニーで朝食を

 

バナナフィッシュにうってつけの日

 

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

 

むかし僕が死んだ家

 

塩の街

 

汚れた赤を恋と呼ぶんだ

 

寡黙な死骸 みだらな弔い

 

火星に住むつもりかい?

 

月の影 影の海

 

月魚

 

三日間の幸福

 

残穢

 

失はれる物語

 

春期限定いちごタルト事件

 

新世界より

 

西瓜糖の日々

 

堕落論

 

地球の長い午後

 

病院坂の首縊りの家 

 

不時着する流星たち

 

夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

 

羊と鋼の森

 

頼むから静かにしてくれ

 

落下する夕方

 

 

~~ここまで~~ 

 

またしても森博嗣の話になって恐縮なのだが、邦タイトルと英タイトルの韻を揃える芸当に萌える人が多かったようである。当然ながら私もその一員である。でもここでランクインしている『夢・出会い・魔性 You May Die in My Show』は、タイトルだけで中身はそんなんでもない。タイトルは愛してる。

あと、このランキングだと若干趣旨がズレるんだけど、『羊と鋼の森』みたいに、「なんじゃこのタイトル」と思わせつつ、作品を読むと「センス良すぎ!」となるタイトルも最高ですよね。

 

 

44位

 

さてここからは、作品数がかなり絞られてきているので、各タイトルをより深く味わっていただくため、間隔を広めに表示したい。

本当は最初っからそうしたかったんだけど、スマホで見ている方を想像すると、だいぶ面倒な記事になってしまうので、泣く泣く断念した。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

 

闇の左手

 

 

 

 

 

 

烏に単は似合わない

 

 

 

 

 

 

海のある奈良に死す

 

 

 

 

 

 

玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ

 

 

 

 

 

 

春琴抄

 

 

 

 

 

 

書を捨てよ町へ出よう

 

 

 

 

 

 

夜の底は柔らかな幻

 

 

 

 

 

 

幼年期の終わり

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

いい…。とてもいい…。尊い。

 

 

43位

 

なんか書いてて思ったのだが、タイトルの素晴らしさに対して、私のコメントの稚拙さがノイズみたいに感じてきたので、ここからはタイトル情報だけにできる限り絞って行きたいと思う。

では15票獲得の43位である。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

かがみの孤城

 

 

 

 

 

 

プシュケの涙

 

 

 

 

 

 

ほんとうの花を見せにきた

 

 

 

 

 

 

やさしい竜の殺し方

 

 

 

 

 

 

屋根裏の散歩者

 

 

 

 

 

 

殺戮にいたる病

 

 

 

 

 

 

死に至る病

 

 

 

 

 

 

春になったら苺を摘みに

 

 

 

 

 

 

勝手にふるえてろ

 

 

 

 

 

 

人のセックスを笑うな

 

 

 

 

 

 

痴人の愛

 

 

 

 

 

 

僕の好きな人が、よく眠れますように

 

 

 

 

~~ここまで~~

 

「タイトル情報だけに絞っていきたい」と語ったそばから申し訳ないのだが、やっぱり黙っていられなかったので少しだけ。

『死に至る病』と『殺戮にいたる病』 が同票っていうね。やっぱりみんなのフェチを刺激するタイトルには、それなりの法則がありそうなのが分かる。似たようなタイトルだと、同じくらいの人数に刺さってるんだから。

あと、変態性スパイスの効かせ方ね。『屋根裏の散歩者』に代表されるように、変態性が見え隠れしてるようなタイトルは、人のフェチを貫く傾向があるっぽい。

 

 

42位

 

16票を獲得した42位は、7タイトル。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

悪魔が来りて笛を吹く

 

 

 

 

 

 

細雪

 

 

 

 

 

 

私たちが星座を盗んだ理由

 

 

 

 

 

 

少女には向かない職業

 

 

 

 

 

 

少女不十分

 

 

 

 

 

 

風が強く吹いている

 

 

 

 

 

 

蜜のあわれ

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

こうやって一覧にして眺めるとよく分かってもらえると思うけど、タイトルフェチでも棲息地が若干違うグループがいる。

私は『私たちが星座を盗んだ理由』 のような物語性がある程度見えるタイトルが好みなのだが、別グループでは『細雪』とか『春琴抄』みたいなのが愛されているようで、これは感度の違いなのか、ツボの位置が違うだけなのか。ただ単に谷崎潤一郎推しが多いだけなのか…。

 

 

41位

 

17票を獲得した41位は10作品。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

きみはポラリス

 

 

 

 

 

 

クビキリサイクル

 

 

 

 

 

 

海と毒薬

 

 

 

 

 

 

今夜、すべてのバーで

 

 

 

 

 

 

蹴りたい背中

 

 

 

 

 

 

獣の奏者

 

 

 

 

 

 

星の王子さま

 

 

 

 

 

 

誰がために鐘は鳴る

 

 

 

 

 

 

夜空はいつでも最高密度の青色だ

 

 

 

 

 

 

六番目の小夜子 

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

これはずっと思ってたことなんだけど、固有名詞の使い方って難しいなと。

ここでランクインしている『六番目の小夜子』のように、固有名詞が入っていると、想像力が及ばない感じがするというか、内輪話をされてるような感覚になる。『きみはポラリス』とかも同じ感じがする。

