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無駄に断言してくるアドラー師匠の名言をボッコボコにしてスッキリしたい

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中尾彬ではない。

 

自己啓発の元祖

 

どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

この世には腐るほど自己啓発本がある。実際は本なので腐りはしないのだが、まあそう言いたくなるぐらい溢れかえっているわけだ。

実はそんな自己啓発本にも“元祖”と呼ばれる人がいるのをご存知だろうか。それが上の写真の人物、アドラーさんである。決して中尾彬ではない。瓜二つなので見分けがつかないだろうが、そこはあれだ、ネジネジを巻いてるかと、横に池波志乃がいるかどうかで判断してもらいたい。

 

※参考書籍

 

なんか腹立つ

 

はい、中尾彬の話はおしまい。

アドラーの話に戻ろう。元々はこの御方、心理学者である。作家ではない。名言ばかりが取り沙汰されるので作家っぽいけど違う。精神科医だったみたいなことも見かけたことがあるようなないような気がするが、まあどうでもいい。

今回の記事で私が言いたいのは、アドラーの名言についてである。『嫌われる勇気』の大ヒットにより有名になったせいか、アドラー師匠の名言をやたらとそこら中で見かける。

で、この名言だが妙に腹立つ。私だけだろうか。

やけに断言してくる。やけに決めつけてくる。やけに偏見に満ちた言葉をぶつけてくる。

普段の温厚な私であれば、流せるかもしれないし、ときには「なるほど、人生はシンプルなんだな!」と脳みそプルンプルンにして納得したりできるだろう。

 

だが現在の私は非常に疲れている。皆様にはまったく興味ないだろうが、本業が繁忙期を迎えていて、常に時間に余裕がない。常に疲労している。

そんな状態のときに「あなたがその感情になるために、そういう生活を選んでいるのだ」とか言われると、あのネジネジを引きちぎってやりたくなる。あ、ネジネジは中尾彬だった。訂正しよう。あの割れアゴをさらに四分割ぐらいしてやりたくなる。2×4で8アゴだ。

 

 

ボッコボコにしてみよう

 

ということで、せっかくなので、この怒りそのままにこの記事では、アドラーの名言たちをボッコボコにしてやることにした。名言だからって、いつでもこちらがひれ伏すと思ったら大間違いだ。

偉大な心理学者相手に私のようなカスブロガーが噛み付いたところで、波風一つ立たないだろうが、私の心の平穏は保たれることだろう。大人な態度で冷静に対応するのも大事だが、ときには思いっきり毒を吐き出すぐらいの自由は保証されているはずだ。

 

では行ってみよう。

 

※汚い言葉だらけなので、一応閲覧注意、ということで…。

 

人生はシンプル 

 

人生が困難なのではない

あなたが人生を困難にしているのだ

人生は極めてシンプルである

 

 

アドラー先生の一番の得意技。「人生はシンプル」である。

本当にそうなら、中東問題解決してみろや。「シンプル」とか言って、ただ単に面倒なことから逃げてるだけだろ。

 

 

自分の人生の画家

 

人間は自分の人生を描く画家である

あなたを作ったのはあなた

これからの人生を決めるのもあなた

 

人生の中には常に他人の存在がある。他人は絵の具のように自由に扱うことはできない。それとも他人を道具のように扱えと?尊厳なめんな。

 

 

運命の責任にしない

 

「親が悪いから

パートナーが悪いから

時代が悪いから

こういう運命だから」

責任転嫁の典型的な言い訳である

 

こめかみに銃口を突きつけられても、同じセリフが吐けるか知りたい。 

 

 

病気は言い訳

 

敗北を避けるために時に人は自ら病気になる

病気でなければできたのに…

そう言い訳して安全地帯へ逃げ込み楽をするのだ

 

障害を持って生まれてくる子供にも、その御高説を聞かせてやったらどうかね。病気がどんだけ辛いか知らねえのか。っていうか、だったらメガネ外せ。楽すんなよ。

 

 

劣等感

 

劣等感を言い訳にして人生から逃げ出す弱虫は多い

しかし劣等感をバネに偉業を成し遂げたものも数知れない

 

劣等感に負けてしまった人を「弱虫」呼ばわりする奴がいる。

しかし、負けてしまった人の気持ちに寄り添える人もいる。

 

 

強がり

 

強がりはコンプレックスの裏返し

強く見せる努力はやめて強くなる努力をすることだ

 

背伸びだって繰り返せば、それが実力になる。大きく見せることで得る経験だって、強くなるための道のりの途中だから。人生に無駄な時間なんてねえ。

 

 

優しい人 

 

世話好きな人は単に優しい人なのではない

相手を自分に依存させ

自分が重要な人物であることを実感したいのだ

 

なにこの名言?独りよがりにもほどがあるでしょ。 看護師に手酷くフラれた過去でもあんのか。

 

 

 

悲しいから涙を流すのではない

相手を責め同情や注目を引くために泣いてるんだ

 

