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【月イチまとめ】2018年11月に見つけた面白い本

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

毎月恒例の月イチまとめ記事である。面白い本をお探しの方は、ぜひ参考にされたし。

 

では行ってみよう。

 

 

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滅びの園

 

 

世界は終末に向けて暴走してゆく。 人類に、希望はあるのか――。

突如天空に現れた<未知なるもの>。 世界で増殖する不定形生物プーニー。 抵抗値の低い者はプーニーを見るだけで倒れ、長く活動することはできない。 混迷を極める世界を救う可能性のある作戦は、ただ一つ――。

 

良い掘り出しものを見つけてしまった。

作者の恒川光太郎は日本ホラー小説大賞出身の作家。あの面白い小説しか書けないことでお馴染みの貴志祐介と同じである。

ホラー寄りの作品を多く書いてきた恒川光太郎だが、今回はSF。しかも超緻密に設定が作り込まれているのに、ひねくれまくっているというなかなか見ない作品である。

美しい装丁とタイトルに負けないだけの優秀作品である。意地悪なラストも最高。

 

論破力

 

 

「ああ言えばよかった」と日々モヤモヤしているあなたへ
敵を作らず、かつ理路整然と言い返し、
他人を思い通りに動かす方法を伝授します。

「論破力」とは、説得力のある話し方のこと。
論理的な話し方の基本や、便利なキラーフレーズなど、
ビジネスから日常のイライラにまで役立つスキルが満載!

"自分史上最強モード"でストレスフリーな毎日を

 

ひろゆきは笑っちゃうぐらい性格が悪いですな。

論破王こと2ちゃんねる創始者のひろゆきによる、相手を論破するためのテクニックをまとめた本である。

役立つテクニックは載っているし、納得する箇所も多いのだが、それよりも本書でたびたび登場するひろゆきのクズエピソードが面白すぎる。

日常生活で相手を論破しても、関係が壊れて険悪になるだけなので、賢い頭の使い方を学ぶ、ぐらいの感じで読まれるとよいかと。

 

死ぬくらいなら会社辞めればができない理由

 

 

仕事に追われるすべての人へ。
その仕事、自分の命より大切ですか?

「これ、まんま私のことだ。」「この漫画は命の恩人です。ありがとう。」「涙が自然と流れてきて止まりません。」
とTwitterで30万リツイート! この漫画で助けられた人続出!
NHK、毎日新聞、産経新聞、ハフィントンポストでも紹介された 話題騒然の過労死マンガを書籍化しました。

 

名言連発。働く人たち必見。

忙しすぎて自殺することまで考えた経験を持つ著者による、働く上で大事な“自分を守るための考え方”をまとめた本、というかマンガ。

強烈なタイトルの答えは本の冒頭ですぐに語られており、中身はもっと充実しているのでご安心を。

よくも悪くもマンガなので、すぐに読み終えてしまう。読みやすいと思うか、情報量が足りない、と思うかはその人次第かな。

 

キラーストレス

 

 

そのストレスは、ある日突然、“死因"に変わる

NHKスペシャルシリーズ「キラーストレス」の出版化。知らないうちに、私たちの心と体をむしばむストレスを“キラーストレス"と名付け、そのメカニズムを最先端の知見で明らかにしていく。また、効果が実証されている「コーピング(ストレス対処)」や、世界で話題の「マインドフルネス」など、さまざまなストレス対策法を紹介する。ストレス大国ニッポンに生きる人々に警鐘を鳴らす一冊。

 

 

天下のNHKがストレスに関する研究の最前線に迫る。

次々と明かされるストレスの悪影響を読んでいると、ストレスでどうにかなってしまいそう…。というのは冗談としても、結構シャレにならない事実が書いてある。例えば、ストレスは物理的に脳内を壊している、とか。

具体的な影響に言及する一方で、最新の超効果の高いストレス解消法もしっかり記されている。ストレスとは切っても切れない現代人にとっては、必須の知識でしょうな。

ちょっと笑ってしまったのが、ストレスに対する警鐘を鳴らすために執筆しているのに、書いているNHKの人自身が随所で「これを書いているのは午前5時…」とかストレスで満たされた感じの仕事をしているところ。NHKもラクじゃないですなぁ。

 

 

余談

 

ここから先は完全なる余談、ほとんどの人が興味ない話である。

 

私は常に面白い本を探していて、こうやって他人に日常的にオススメする活動をしているので、できる限り効率的に面白い本と出会えるようにしたい。

で、最近の傾向を見ると、ノンフィクションものに面白い本が偏っているように感じる。時事性もあるし、やっぱり“事実”というのは強くて、読む人間に与える衝撃が違う。

もちろん小説でもいいものは出てくるのだが、いかんせん面白いかどうかを確認するのに時間がかかる。労力が半端ではないのだ。

なので、今月のようにどうしてもノンフィクションやビジネス書的な作品が多くなりがちである。個人的には最高の小説と出会いたいと常々思っているのだが…。

 

以上。

 

 

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