でもこうやって多得票しているので、私とはまったく違うポイントで刺さっている方がいるわけで、ぜひともその感覚を教えてほしいと思う。私も一緒に悶たい。

 

 

40位

 

18票を獲得した40位は12タイトル。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

クジラの彼

 

 

 

 

 

 

ずっとお城で暮らしてる

 

 

 

 

 

 

それからはスープのことばかり考えて暮らした

 

 

 

 

 

 

悪童日記

 

 

 

 

 

 

肩胛骨は翼のなごり

 

 

 

 

 

 

狐笛のかなた

 

 

 

 

 

 

重力ピエロ

 

 

 

 

 

 

人でなしの恋

 

 

 

 

 

 

世界から猫が消えたなら

 

 

 

 

 

 

天使の囀り

 

 

 

 

 

 

八日目の蝉

 

 

 

 

 

 

羊たちの沈黙

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

動物の名前をよく見かけるのだが、 やっぱり偏りがけっこうあって、中でもクジラは特に多かった。

なんだろうね、猫とか犬みたいな身近な動物だからこそ出る距離感もあるだろうけど、クジラぐらいの遠さの方が、フィクションとの相性がいいのかもしれない。

あと竜もめちゃめちゃ多かったけど、動物じゃないのでここでは割愛。

 

 

39位

 

19票を獲得した39位はたったの6作品。ここからは相当に高レベルな戦いが始まってくるから楽しみにしてくれ。もうすでに楽しんでると思うけど。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

愛はさだめ、さだめは死

 

 

 

 

 

 

午後の恐竜

 

 

 

 

 

 

上弦の月を喰べる獅子

 

 

 

 

 

凍りのくじら

 

 

 

 

 

 

百瀬、こっちを向いて。

 

 

 

 

 

 

冷静と情熱のあいだ

 

 

 

 

~~ここまで~~

 

うわー、やばいやばいっ。好きすぎる。このラインナップ全部好き。正直、結婚してほしい。嘘でもいいから付き合ってほしい。夢枕獏の『上弦の月を喰べる獅子』とかなんなの? 最高すぎるんだけど。っていうか夢枕獏ってペンネーム、落ち着いて見るとただのダジャレで、めっちゃダサいんだけど、作家としての実力がありすぎるせいで普通にカッコよく思えちゃうの、感性をねじ伏せられたようで、一生ついていきたい。

ちなみに完全に脱線話なんだけど、夢枕獏の仕事で同業者が騒然となっていたのが、これ。新型コロナの自粛期間中に、作家の方々が毎日短い文章を投稿してくれた企画なんだけど、夢枕獏だけ上位存在すぎてヤバい。意味が分からないんだけど、とりあえず凄いことだけは分かる。  

 

 

38位

 

20票を獲得した38位は5作品。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

されど罪人は竜と踊る

 

 

 

 

 

 

ふがいない僕は空を見た

 

 

 

 

 

 

ベルカ、吠えないのか?

 

 

 

 

 

 

ぼくは勉強ができない

 

 

 

 

 

 

夜のピクニック

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

はい、出ました竜。『されど罪人は竜と踊る』 は完全に未読なんだけど、これって絶対にライトノベルでしょ。私は30もとうに過ぎたオッサンだけど、心の中二が悶えてるもん。単純かもしれないけど、やっぱり竜は上がるよね。タイトルに竜を使って、面白くない作品なんて許されないだろうし。

 

 

37位

 

21票を獲得した37位は10作品。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

いまさら翼といわれても

 

 

 

 

 

 

オーダーメイド殺人クラブ

 

 

 

 

 

 

 

暗いところで待ち合わせ

 

 

 

 

 

 

黄昏の百合の骨

 

 

 

 

 

 

華氏451度

 

 

 

 

 

 

鏡は横にひび割れて

 

 

 

 

 

 

月に吠える

 

 

 

 

 

 

夜啼く鳥は夢を見た

 

 

 

 

 

 

陽気なギャングが地球を回す

 

 

 

 

 

 

薔薇の名前

 

 

 

 

 

~ここまで~ 

 

なるほど…これまた味わい深いラインナップで、素晴らしいの極みですな。

でも一応ツッコんでおくと、最高タイトルなんてその人の好き好きだから全然構わないんだけど、『オーダーメイド殺人クラブ』を見て、「最っ高…!」ってなっちゃう人たち、最高に変態でしょ。幸せそうでなによりです。 

 

 

36位

 

22票を獲得した36位は10作品。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

10月はたそがれの国

 

 

 

 

 

 

アーモンドチョコレートのワルツ

 

 

 

 

 

 

すべて真夜中の恋人たち

 

 

 

 

 

 

一千一秒物語

 

 

 

 

 

 

陰翳礼讃

 

 

 

 

 

 

残像に口紅を

 

 

 

 

 

 

死神の精度

 

 

 

 

 

 

世界の中心で愛を叫んだけもの

 

 

 

 

 

 

瓶詰地獄

 

 

 

 

 

 

流しのしたの骨

 

 

 

 

~~ここまで~~ 

 

いろんな作品でオマージュされてるけど、やっぱり『世界の中心で愛を叫んだけもの』の破壊力ったらね。完全にカンストしてますわ。

そういえば、この「#私が選ぶタイトルが最高の本」のタグがあまりにも最高すぎたので、職場の友人(読書に興味ない)にざっと見せてみたんだけど、全然反応が無くて、「え? この『流しのしたの骨』とかヤバくない?!」って焦りながら聞いてみたら、「いや、だからなにって感じなんだけど…」と言われてしまった。同じ人間の形をしてるのに、なんだこの違いは。 

