どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。巻爪気味です。
突然だが、バズった。
#2021年の本ベスト約10冊 このタグが付いたツイートを2000件集計して、「読書垢が選ぶいま面白い小説ベスト10」を作りました。
— ひろたつ (@summer3919) 2022年2月3日
普段から本を読む方も、そうじゃない方も参考にできる素晴らしいランキングになりました。
最高の読書体験をぜひ!! pic.twitter.com/foQQXSPQlW
私のことを以前から知っていた方であれば、今までやってきたことの延長線でしかないと分かっていただけると思う。
まあ宝くじが当たったようなもんだと認識して、これからも慎ましく地味に生きていこうと思ったり、「でへへ、やっぱり私のやってきたことは間違いじゃなかったんだ!」とニヤつくなど、両極端な矛盾する自己を存分に楽しませてもらった。
で、それは良いとしてだ。
来たよ。悪口が。批判が。
せっかくこんなマニアックなネタでバズり散らかして、出版業界に貢献できたと満足感に浸っていたのに。冷水どころか、氷の塊をぶつけられた気分。どストレートに痛んだよ。
とはいえ私も物書きの端くれである。褒められてばかりもいられないのがこの稼業だ。
良い意見も悪い意見も取り入れ、今後の成長に繋げていくのがあるべき姿だろう。
ということで今回の記事では届いた批判に対して、改善策を模索していきたい。
ぜひとも皆様には、弱小ブロガーが謙虚に成長していく姿を眺めてもらえたらと思う。
では行ってみよう。
ジャブ
あんまり強烈なのからいくと、皆様の気分を害すかもしれないし、私もあんまり辛い現実とは向き合いたくない性分なので、まずは軽いのから見てみよう。
こちらである。
↓
「恥ずかしい文面」
う~ん、直球。
確かに私はブスだし能力は低いし人間的にも未成熟だし少食だし、常々「恥の多い生涯を送っております…」と思ってたけど、え…文面にまで恥ずかしさが溢れ出てるの…?
出会い頭でいきなり私の本質を指摘されてしまうとは。そんな末期だとは思わなんだ。
じゃあ、もっと隠すようにしよう。出てるもんは仕舞おう。
これでどうだ。
↓
モザイク。
隠匿の代名詞である。本質を隠すのにこんな最適な手法は他に存在しないはずだ。
これを見てもまだ恥ずかしいと思ってしまうなら、あなたの見方を疑うべきだ。見えもしないものが見えてしまうのは、あなたが見たいと願っているからに他ならない。恥ずかしさはあなたの中にある。
…って、いやいやいや…待て、待って。落ち着け。なにまとめようとしてんだ。
これじゃ全然伝わらんだろ。『三体』を見ろよ。もう何体かも分からねえ。『テスカトリポカ』にいたってはエコー写真じゃねーか。
こういうときは冷静になるのが先決。
冷静の代名詞といえば辞書。辞書で興奮するのは中学生だけだ。幸い私はオッサンだ。興奮しない。気持ちは中学生のままだけど。
紐解こう。恥ずかしいってそもそも何だ?
【恥ずかしい】
自分の欠点・過失などを自覚して体裁悪く感じるさま。面目ない。
あれ?
なんかこれを読む限りだと、私の文面がどうこうというよりも、読んだ人が「恥ずかしい」の主体になりそうだ。
ということはだ、
「恥ずかしい文面」
これは
「素晴らしい文章で、自分なんかの矮小さに気付かされて、とてもとても恥ずかしい」
という意味になるではないか?
しかも「恥ずかしい」の項目にはこうともある。
相手がすぐれていて気おくれするさま。立派である。
え…?
相手がすぐれていて気おくれするさま。立派である。
もしかして…
相手がすぐれていて気おくれするさま
そっか…
好きなら好きって言っていいんだよ…?
私、素直な人の方が好きだから…。
~~~~
この件に関しては、目くじらを立てる必要もなかったようだ。
批判されているもんだと勘違いしていたが、どうやらただのファンだったようである。ごめんごめん。
万が一だけど、もし私の恥ずかしさを指摘したかったのなら、「恥ずかしい文面」では不適当なわけだ。「力不足」「役不足」の誤用と似てるな。出直してこい。
よしよし。この勢いでどんどんぶった切って行こう。←さっきまで「謙虚に成長する」と語っていた人
価値とは?
続いてはこちらのコメント。
「どれも読む気しない、知恵袋見てる方が為になる👍」
ほうほう。グッドマークが殊更に腹立たしい。こんな煽りのために使われるなんて、グッドマークも不本意だろうに。
このコメントを意訳すると、
「価値のないツイートしやがって。お前なんか知恵袋以下」
ということだろう。
某知恵袋の価値をどう見積もるかは使い方によると思うので、そちらは皆さんの判断に任せるとして(私自身は知恵袋のことを壮大な大喜利番組だと認識している)、問題は価値である。
この方からすれば。私のツイートに価値は感じなかった。
ということは価値を与えればいいという話なのだが、価値ってどうやったら生まれるの?
素直なおバカちゃんである私は、すぐにグーグル先生に聞いてみた。
すると、価値を生み出す3つのステップというものを見つけた。
①唯一のものを作る
②ブランディングを意識する
③ストーリーを作る
う~ん、なんだか分かるような分からないような…。
とはいえ、無い頭を使ったところで時間の無駄である。
とにかく挑戦してみよう。
ステップ①唯一のもの
改めて私のツイートを見てみよう。
「唯一のもの」に魔改造できる要素があるだろうか?
