俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

俺だってヒーローになりてえよ

画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明
画像の説明

2018年前半に公開された映画の中で特に面白かった作品まとめ

f:id:summer39191628:20180709005123j:plain

 

 

どうも、『俺だってヒーローになりてえよ』の映画担当スズキです。

今年も相変わらず映画漬けの生活を送っております。

ということで、私が出てきたからには大好評の企画をお届けします。

 

第して…

 

『2018年前半に公開された映画の中で特に面白かった作品まとめ』!!!

 

 

ワー、パチパチパチ…。

 

 

早いもので今年も残すところあと半年。前半戦も終了です。

この区切りで一度、公開された映画の中でのベストを皆さんにご紹介したいと思います。

 

まずはランキング形式で7本。それからオマケとして2本紹介いたします。

人生のほぼすべてを映画鑑賞に費やしている私だからこそ、最高の映画を皆さんにお届けしたい!そんな想いでいっぱいの、くそ暑苦しいランキングになっております。

どうか最後までお付き合いくださいっ!

 

では行ってみましょう!

 

 

7位 『悪女』チョン・ビョンギル監督

 

 

韓国映画のレベルの高さが半端ないっ!

昨年も「コクソン」「お嬢さん」「アシュラ」と傑作が連発しましたが、 これはまたタイプが違う映画となっています。

ストレートにアクション、スパイ物なのですが、 ハリウッドに負けず劣らずのクオリティに驚き。

冒頭からワンカット長回し風かつ一人称視点でのアクションシーン 、そこから視点が変わり、主人公は誰なのか映像で語る力がすごい!!

流行りなのかもしれませんが、「アトミック・ブロンド」「レッド・スパロー」 と女性スパイ物が連続で公開されていて、 その中でも圧倒的に一番カッコよくて、凄くて、楽しい映画です。

 

 

6位 『ハッピーエンド』ミヒャエル・ハネケ監督

 

 

 

ミヒャエル・ハネケ監督の待望の新作。

あの監督が"ハッピーエンド"な映画を作るはずがなかったですね…。まあ予想通りというか、予想外というか…。さすが世界一ひねくれた監督。

それはもう冒頭のワンカット目から監督の性格の悪さがにじみ出ています

 

一見何の問題もなさそうな裕福な家庭と、引き取られた子。

なにか全部が上手く噛み合わなくて、とにかく観ていて不穏。

 

ただの不快映画では終わらさず、現代社会の問題さえも取り込んでくる手腕は、さすがパルムドールを二度も獲得している監督ですね。

いくつになっても変態性を失わないハネケに拍手。

 

5位 『聖なる鹿殺し the KILLING of a SACRED DEER』ヨルゴス・ランティモス監督

 

 

 

-何が起きているのかわからない、 でも絶対良くないことが起きている

-2人の関係性もわからない、しかし絶対にいい関係ではない

 

そんな嫌な雰囲気で始まり、次第にその嫌さが現象となって現れてくる怖さ。ゾクゾクします。

同監督の前作「ロブスター」でも似たような雰囲気はあったりましたが、変態性にさらに磨きがかかっていましたね。

 

「フード理論」でも語られている話ですが、 食事しているシーンでその登場人物の善し悪しが分かったりします。

今作に出てくるスパゲッティを食べるシーンは、私の人生の中で一番「 人の神経を逆なでする食事シーン」でしたね。最高に最悪でした。

日本語版ポスター「聖なる(鹿殺し)」(括弧内が赤字)と、 原題「the KILLING of SACRED DEER」 とちょっとニュアンスが違うと言うかミスリードと言うか…。

 

4位 『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督

 

 

 

いきなりですが、自分は同調圧力とか、協調性の強要や同情を誘う人たちが嫌いです。

なので「他人なんか関係なく自分がどう感じたかを貫き通し強く生きる人」が大好きです。そこに100%ハマったのが『スリー・ビルボード』の主人公。これはグッと来ましたね~。

ブレることなく己の生き方を突き通す主人公の姿勢は“カッコいい”の一言。

 

登場人物それぞれの「怒り」が強く表されていて、協調もあれば対立もあって、人間の醜さをガッツリ描いています。

また「人種差別」「同性愛」「女性の自立」「親子の問題」などなど現代にある問題に対して強くメッセージ性を持っていて、練られまくった脚本にも唸らされます。役者たちの圧倒的な演技力も凄まじいし、時折挟まるブラックユーモアもスパイスとしてよく効いています。

 

そして見事なオープンエンド。

きっと人生には、何かの解決のために動いても明確な結果が得られないことは多々あるし、それが失敗だったとかではなく、得られたものから人生どうして行くのか考えることが大切なのかな。

まだ四半世紀くらいしか生きてないけど、そんなことを感じたりしました。

 

まあそんなウザいこと考えなくても、素直にめちゃくちゃ楽しめる最高の映画でした!!オススメ!

 

3位 『劇場版アイドルキャノンボール2017』カンパニー松尾監督

 

 

 

『テレクラキャノンボール』から始まり、いつの間にか「アイドル」を撮っていたhmjm作品群の一つのゴール地点となる作品です。…ゴールか?