 

 

35位

 

23票を獲得した35位は、わずか4作品。じっくり味わっていこう。

 

 

~~ここから~~

 

 

 

絵のない絵本

 

 

 

 

 

 

悲しみよこんにちは

 

 

 

 

 

 

蜜蜂と遠雷

 

 

 

 

 

 

 

葉桜の季節に君を想うということ

 

 

 

 

~~ここまで~~

 

歌野晶午の『葉桜~』に関しては、 「内容は好きじゃないけど、タイトルのセンスは素晴らしい」という意見をちらほら見かけたのだけど、まあ分かる。私は中身も大好きだけど。

あと『絵のない絵本』の作者が、あのアンデルセンっていうのがまたいい。 

 

 

34位

 

そろそろ作品数が洒落にならないぐらい絞られてきているので、雑音にならないためにも、本気で私のコメントは控えていこう。とりあえず、30位まで黙ります。

 

24票を獲得した34位はこちら。

 

~~~~ 

 

 

好き好き大好き超愛してる。

 

 

 

 

 

 

死にぞこないの青

 

 

 

 

 

 

図書館戦争

 

 

 

 

 

33位

 

33位は25票を獲得。

 

~~~~ 

 

 

吾輩は猫である

 

 

 

 

 

 

終わりなき夜に生まれつく

 

 

 

 

 

 

星を継ぐもの

 

 

 

 

 

 

魍魎の匣

 

 

 

 

 

32位

 