ご覧の通り、ほぼ文章で構成されている。
文章をイジったところで文章なんてみんなが書けるものなんだから「唯一」と断言するのは難しそうだ。
では発想を変えて、もともと「唯一」であるものをプラスしてはどうだろう。
これとか。
いきなり怨念じみたものを見せてすまない。
これは我が家の4歳児が、音楽好きな私のために書いてくれたオリジナルの「楽譜」である。特級呪物じゃないから安心してほしい。宿儺ではない。
あまりにも意味不明だったので現物はすぐに廃棄したので、誰かの手に渡っていることは万に一つもありえない。
これなら大丈夫だろう。レッツ唯一!
↓
う~ん、純度100%の唯一が完成してしまった。
若干見辛くなってしまったけれど、価値を生み出す方が優先である。
これでも私はリアルでは優秀なビジネスマンだ。ビジネスマンたるもの、優先順位の見極めぐらいできなくては務まらない。いやー、なんかすいませんね。いっつもアホのフリしてただけだってバレちゃったかも。←アホ
ステップ②ブランディング
ふむふむ。で、次が「ブランディングを意識する」ね。
意識するだけでいいんだったら簡単でしょ。
こうだ。
↓
(ブランディング…!!)
※心の声
はい、意識しました。以上。
ステップ③ストーリー
最後が「ストーリーを作る」か…。もうめんどくさくなってきたな。
これでいいか。
↓
「ストーリーあり!」
…。
OK!!
感想文
続いてはこちら。
「抽象的な感想多くて紹介文というより感想文になってる」
ほうほう。感想文ですか。
はあ?
私が担任だったら、こんな感想文を生徒が書いてきたら、目の前で破り捨ててやるけどな。
だって、こんな感じでしょ。
六年二組 ひろたつ
「テスカトリポカを読んで」
なんだこれは…?と思いました。
異色の直木賞受賞作です。壮絶すぎるメキシコ麻薬カルテル戦争から、マヤ文明伝説・臓器売買まで、ヤベェ要素てんこ盛りでやりたい放題の作品でした。
やりたい放題はお前だろ。こんな生徒絶対に嫌でしょ。ちょっと面白いけど。
こんなのが感想文であるわけがない。
だがこれが感想文ではないと分かっても、文句を仰ってる方を納得させる材料にはならないだろう。
「抽象的な感想が多くて」と言ってるので、もっと具体的な情報をご所望のようである。
ほうほう。それなら簡単だ。
これでどうだ。
データ。
これならゴリゴリのメキシコ人に脅されたとしても読書感想文だなんて言えないはずだ。
ひとつ問題があるとすれば、読みたいとまったく思えないことだ。
だが、色んなクレームが入ってしまっている以上、これは致し方ないだろう。優先順位である。ビジネスマンである。
それにきっとこのクレーマーの方はこういうのが好きな性癖かもしれんし。
なんせ本を紹介するのに感想を許さない方である。「400グラム以上もあるなんて…デュフフっ!!エロすぎ…っ!!」というタイプであってもなんらおかしくない。
きっと今頃、この画像を見て悶絶してくれていることだろう。
ティッシュの準備が間に合ったかどうか、それだけが心配である。
不感症
皆さんうんざりしてきただろうか。あとちょっとで終わるので我慢して欲しい。なんてったって人生の主成分は我慢である。
続いてはこちら。
「未読の人からしたら内容が全然わからないし読みたいって気持ちにならない文章やな」
ネタバレはしない主義なので、そこはおいておくとしてだ。
「読みたいっ」ていう気持ちにならないのをこの方は問題にしてるのか。つまりは「読みたくなる至上主義」ってわけね。
なら簡単。
こうでしょ。
全人類共通の願い、である。
まあド嘘なんだけど、読みたくなればいいんでしょ。嘘かどうかは二の次三の次。
はい良かったねー。読みたくなって良かったねー。
千差万別
さて、この不愉快な記事もこれで終わりである。
トリを務めるクレームはこちら。
「文章がむっちゃ感覚知に頼りすぎてて、感じ方個人差アリすぎる文章」
え…?
感じ方に個人差がない文章なんて存在するの…?
辞書でも無理じゃね?
だって中学生は辞書でも興奮しちゃうんだよ…?
ここまで鮮やかにクレーマーたちを屠ってきた私だが、遂に対応できない問題にぶち当たってしまった。
だってこの方を満足させたかったら、「誰もが同じ感じ方をする表現」を生み出さなきゃいけないんでしょ。
そんな神がかったこと、さすがの私でも…
あ、
あれがあったか。
↓
子猫&子犬。
我ながら完璧な対応。
子猫と子犬の前では、人類が感じるものなんて共通。「かわいい」のみである。もし他にあるとすれば「ほしい」だろうけど、そんなの「かわいい」とほぼ同義である。
いやー、それにしてもクレームに真摯に対応していくと、最終的には書影が子猫になってしまうのか。そりゃ地上波が無難なテーマばかり扱うようになるわけだ。
おわりに
過去イチと言えるほどのバズを経験したわけだが、そんなのも数日の話。
あっという間に飽きられてしまった。まあSNSなんてそんなもんだ。
色んな人の目に触れるということは、今回の記事で取り上げたように悪意にも触れるということである。そんな褒められた経験ではない。
私もいい大人なので、いわれのない悪意も羨望や嫉妬の裏返しだと認識している。
許してあげようと思う。人気の代償だよね。
ずっと大人げないことを書きまくってきたが、最後に大人の余裕を見せられたということで、この記事もそろそろ終わりにしよう。
ちなみにだが、こちらが悪口をまとめておいたファイルである。
「復讐用.docx」
全然大人になれませんでした。
以上。