お~っとぉ。今度は人間の機能にまで文句を付けてきましたよ。

よっ、さすが自己啓発の祖!言うことが違うね!どうぞ、涙腺焼き切る手術でも受けてください。保険適応内だといいね。

 

 

無意識

 

無意識にやってしまった

理性が欲望に負けて…とは

自分や相手を欺くための言い訳でしかない

 

まばたきが我慢できたらこの名言を認めてやる。当然だけど涙は流すなよ。 

 

 

すべての悩み

 

全ての悩みは対人関係の課題である

仙人のような世捨て人さえも

実は他人の目を気にしているんだ

 

そんな未熟なやつを仙人扱いすんなよ。

 

 

悩み

 

悩みをゼロにするには

宇宙でたった一人きりになるしかない

 

もっと簡単な手段あるでしょ。死ぬとか。

 

 

末っ子

 

末っ子は甘やかされて育ちがちだ

そのため自分では努力をせず

無力さをアピールして人にやってもらおうとする

永遠の赤ん坊になる傾向がある

 

偏見すぎんだろ。永遠の赤ん坊なんて見たことないけど。そんな人類を超越した存在だったら、逆に見てえよ。

 

 

間違い

 

間違いを分からせるには

親しみのある話し合いをすれば良い

大切なのはそれができる信頼関係を築くことだ

 

ボールを追いかけて道路に飛び出した子供を見かけたとき、「君のその行動によって、どれだけの人が不幸になるか考えてごらん?誰もが誰かの大事なひ…」とか言ってる間に轢かれてるでしょ。信頼関係築いてる場合じゃないから。 

 

 

幸福になる唯一の道

 

自分だけでなく仲間の利益を大切にすること

受け取るよりも多く相手に与えること

幸福になる唯一の道である

 

騙しやすそうな手合ですなぁ。100円あげたら110円とかで返してくれるってことでしょ。大丈夫ですかその人?幸福なんだったら別に構わんけど。

 

 

苦しみから抜け出す方法

 

苦しみから抜け出す方法はたった一つ

他の人を喜ばせることだ

自分に何ができるかを考えそれを実行すればよい

 

病人から介護されて嬉しい人がいるとしたら、それはそれは悪魔のようなお方ですね。

 

 

信用と信頼

 

信用するのではなく信頼するのだ

信頼とは裏付けも担保もなく相手を信じること

裏切られる可能性があっても相手を信じるのである

 

こうして人は、考えることを放棄していく。バカになりたかったら、なんの根拠も理由もなしに何かを信じるのが一番手っ取り早い。 

 

 

褒める

 

褒めてはいけない

褒めることは「あなたは私よりも下の存在だ」

どうせあなたには出来っこないと

相手に伝えることに等しいからだ

 

屈折して受け止めすぎ。ブラマヨの吉田かよ。もっと素直に受け取ればいいだけの話。

 

 

お願い

 

命令口調を止めて

お願い口調や私を主語にして伝えると

それだけで勇気を与えられるだろう

 

「私、公衆の面前で裸になるのが大好きなんですけど、一緒にやってもらえませんか?」

出すな、勇気。

 

 

ケーキ

 

「ケーキ食べちゃったのひどい」などと

怒り睨みつけてはいけない

「食べたかったなー、残念だな」と伝えるのだ

 

さっさと別れろ、そんな奴。丁寧に伝えてる場合か。

 

 

妻の機嫌

 

妻の機嫌が悪い時に夫が責任を感じてはいけない

不機嫌でいるか上機嫌でいるかは妻の課題

その課題を勝手に背負うから苦しいのだ

 

私の奥様に直接伝えてもらっていいですか? 

 

 

終わりに

暴言ばかりで、もしかしたら不快になってしまった方もいるかもしれない。申し訳ない。

ただ、人間はそんなに強くない。強い人もいるけれど、ずっと強いままでいるのは難しい。ときには弱さを見せたくなることもあるだろう。愚痴を吐きたくなるときだってあるさ。たとえそれが見苦しかったとしても。少なくとも私は最弱レベルにメンタル弱々なので、たまにこうやって毒を発散しないと理性が保てなくなってしまう。どうか許してほしい。

 

こんな暴言ばかりを連ねてみたが、私は基本的にアドラー師匠の自己責任論は嫌いじゃない。

それぞれが自分の人生に責任を持ってくれれば世界はもっと豊かに、平和になると思っている。

 

だが、そんな価値観もただのひとつの「意見」にしかすぎなくて、全然違う価値観の人から見れば「お前みたいなのがいるから、世界から争いが無くならねえんだよ」となるかもしれない。

大事なのは決めつけないことであり、認めること、そしてバランスが取れるところを見つけることだと思っている。

 

ということで、意識を高く保つのもいいけど、たまにはダメ人間に自分を貶めるのも楽しいですよ、という記事でした。お目汚し失礼。

 

以上。

 

 

※今回の名言たちは、こちらの書籍から転載しました。