32位は26票を獲得。

 

~~~~

 

 

 

ドグラ・マグラ

 

 

 

 

 

煙か土か食い物

 

 

 

 

 

 

開かせていただき光栄です

 

 

 

 

 

 

虚無への供物

 

 

 

 

 

 

私の家では何も起こらない

 

 

 

 

 

31位

 

 31位は27票獲得。

 

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いなくなれ、群青

 

 

 

 

 

 

向日葵の咲かない夏

 

 

 

 

 

 

時計じかけのオレンジ

 

 

 

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どうも、お久しぶりです。3分ほど黙ってた者です。

実はまだランキングの半分の行っていないことにお気づきだろうか。私は今気づいて呆然としているところだ。本当にこの記事書きあげられるのか不安になってきた…。

それにしても、かなり意外だったのが夢野久作の『ドクラ・マグラ』。私はまだ10年ほど読み途中なんだけど、あんな忌み子が人気なんて…。しかもタイトルだけでも満足しちゃうような変態さんがこんなにいるんだから、「読書好き」っていう括りにどれだけ意味がないかよく分かりますね。

ああでも、『ドクラ・マグラ』にはもうそこまで興味は持てないんだけど、『ドクラ・マグラ』が大好きな人には興味津々です。私が敬愛する森博嗣も『ドグラ・マグラ』の熱烈なファンだったし。

 

 

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ではでは、ここからはベスト30に入る。

その前にこのベスト30の凄さについて、ちょっと説明させてもらおう。

 

まずベスト30にランクインした作品は、わずか54作品しかない。

今回の記事で紹介している、3票以上を獲得したのが全部で1375作品。

なので、上位4%の精鋭たちということになる。

 

さらに言うと、この記事で集計している総票数は10,831票である。

そのうちベスト30の作品だけで、なんと2594票を獲得している。

つまり、全体のほぼ1/4が上位4%に集中しているということなのだ。

 

これはもう間違いなく最強タイトルたちだし、世のタイトルフェチの皆様方の集合知と言って差し支えないラインナップだろう。

 

それでは、30位から21位までを、僭越ながら私のコメントと合わせて、紹介してこう。

「分かる分かる」と同意するも良し、「お前、全然分かってねーな」と否定するも良し。一緒に騒いでもらえると嬉しい。

 

では行ってみよう。

 

 

30位

 

28票獲得の30位は2タイトルがランクイン。

 

まずは1作目…

 

 

 

 

 

『アヒルと鴨のコインロッカー』

 

 

 

 

伊坂幸太郎作品にはけっこう「は? どういう意味?」みたいなタイトルがあるけれど、その中でも群を抜いてるのが、こちらの『アヒかも』だろう。

タイトルだけじゃなく、中身もスンバラシイので、ぜひ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きまして30位の2作品目は…

 

 

 

 

 

『月と六ペンス』

 

 

 

 

うーん、良すぎ。

壮大で幻想的な「月」というワードと、人の営みの象徴とも言える「お金」を合わせるだけで、こんなにも独特な気持ち良さが生まれるんだから不思議。

でもこれって、イギリスの方からしたらどんな感じなんだろう。だって『月と6円』だと全然カッコよくないもんね。それとも金額の問題か?『月と6億』とか?うーん、圧倒的な前澤感。

 

 

 

 

   

29位

 

続いて29票を獲得した29位はこちら…

 

 

 

 

『夏への扉』

 

 

 

夏ってワードがすでに強くて、いろんな物語の包容してる感じがするんだけど、そこへさらに「扉」だからね。素晴らしいタイトル。

あとどうでもいいだろうけど、作者の「ハインライン」がすでにカッコいい。銀英伝のラインハルトみたいで好き。

 

 

 

 

 

28位

 

30票を獲得した28位は、4作品。かなりバラエティに富んだ作品たちである。

 

 

まずは1作目…

 

 

 

 

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』

 

 

 

江國香織は完全に「#私が選ぶタイトルが最高の本」にドハマリしてる作家で、たぶんほとんどの著作がランクインしてるんじゃないだろうか。

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』って、なんだろう…この突き放したような冷たさと、ちょっと半笑いでたしなめるような愛嬌さ。未読なのでどんな話なのか全然存じ上げないのだが、独特の空気感は存分に伝わってくる。

 

 

 

 

続きまして、28位の2作品目は …

 

 

 

 

『天の光はすべて星』

 

 

 

これ、完璧でしょ。

落ち着いて考えると、「右足と左足を交互に動かすと歩ける」ぐらい当たり前のことなんだけど、なぜか美しく感じちゃう。夜空の色合いが途端にはっきりしだしちゃう。

いやー、参りました。

 

 

 

 

続いて3つ目は… 

 

 

 

 

『独白するユニバーサル横メルカトル』 

 

 

 

偉いっ!!

 

なんか思わず書いちゃったけど、平山夢明みたいな変態作家の作品が、ランキングもので頑張ってると、ついつい応援したくなっちゃうんだけど、なんなんだろうこの感覚。

地図分野に明るい人であれば馴染みある言葉なんだろうけど、無学の私は初めて「このミス」で『独白する~』のタイトルを目にしたとき、意味不明さに困惑してしまった。メルカトルなんて言葉、麻耶雄嵩からぐらいしか摂取したことがなかったもんで。

 

 

 

 

とっておきのキワモノに続いての4作品目は…

 

 

 

 

『猫を抱いて象と泳ぐ』

 

 

 

