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幸せな人と不幸な人の7つの違いについて解説する

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日本の幸福度ランキングが定期的にニュースになる。

gigazine.net

きっとみんな幸福かどうか自分で判断できないからこんなニュースが報道されるのだろう。悲しい話である。

家族、仕事、趣味、性癖、某女優が出家した科学などなど、幸福の形はそれぞれあるだろうが、自分の幸せを測るのはあくまでも自分自身である。他人に決めてもらうようなものではない。…のだがきっとみんな誰かに決めて貰ったほうがラクなのだろう。

 

さて、先日こんな本を読んだ。

不幸になる生き方 (集英社新書)

勝間 和代 集英社 2010-06-17
売り上げランキング : 234343
by ヨメレバ

人がどうすれば不幸になるかを、著者お得意の投資テクニックに絡めて徹底的に考えた本である。文章に勝間和代の暑苦しさが滲み出ており、読みながら胃もたれしそうだったが、それなりに楽しめた。

この本の冒頭で、「幸せな人と不幸な人の7つの違い」というものが紹介されている。なるほど確かに私の周囲にいる不快な人ってみんなこんな感じだよなぁ、と妙に納得してしまったので、皆さんにもおすそ分けしたいと思う。

 

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1.人生について

幸せな人

自分の人生は自分のものだという認識がある。

なので失敗であっても、しっかりと自分の人生の一部だと考えられる。

また行動にはリスクが伴うことを知っている。

周囲の人は付き合っていて安心できる。

不幸な人

リスクが大嫌い。少しでも嫌な思いをしないためだけに生きている。

リスクをおかすつもりもないのに(行動しないのに)、成功していないことに文句は言う。

自分の人生の責任を他人に押し付けるので、周囲の人から嫌われるようになる。

 

これは仕事にも同じことが言えるだろう。自分の人生に責任を持っている人は、突然のアクシデントにさえも真摯に向き合う。当然周囲からは頼りにされるし、本人もそのたびに成長することだろう。

一方で、どうしようもない奴はアクシデントをただの不幸だとしか思わず、被害者意識に侵されている。成長どころか常に退化し続けることだろう。

 

2.目標

幸せな人

目の前の快楽に惑わされない。長期的な目標を見て行動できる。そうやって習慣ができることによって、より人生に余裕が生まれ、より短絡的な欲望に強くなる。

不幸な人

目の前の苦しみから逃れること、目の前の欲望を満たすために行動する。

その結果、長期的には何も得られないどころか、すべてが離れていってしまう。

 

ギャンブル狂いやスマホゲームに夢中になっている人間が幸せになれるとは到底思えない。

まあ、もしかしたら夢中になっている間はアドレナリンが放出されていて幸福の極みかもしれんが。その幸せが少しでも長く続くように願うばかりである。

 

3.幸せを感じる場所

幸せな人

幸せの源泉をひとつに限定しない。「稼ぐ」「使う」「愛する」「愛される」の循環が構築できるように時間を分散投資する。

その結果、得手の仕事や過程にしがみつくことなく、何か悪くなっても対応できる。

不幸な人

幸せの源泉を何か特定の一番身近なもの、たとえば、仕事とか、子供とか、恋人などに一極集中してしまう。その結果、環境変化が起きたり、状況が悪くなると一気に不幸になってしまう。

 

依存というのは結局のところバランスを崩すことである。崩れた身体を特定の何かに預けた状態が“依存”である。

怖いのは本人にその意識がないこと。知らず知らずの内に依存している。それはギャンブルや酒、煙草といった分かりやすいものから、家族、仕事など多岐にわたる。

常に自分だけでバランスがとれるようになりたいものである。

 

4.不満

幸せな人

他人の悪口、非難などが、巡り巡って自分への足かせになることを理解している。そんも結果、ネガティブなことや批判的なことは口にしないし、不満があるときには問題解決に繋がる建設的な批判をするよう、心がけている。

不幸な人

何か不満があると、まずは相手の欠点を見つけて、批判と非難を繰り返すことで、一時的な精神の安らぎを得る。その結果、自分は何も変わっていないのに自分がよくできるという自己欺瞞に陥って、ますます自分を安心させるため、他人を批判するようになる。

 

文句を言うだけで何も考えない人。批判ばかりが得意で自分では「私の役目じゃないから」とかなんとか理由を付けて動かない人。これを役立たずと呼ぶ。いるよね、どこの職場にも。私の部下にもたくさんいる。正直ウンザリする。正直上司の顔が見てみたくなる。

 

 

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5.行動

幸せな人

とにかく行動コストが小さく、マメに動いている。その結果、さまざまな人との出会いが生まれ、成長の機会を増やしている。

不幸な人

失敗を恐れて、行動しない、動かない。人が何かをしてくれることを期待してしまう。その結果、自分が動くことに対するコストがますます高くなり、より怠惰になる。

 

やる気というのは基本的には勝手に出ない。動き出して、何かを得た人のみが手に入れられるエネルギーである。確かにたまに妙にやる気に満ちているときはあるが、それがなければ動けないなんて人間としてどうなのかと思ってしまう。

行動しない人間が何かを得ようなんて、厚かましいにもほどがある。そんな人間には不幸がお似合いである。 

 

6.幸せの基準

幸せな人

幸せの基準は自分にあり、自分の中で喜びを感じること、自分の持ち味・特性を活かせることを自覚的に選択し、集中してそこを伸ばしている。その結果、周りの人もその人を応援したくなる。

不幸な人

幸せの基準を外から見える自分に求めていて、年収や社会的立場などのランクに捕らわれてしまう。その結果、ランク主義者しか、周りに集まらなくなる。

 

この記事の最初に書いたことである。幸せなんて自分の感覚を信じればいいだけなのだ。とっても簡単。とってもお手軽。わざわざみんなから褒めてもらうことを求める必要なんてない。

承認欲求が尽きることなんてないのだから。

 

7.感謝

幸せな人

自分の能力で無理せずに力を発揮できる範囲をわきまえたうえで、積極的に周りや社会への貢献をしている。その結果、感謝も集まるし、自分の得意技も磨かれる。

不幸な人

どうやったら自分の得になるかを常に考え、自分で何もかも成果を上げられるような全能感にとらわれている。その結果、他の人がその人に「何かをしてあげたい」と長期的には思わなくなる。

 

感謝の気持ちは幸せな人しか持てない。逆に言えば、感謝の気持ちさえ持てれば幸せになれるのかもしれない。ただ私たちは凡人なので、感謝したりできなかったりをユラユラと漂いながら生きている。

いつか抜け出せるのだろうか?

 

あなた次第です 

以上が「幸せな人と不幸な人の7つの違い」である。

これを読んですぐに幸せになれるようなものではないかもしれないが、きっと納得されたことと思う。不幸な人というのは、不幸になるべくして不幸になっているのだ。悲しくもあり、少々可笑しくもある。

 

幸か不幸か、どちらを歩くも自分次第である。

 

参考にされたし。

 

以上。

 

不幸になる生き方 (集英社新書)

勝間 和代 集英社 2010-06-17
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