今までは「アイドル」を被写体として撮っていましたが、今作は" アイドル"を標的としたキャノンボールです。キャノンボールの意味が分からない方はこちらを参考にしてください。きっと見ても意味が分からないかと思いますが。⇒テレクラキャノンボール - Wikipedia

 

BiSキャノンボールでアイドルに飲まれたおじさん監督たちが、自分たちなりの落とし前をつけています。

テレクラキャノンボール2013の時とは参加者が入れ替わりましたが 、その新しい風によって波乱も起き、想像もしていなかった結末となっています。

はい、完全に内輪ネタですね。でも最高です。はっはっは。

 

こんなどうしようもない映画なのに、「仕事とはなんなのか」なんて考えさせられるとは思わんかった…。 

 

2位 『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ監督

 

f:id:summer39191628:20180708235746j:plain

 

閉塞感の漂う田舎町に住む高校生(これだけで自分の好きな設定です!)が、卒業を控えた中で親友、ボーイフレンド、家族、 様々な問題と衝突し、将来に悩む姿を描く。

 

有り余るほどのエネルギーを抱えた高校生ですから、自分なりに考え行動しても、やっぱり子供な部分があったりしてうまくいかなかったります。

そんな若い衝動と、愛と、厳しい現実が、美しく愛おしく表現されています

 

幼さというのは、視野の狭さとイコールなんですよね。幼いがゆえに気付けないことはたくさんあると思います。

でもそれに気付けたときに、人は感謝とか愛とか恩返しとかが出来るんだと思います。そしてそれを人は成長と呼んだりますね。

 

いやー、それにしても素敵な映画ですわ。アカデミー賞であれだけ注目されたとも頷けます。 

 

1位 『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ監督

 

 

 

「パシフィック・リム」や「パンズ・ラビリンス」でも発揮していたギレルモ・デル・トロ監督の(日本寄りの)オタク気質が全開に出ている映画です。これは日本人にウケまっせ!

「美女と野獣」で美女が恋したのは野獣ではなく、結局その中の「人間」に恋していたことに疑問を覚えた監督が(この視点がもうすでに変態!)、半魚人と耳が聞こえない女性の異型の恋愛を美しく描きます。いいですか、半魚人ですよ、半魚人。ヌメリとか半端じゃないはずですけど、それでも超美しい映画に仕上げてますからね。さすがギレルモ監督。優秀すぎる。

異形の恋愛モノとして確立しながらも、監督のオタクとしての根本にある「怪獣映画」でもあるのが面白いですね。

 

半魚人とのロマンスを語る映画ですが、「水中」と「地上の生活」という相反する要素が自然に融合するために工夫されている点が特に目立っていました。この辺りも監督の優秀さが為せるわざですね。

緑青が強調された色味の世界、常にゆらゆらと動き続けるカメラ、そして直接的に「水」も多く使われていて、とにかく水要素多し。ひたすらセンス良し。

 

ファンタジー要素は強めですが(しつこいけど半魚人ですからね)、それでも監督の描写が上手いせいか半魚人には現実味を感じられ説得力があります。

また、登場する人物達は誰にも人間味があってこれも◯。

映像や音楽を駆使することで喋れない主人公に多くを語らせているところも素晴らしい。

いやー、褒めたいところだらけですね。

 

そして何よりも映像美!この凄さは観てもらわないとわからないでしょう。唯一無二です。絶対に驚くはずです。

 

イロモノではまったくありません。超優秀な作品です。とにかく素晴らしい作品です!←熱量が止まらない。

 

二十歳前後の役者が 演じる高校生三角関係恋愛物の映画より、よっぽど半魚人と40代女性のラブストーリーの方がよっぽど美しく見えるという不思議な体験をできますよ。

これが本物のラブストーリーじゃいっ! 

 

オマケ

オマケです。個人的に追加したかった作品です。楽しんでください。

 

『マザー!』

 

 

 

日本での劇場公開予定があったものの急遽中止、 DVDスルーとなった「マザー!」です。観てみたら納得。「こりゃDVDスルーにもなるわな」って感じでした。

 

最初は一見何が起きているのか分からないほどのドタバタ感です。

その後は不快描写のオンパレード。よくもそんなに人のの心を不快にさせる行動を思いつくかね! ってくらい不快にさせられる(笑) 。普通に引く。でも強烈。これぞ映画ですよね?

 

色々と正体が分かってくるとスッキリしてくる作品ですが、それにしても…。

 

『勝手にふるえてろ』

 

 

 

17年末公開だが 、あまりにも自分に響きすぎた映画だったのでねじ込みました。

主人公を演じる松岡茉優のキャラ・語り口・間・雰囲気が完璧。優秀な女優さんになりましたね。さすが大河で堺雅人の奥さんを演じただけある。

 

イケてない系女子だけど人並みにおしゃれもするし、 手を抜くときは手を抜くし、 人とうまく関われたり関われなかったりもします。

今までのよくある型にはまった「イケてない女の子」 の描き方とは全く違う、 しかしどんな表現よりもリアルに現実的な女の子が描かれていました。妙にグッと来る。

リア充ウェイウェイした学生生活を送ったりした人たちには全く届かないんだろうけど、 自分にとっては主人公の気持ちが分かりすぎて…もうっ。

あまりにも辛くて、 苦くて、苦しくて、でも楽しい。そんな希望のある最高の映画でした。

 

以上。2018年上半期に公開された映画の中で特に面白かった作品のまとめでした。

最後までお付き合いいただき感謝!ではまた!