小川洋子のかなり強い印象。こちらも私は未読なのだが、タイトルから暖かさと、強さみたいなものを感じられる。冷静に状況を想像しちゃうとかなりファンタジーチックで荒唐無稽なんだけど、字面を見るとなんとも収まりがよくて不思議な面白さがある。

 

 

 

 

  

 

27位

 

31票を獲得した27位はまたしても4作品。どんどん行ってみよう。

 

 

まず1作目は…

 

 

 

 

『わたしを離さないで』

 

 

 

おぉー、なかなかシンプルに強いタイトルがランクインしましたな。

味わい深いというよりも、感情に強く訴えてくる、分かりやすいタイトルだと思う。

個人的には装丁のデザインセンスが素晴らしい作品だと思っております。

 

 

 

 

 

続きまして、27位の2作目は…

 

 

 

 

 

『子どもたちは夜と遊ぶ』

 

 

 

これはね…入るよね。入っちゃうよね、みんなのツボに。

集計していると、ある程度みんなにツボるタイトルの傾向が見えてくるんだけど、「夜」は結構強い。物語を想起させやすいワードなんだと思う。

で、さらに「子どもたちは」「遊ぶ」だからね。無邪気さの象徴に、幻想さをくっつけることで、情景が浮かぶよね。楽しげに走り回る子どもたちのシルエットが。

 

 

 

 

 

続いて27位の3作目は…

 

 

 

 

 

『春と修羅』

 

 

 

上の方でも書いたかもしれないけど、今回のランキングでは詩集の強さがかなり目立っている。短くて強い言葉を使わせたら、やっぱり詩人に分があるのかも。

それにしても「春」 と「修羅」だからね。どういうベクトルか分かんないけど、まるで逆の概念の言葉を同居させちゃうセンスね。脱帽。

 

 

 

 

 

 

 

ではでは…27位最後の作品になります…

 

 

 

 

 

『少女地獄』

 

 

 

ド変態。

 

はいはい、出ましたよ。分かりますか皆さん。『わたしを離さないで』からの『少女地獄』だからね。これが同票なんだから、もうタイトルフェチの世界、入り組みすぎ。迷子になりそう。ああ、堂廻り、目くらみ。

『ドグラ・マグラ』といい『少女地獄』といい、夢野久作の仕事は規格外にもほどがある。このご時世だったら、絶対に許されないだろうね。ゆるいがゆえに多様性を育めていた時代に感謝。

 

 

 

 

 

26位

 

32票を獲得した26位は3作品。

 

まず最初はこちら… 

 

 

 

 

『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』

 

 

 

日本が世界に誇る作家、村上春樹である。この唐突で突飛な世界観を提示してくる感じ、まさに村上春樹ワールドである。

ちなみに私は彼の作品の良さがまったく理解できなくて、新作が話題になるたびに、いつも悔しい思いをしている。 

 

 

 

 

 

2作品目はこちら…

 

 

 

 

 

『夢十夜』

 

 

 

幻想的な空気感を、たったの漢字三文字であらわしてしまうこの天才性ね。偉いよ、金之助。

全然知らなかったけど、「十夜」って仏教用語だったのか。 

 

 

 

 

続いて26位のラスト。 

 

 

 

 

 

『冷たい校舎の時は止まる』

 

 

 

またしても辻村深月。常連過ぎるでしょ。

この方、作風的にもそうだけど、届けたい層に深くぶっ刺してくるセンスを持ってる。校舎を冷たくして止めちゃう人なんて、日本で辻村深月しかいないでしょ。

 

 

 

 

 

25位

 

続いては、33票を獲得した25位。2作品になる。

 

まず1作目は… 

 

 

 

 

『ライ麦畑でつかまえて』

 

 

これは鉄板でしょ。みんなの大好物。小説界のから揚げ。

私は英語に全然強くないんだけど、さすがこれは名訳だって分かる。「キャッチャー」なら「捕獲者」的な意味になるんじゃないか? それを「つかまえて」にしちゃうんだから。(間違ってたらすいません。学がないものでして…)

そういえば、村上春樹訳版が発売されたときに、「どんなセンス良いタイトル付けてくるんだ?!」ってめっちゃワクワクしてたら、まさかのカタカナ表記にしただけっていう…。 

 

 

 

続きまして2作品目は…

 

 

 

 

 

『君の膵臓をたべたい』

 

 

 

彗星のごとく小説界に登場した住野よるの、バカ売れデビュー作である。

このタイトルのインパクトったらね。そりゃ出版社も書店もゴリ押しするわな。

発売当時の書店で、どこもかしこも「このタイトルの意味が分かったとき、あなたは涙する…!」みたいなコメントが踊りまくってたもんね。

ちょっとマニアックなところを語ると、「たべたい」は平仮名に開いているのに、「君」は開かないところに、作者のこだわりみたいなものを感じた。 

 

 

 


 

24位

 

34票を獲得した24位は5作品。

 

まずひとつめは…

 

 

 

 

『はてしない物語』

 

 

天才ミヒャエル・エンデの世界的ベストセラー『はてしない物語』である 。『ネバーエンディング・ストーリー』という名で実写映画化されており、幅広いジャンルで愛されている作品である。

物語というのは、始まりがあれば終わりがあるもの。その概念を超越したタイトルを冠したことが偉大。タイトルの壁をひとつ破壊したよね。

 

 

 

 

続いて24位の2作品目は… 

 

 

 

『永遠も半ばを過ぎて』

 

 

うん、良い。
中島らもの代表作と言えば、『今夜、すべてのバーで』だし、タイトルセンスも抜群だと思うのだが、ことタイトルの力だけに限定すると、圧倒的にこちらに軍配が上がる。
ちなみに似たタイトルで『永遠の1/2』という作品もあるのだが、同じような意味合いなのにこれだけ人気に差が出てしまうのは非常に面白い。
 

 

 

 

 

お次は3つ目… 

 

 

 


『少女七竈と七人の可愛そうな大人』

 

 

一個混じっている難しい漢字は「かまど」と読みます。まあそれでも未読の方からすれば意味不明なタイトルでしょうが…。まあ私のことなんですけど。
でも字面のインパクトは抜群で、桜庭一樹も「最高タイトル界」では有力者として知られていくことだろう。まだ出てない“あれ”も控えているし…。

 

 

 

 

 

続いて4作品目は… 

 

 

 


