どうも。ポンコツ中間管理職のひろたつです。ご機嫌麗しゅう。
日本全体人手不足
最近会社でよく思うのだが、とにかく人手が足りない。募集しても全然来ない。
でも人は辞めていく一方なので、毎年毎年減るばかり。でも業務量は変わらないし、むしろ増えている気がする。生産性どれだけ上がってんだよ。
とまあそれも当然で、調べてみたら日本の企業のおよそ半数で「人手不足」が叫ばれているらしい。また、それと同時に日本経済は相当いいらしく(全然実感ないけど…)、仕事が増えているのもそのせいかもしれない。
生産性を上げるしかない状況
私は中間管理職とはいえ現場の最前線で戦っている人間なので、職場に降りかかる問題たちを命がけで駆逐する毎日である。
これだけ人が減りつつも、業務量が増えるとなると、今までのやり方では通用しない状況が多発する。正直、そんなときは泣きながら家に帰って、そのまま退職したい気分になるのだが、これでも100人を超える部下を抱えている身なので、みんなを見捨てることもできず、何とか食らいついている。
で、その状況を打破するために色々と考える。というか考えるしかやれることはない。知恵を出し、限界だと思っている生産性をさらに上げるのだ。
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生産性奴隷的思考
そんな「生産性奴隷」みたいな生活を送っていると、職業病みたいになってくる。
家にいるときもそうだし、外に出てもすぐに「生産を上げたい」という欲求みたいなのが出てくる。
例えば混んでいる店で食事をしたときに、店員さんが対応に忙しくしているとする。
そうすると途端に店員さんの目線で自分のことを見るようになる。
「食事を受け取るときはすぐに反応しよう」
「皿を起きやすいようにスペースを開けておこう」
「分からないことがあっても、まずは自分で考えよう」
「食べ終わった皿はある程度のレベルまでは重ねておこう」
「ゴミも一箇所にまとめよう」
「テーブルの奥に置いておくと手間だから、通路側に寄せよう」
どうやったら店員さんの生産を上げられるか?ということをずっと考えてしまう。
別にお礼がほしいとかそんなんじゃなく、きっと自分の職場と同様に、このお店も人手不足で苦しんでいるんだろうなぁ、という仲間意識による部分が大きい。もちろん私が「生産性向上病」に罹患しているから、という理由もあるだろう。
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クレームはもう致し方ない
お客様は神様じゃない。
ただ単に金でサービスを提供する側と受け取る側に分かれているだけである。いや、分かれていると書いたがこれも実は的確ではない。金を出す側と出される側になっているとはいえ、サービスを完結させるにはお互いが協力しなければ成り立たない。
マックで買い物をして、「中身が足りない」とかクレームをつける人がいる。
確かにクレームかも知れないが、「じゃあお前自身は確認したんかい」と言いたい。その商品を何も考えずに脳みそガバガバの状態で受け取ったお前には何の責任もないのか、と言いたい。
マックに限らず、サービスの値段というものはある程度のミスやエラーを含んだ上で設定されている。これを完全に無くそうと思ったら、相当な経費や人件費がかかることだろう。
そんなことはまともに働いた経験がある人なら、容易に想像できるはずだ。
でもなぜか下らないクレームはなくならない。
企業がどれだけ努力しても、客がアホなら生産は上がらないのだ。
企業に優しくしませんか?
人手不足が日本各地で叫ばれる昨今、私のようになれとは言わないが、少しは客が企業側に寄り添う視点を持ってみてもいいのかもしれない。まさかそれを企業側が言う勇気はないだろうし。
もしそれができれば、私の職場に限らずもうちょっと労働環境が改善されたりするんじゃないだろうか。
なんてことを書きつつも、実は「客がわがままであればあるほど、企業は成長する」ということも、また事実であることを考えると、色々難しいなぁと思う次第。
以上。
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