『第七官界彷徨』

 

 

幻の作家、尾崎翠の作品。。その独特で確立された作品世界は、死後もなお評価を高め続けている。
…と知ったような口ぶりで書いてみたけど、全然存じ上げておりませんでした。申し訳ない。
タイトルだけだと「…はい?」という感じだったんだけど、「第六感さえも超えた“第七官”」を扱った作品だと知ってから、抜群に輝きを放ち出した。なにその発想力。野田洋次郎の先駆けって感じ。

 


 

 

 

 

24位、ラストの作品は… 

 

 


『注文の多い料理店』

 

 

はい出ました。絶対正義、宮沢賢治のお出ましですよ皆さん。
幼い頃からこの物語に親しんできて、ビジュアルを完全に刷り込まれているので、もう今さらタイトルだけで評価することは、かなり困難。だけど知ってるからこそ、このタイトルの不気味さったらね…。

 


 

 

 

 
 

23位

 

35票を獲得した23位は2作品。

 

まずひとつめは…

 

 

 

『舟を編む』

 

 

あー…これも良いねぇ…。
舟っていう「目的地に向かうための手助けとなるもの」を、「編む」っていう丁寧さのハーモニーね。静謐で、だけどどこか暖かで、しかもこれが辞書編纂の話っていうんだから、本好きには完璧なタイトルです。


 

 

 

 

もうひとつは… 

 

 

 

『人間椅子』

 

 

うん、分かるよ。これに入れた人たち、紛うことなき変態です。誇り高く、気高くこれからも、世の中の変態ワードに反応しながら、強く生きてください。いち言葉フェチとして、あなた方を尊敬し、愛しております。

 

 

 

 

 

 

22位

 

36票を獲得した22位も2作品がランクイン。

 

まずひとつめ…

 

 

 

『四畳半神話大系』

 

 

これはちょっと意外かも。

私は生粋の森見登美彦ファンなんだけど、『四畳半~』のタイトルはそこまでハマっていなかった。もしかしたら、『四畳半~』を目にする前に、すでにデビュー作の『太陽の塔』で四畳半とファンタジーちっくな融合を目にしていたので、そこまで突飛なものに感じられなかったのかもしれない。
つくづく人の感性なんて、運とタイミングですよ。

 

 

 

 

 

ふたつめは…

 

 

 

『少年アリス』

 

 

いやー、長野まゆみ氏も強いねぇ。
普段目にしない単語の組み合わせをすると、強タイトルになる傾向はずっと感じてたんだけど、「少年」と「アリス」ですか。シンプルだけど、たったこれだけで神性みたいなのを生み出すちゃうセンスね。っていうか、さっきから何回「センス」って書いたか分からないぐらいセンスのオンパレードです。素晴らしさに私のセンスが追いつかない。幸せ。


 

 

 

 

 

21位

 

38票を獲得した21位はこちら…

 

 

 

『流れよ我が涙、と警官は言った』

 

 

もうこの集計を始める前から分かってたけど、ディックは強すぎでしょ。この人のせいでみんなタイトルフェチになってると思う。
ちなみに現在の装丁も素晴らしくて好きなんだけど、原作のおしゃれさも大好き。作者名が「PKD」だけの感じとか。「野暮なことはしねーよ」という出版社の粋が伝わる。
 

 

 

 

 

これが原作の装丁。

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さあこの怒涛のランキングも残すところあと20である。

タイトルフェチの皆様、楽しんでいただけているだろうか。私はつくづくこの企画をして良かったとホクホクしている。この時点ですでに、普通に暮らして出会えたであろう最高タイトルの一生分は余裕で超えていると思う。とっても贅沢な気分だ。

 

さっきも書いたけど、最高タイトルの美しさに対して、私の拙いコメントが雑音になってないか心配だ。ぜひともガヤみたいなもんだと思って広い心で受け入れてもらえると助かる。こんなマニアックなことを話せる機会なんてそうそうないから、楽しんでしまっているのだ。

 

では残りのベスト20を発表していくとしよう。


 

20位

 

39票を獲得した20位は3タイトルがランクイン。

 

まずひとつは…

 

 

 

『虐殺器官』

 

 

これも入るかー。さすが伊藤計劃。
虐殺「機関」ならまだ分かるんだけど、虐殺「器官」だからね。なにそれ。めっちゃ不穏。
未読の方には強烈で突拍子もないタイトルに感じるかもしれないけど、内容はちゃんとタイトル通り忠実なので、安心してください。

 


 

 

 

 

ふたつめは… 

 

 

 

『麦の海に沈む果実』

 

 

綺麗なんだけど、若干の不安が混ざっていて、さらに隠喩の空気を感じさせる。うーん、良い。
ありえない言葉を作り出しちゃうと、最高タイトルの空気がかなり出てくる。もっと言うと、我々一般人が想像できるギリギリの情景を描かれると、さらに良い。届くような、届かないような歯がゆさが魅力を引き立てるよね。

 

 

 

 

 

3つ目は…

 

 

 

『百年の孤独』

 

 

ノーベル文学賞受賞の天才にして異端の作家、ガルシア・マルケスの名作中の名作。これは絶対に間違いないやつ。
壮大さを感じさせて、想像が広がるイトルは、最高タイトルに選ばれやすいんだけど、『百年の孤独』はその典型的な作品。孤独、がさらに良い余韻を与えてくれます。
 

 

 


 

19位

 

続いては40票の大台に乗った第19位は…

 

 

 

『容疑者Xの献身』

 

 

おおー、まじか。

東野圭吾作品は最高タイトルにそこまで引っかかってなかったんだけど、さすがに直木賞受賞作は違うか。
悲劇だっていうのが伝わってくるタイトルで、やるせなさの匂いがしてくる。あの漆黒の装丁も作品の空気感と相まってて◎。


 

 

 

 


 

18位

 

続きまして、41票を獲得の18位は… 

 

 

 

『春にして君を離れ』

 

 

1月行ってしまう。2月は逃げてしまう。3月は去ってしまう。そして春は出会いの季節だっていうのに、逆に「君を離れ」っていうね。

悲しさと切なさと、それでいて美しさに溢れたタイトル。

クリスティはいい仕事しますなぁ。 

 

 

 

 

17位

 

43票を獲得の17位は4タイトルがランクイン。

 

まずひとつめは…

 

 

 

『号泣する準備はできていた』

 

 

はい、常連さん入りまーす。

江國香織の再登場である。なにこのタイトル。感情の爆発の象徴である「号泣」を使っておいて、「準備」って。しかも「できていた」って。なにその冷静さ。なのにタイトルを通して見たときの収まりの良さよ。


 

 

 

 

17位のふたつめは… 

 

 

 

『二十億光年の孤独』

 

 

百年の次は二十億光年。孤独、長くされすぎ問題。
こちらは日本を代表する詩人、谷川俊太郎のデビュー作である。
やっぱり詩の世界で戦ってる人は、言葉の強度が違うわ。言葉の使い方が短距離選手って感じ。


 

 

 

 

17位の3作品目は… 

 

 

 

『封印再度 who inside』

 

 

またしても森博嗣…!
邦タイトルと英タイトルの韻を揃えるパターンの第一作目なので、印象に残った人が多かったのかもしれない。
ちなみに森博嗣はプロットもトリックも一切考えずに作品を書き始めることで有名だが、唯一タイトルのみ、事前に考えるそうだ。そして秀逸なタイトルさえ見つけられれば、あとは「出力するのみ」だそうだ。なにその頭脳。欲しい。


 

 

 

 

17位のラストを飾るのは… 

 

 

 

『薬指の標本』

 

 

あえての薬指。しかも標本。怪しくも、幻想的なタイトルである。
5つある指の中でも、物語性という意味で言えば、やはり薬指が一番強いと思う。
シンプルだけど強いタイトルの場合は、作家のセンスが生み出す、組み合わせの妙が物を言うようだ。


 

 

 


 

16位 

 

続いては、44票を獲得した16位の作品は…

 

 

 

 

『儚い羊たちの祝宴』

 

 

これ大好物。
最高タイトルで人気の動物の話を、だいぶ上の方でしたけど、羊も結構人気だったりする。隠喩として使いやすい属性を持ち合わせているのだろう。あと可愛いし。
最高タイトルに負けない中身も大好物です。

 

 

 

 


 

15位

 

45票を獲得した15位は…

 

 

 

『存在の耐えられない軽さ』

 

 

うわー、狂おしいぐらい好き。耐えられないのはこっちです。
「軽さ」っていう言葉が、「存在」と「耐えられない」と組み合わせることで、全然軽くならない。むしろ逆に重い。
THE最高タイトルって感じ。

 


 

 


 

14位

 

続いて46票を獲得した14位は… 

 

 

 

『博士の愛した数式』

 

 

小川洋子、強し。
「博士」とか「数式」って、明らかに文系向きじゃないワードなんだけど、「愛した」を修飾することで、一気にまろやかになるというか、物語性が生まれるよね。
初代本屋大賞は伊達じゃないです。

 


 

 


 

13位

 

次は48票を獲得した13位は…

 

 

 

『アルジャーノンに花束を』

 

 

これも上の方で出した話題だけど、固有名詞の使いどころ問題。
固有名詞を使った方が、より作品に肉薄したタイトルになる。だけど、固有名詞を使ってしまうと、内輪感が出てしまい、初見の人に対して引きが弱くなると思う。
でもこの『アルジャーノンに花束を』は初見だろうが関係なしに、惹きつける力がある。
“固有名詞タイトル萌え”を生み出したのは、この作品だろう。

 


 

 

 

13位のふたつめは… 

 

 

 

『人間失格』

 

 

太宰治の最高傑作は惜しくもベスト10ならず…! でもこれだけシンプルなタイトルでこれだけの上位に食い込んだのは、さすがの一言。
もう見慣れちゃったからそこまで最初のインパクト忘れてるだけかもしれないけど、「人間」が「失格」って、とんでもないタイトルだよね。


 

 

 

13位のみっつめは…

 

 

 

『百億の昼と千億の夜』

 

 

美しいっすなぁ…。
未読なので存じ上げないのだが、なぜ昼と夜の数が違うのだろう。でもそんな疑問なんてどうでも良くなるぐらい、圧倒的に美を持ち合わせたタイトルだと思う。
「百億」とか「千億」とか小学生が使っちゃうような数字だけど、そこに「昼」と「夜」を足すだけで、こんなに情感溢れるタイトルになっちゃうんだから凄い。

 


 

 

 

12位 (55票)

 

55票を獲得した12位にランクインした作品は…

 

 

 

『すべてがFになる』

 

 

数々の作品がランクインした森博嗣だが、こちらの『F』がトップである。以前書いたこちらの記事でも森博嗣作品でトップだったから、単純に母数の問題かもしれない。
ミステリーの世界に理系を思いっきり持ち込んだ、独特の世界観が評価されたのだろう。

 


 

 


 

11位 (63票)

 

63票を獲得した11位はこちら…!

 

 

 

『桜の森の満開の下』

 

 

あぁー…しみじみと、いいですねぇ…。

この絶妙な切れ味が良いと思うんだけど、みんな分かってくれるかな。もっと物語性を出すんなら『桜の森の満開の下で』とかでも良いはず。だけど、「下」で止める感じ。場所だけで終わりにしちゃう潔さ。うん、良い。「大きな栗の木の下で」も見習ったらどうだい。

 


 

 

 

11位のふたつめは…

 

 

 

『三月は深き紅の淵を』

 

 

恩田陸作品の最高順位。惜しくもベスト10ならず。でもここまで数々の作品でランキングを蹂躙してきたんだから、もう十分でしょ。総合ランキングでは1位ですよ。そんな部門ないけど。
意味深だけどまったく意味が分からないタイトル。だけど語感の圧倒的良さよ。「ふかきくれない」って。声に出したいよね。


 

 

 

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さあさあ、ここからは皆さん超お待ちかねのベスト10である。

膨大な集計&記事執筆に時間を費やしてきた私も待望の終わりが見えてきて、めちゃめちゃ嬉しい。

たぶんこんなマニアックな記事を読むような皆さんなら、今の時点で「あれとあれと…」みたいにいくつか候補が浮かんでいるんじゃないだろうか。きっと大体合ってるけど、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。

 

では、Twitterが選ぶ「最高タイトル」の10強たちである。

存分に味わってくれたまえ。

 

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では64票を獲得した…

第10位!!

 


梨木香歩!!

 

 

『西の魔女が死んだ』

 

 

いえーい。

「死んだ」って言ってるそばから祝福して申し訳ない。でもこれだけ得票しちゃってるのって、なかなかの栄誉だと思います。これだけ「死んだ」って強く断言しちゃってるタイトルなのに、みんなから愛されてる凄さよ。

 


 

 

 

続いては69票を獲得した…

第9位!!!

 

 


ハインライン!! 

 

 

『月は無慈悲な夜の女王』

 

 

 

パチパチパチ…。
これはまさしく、といったタイトル。ベスト10に入って当然の貫禄がありますわ。

 


 

 

 

 

さあどんどん行こう。次は74票を獲得した…

第8位!!!

 

 

 


クリスティ!!

 

 

 

『そして誰もいなくなった』

 

 

これは1位だと予想してた人も多かったんじゃないだろうか。8位でも十分だけどね。
ミステリーだからこそ余計に輝くタイトルだと思う。素晴らしい。


 

 

 

 

続いては…83票を獲得した

第7位!!!

 

 

 


森見登美彦!!

 

 

 

『夜は短し歩けよ乙女』

 

 

愛されてるなぁ。よかったなぁ、モリミー…。
「ゴンドラの唄」の歌詞である「命短し恋せよ乙女」をオマージュしたタイトルで、あの秀逸な装丁と合わせて、多くの人の心を掴んだようである。私も大好きだ。

 


 

 

 

お次は…87票を獲得した

第6位!!!

 

 

 

 

ジェイムズ・ティプトリー・Jr.…

 

 

 

『たったひとつの冴えたやり方』

 

 

これも強かったなぁ。っていうか早川書房系が強すぎなのかも。分かってらっしゃる。
雰囲気とか情感に訴えるタイトルが多くランクインする中、希望に満ちたシンプルな美しさで勝ち抜いたところを評価したい。

 


 

 

 

さあさあ、ラスト5!!!


98票を獲得した

第5位にランクインしたのは…

 

 

 

村上龍!!

 

 

 

『限りなく透明に近いブルー』

 

 

素晴らしい!
冷静に見るとただの色の説明でしかないんだけど、これをタイトルにしちゃう圧倒的なセンスにヤラれた。「透明に近いブルー」でも当然ダメで、「限りなく」が付くことで、ギリギリ感が出る。どんな物語が展開されるのかまったく予想することを許さない、いまどきのラノベタイトルと真逆のベクトル。最高です。

 


 

 

 

続いて…3桁の大台に突入! 101票を獲得しやがった

第4位!!!

 

 

 


宮沢賢治!!

 

 

 

『銀河鉄道の夜』

 

 

死ぬほど二次創作を生み出し続ける名作は、第4位にランクイン。惜しくもベストスリーならず。これも1位だと予想した人、多かったことでしょう。
シンプルだけど、想像の羽を無限に広げさせてくれる良タイトルで、これに一目惚れしない人なんていないでしょ。全人類の恋人に認定します。

 

 

 

 

 

さあ、ラスト3つ。

あれか? あれなのか?って興奮してますか。結果を知ってる私も興奮してるぐらいだろうから、初見の皆さんはめちゃくちゃ楽しいでしょ。

 

 


では110票を獲得した、

堂々の第3位!!!

 

 


桜庭一樹!!!

  

 

 

 

『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』

 

 

これは…強すぎる。桜庭一樹も強すぎる。
インパクト大すぎるタイトルは、ひとめ見たら脳に焼き付くこと間違いなし。みんな撃ち抜かれた模様です。
これだけ強烈だと、「最高タイトルは何?」って尋ねられたときに、すぐに脳内で関連項目として出てきやすいのだろう。

 


 

 

 

では、115票を獲得した、準優勝の第2位はこちら!!!

 

 

 

 

乙一!!

 

 

 

『夏と花火と私の死体』

 

 

 

おおー!!
これは意外な人も多いのではないだろうか。だって「死体」だぜ。「夏」と「花火」なら分かるけど、さらに「死体」って。いきなりゴロンって出てくるのが怖すぎる。
作者の乙一が若干16歳のときに執筆した作品である。凄まじい才能である。おめでとうございます。

 


 

 

 

それでは遂にラストである。

もう言うまでもない作品が残ってしまって、たぶんほとんどの方が予想付いてしまっているだろうが、第1位、このランキングの優勝作品の発表である。

 


第1位は…

 

 


フィリップ・K・ディック!!!

 

 

 

 

『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』!!!!

 

 

 

 

 

パチパチパチパチ…。

おめでとうございます。まさかこんなに予想通りの結果になるとは…。まあでも「センスがいいタイトル」と言えばこれだし、なんならセンス良いタイトル付ける文化って、ここから派生してるところもあるし。

ちなみに得票数は122票。圧巻です。

 

 

 

これにてこの記事は終りとなる。タイトルフェチの皆様に少しでも楽しい時間を提供できたのであれば、こんなにブロガー冥利に尽きることはないだろう。マジで、この記事を仕上げるのに一ヶ月以上かかってるからね。作業時間はちょっと考えたくないレベル…50? 60? 時間ってどうやってカウントするんだっけ…?

 

もしこの記事を少しでも気に入っていただけたら、Twitterなどで拡散&コメントをいただけると、この努力が浮かばれるってもんです。

 

 

以上。34538文字。膨大な作業量に頑張った私に自分で拍手。

そして、本好きたちよ、永遠なれ。

 

 

※蛇足

 

非常に強欲なお願いで恐縮なのですが…

 

私はとてもお金稼ぎが不得手で、ある程度皆様を楽しませる記事は書けても、収益にほとんど繋がっていない状況である。

そこで、もし…本当にもしよろしければ、これからも私の活動を続けるために、投げ銭箱を用意したので、お気持ちをいただけると非常に助かります。

 

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