勘違いしてもらいたくないのだが、私たち夫婦は仲が良い。
なにせ宗教が違うにも関わらず結婚しているぐらいだ。どれだけお互いを尊重しているか分かってもらえるだろう。
そんな訳で私たち夫婦は大きな問題もなく、とっても仲良くやっているのだが(私が奥さんのご機嫌を伺うことが多いのは若干気になるが気にならない)、ちょっと興味があったのでこんな本を手に取った。
妻が抱える「夫ストレス」 | ||||
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本来、慈しみ合う相手、夫。その夫がストレス、という人が増えている。定年を迎えた夫の在宅時間が増えて、快適生活に慣れていた妻が抱えるストレスに加えて、20、30代が感じるストレスとは?その解決法を紹介。
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世の妻は夫を憎んでいる
本書にこんな言葉が載っていた。
「結婚すればもっと楽しい生活になると期待していたのに、夫は、結婚した途端まったく動かなくなって、粗大ごみ化してしまいストレスが溜まる一方」
「私の話はろくに聞こうとしないのに、人の悪口ばかり言って、聞いていてうんざりしてしまう」
「夫が仕事をしているうちは、まだ我慢できました。でも、退職して夫がずーっと家にいるようになると、夫の存在そのものがストレスになっています」
こんな話が溢れかえっていた。正直、夫側である私はウンザリしてしまった。なんだか自分に言われているような気になってしまう。
こんな本が出版され、体験談がこれだけ載っているのだから、世の中には夫を憎んで仕方ない妻がたくさんいるようだ。
いつだかテレビの街頭インタビューで「あなたはなぜ結婚しないのか?」という質問に対して、「結婚している人からは相手の悪口しか聞いたことがない」と答えている人を見たことがある。
たぶんこれは一般的な共通見解だと思う。私も結婚前は似たような感想を持ったものだ。
職場の上司にそんなようなことを話したら、「いや、俺は奥さんと結婚して良かったと思ってるよ」と得意気に言われた。
その人は1年後に奥さんに逃げられた。
結婚というのは難しいものだと私は思い知らされた。
夫婦仲が悪くなる三種の技法
本書の中に「夫婦仲が悪くなる三種の技法」というのが載っていた。
きっと多くの夫婦間で見られる現象なのだろう。
これをするだけで夫婦間にすぐさまヒビを入れられるという優れものである。
どうでもいいのだが、ヤケクソで紹介しておく。
①「でも」とすぐに相手の言うことを覆す
相手の話を聞くことは、夫婦だけでなく人間関係の基本であり、それができない人が嫌われると言っても過言ではない。
相手の話を聞かずに自分の意見ばかりを押し通せばそりゃあストレスになることだろう。
②「そうだね」という同意の言葉を決して言わない
同意、というのは承認である。よっぽどの悟りを開いた人でなければ、承認欲求からは逃れられない。つまり承認されたいのが人間なのである。
一番身近にいる人が自分を承認してくれないのなら、仲が悪くなって当然である。
というか同意が一切ない夫婦ってどうやって維持するんだ?
③謝罪の言葉がない
結婚は陣地争いだと言っていたのは島田紳助だっただろうか。
相手に譲ってしまうと一生それについて我慢をし続けなければならない、というような話だった気がする。
年を重ねるとこの傾向がより強くなるのか、「相手に謝る」=「相手を優位にする」=「自分が不利になる」という図式ができてしまい、いくら自分が悪いと理解してても(そんな状態を理解と言えるのかは疑問だが)間違いを認めることができなくなる。
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マザーテレサよ、助けてくれ
何だか書いていて本当にウンザリしてきたので、心を一回洗浄したいと思う。
こういうときはマザーテレサの力を借りようじゃないか。
一緒に薄汚れた心を浄化しましょう。
一切れのパンではなく、
多くの人は愛に、
小さなほほえみに
飢えているのです。
愛されることより
愛することを。
理解されることよりは
理解することを。
暗いと不平を言うよりも、
あなたが進んで
明かりをつけなさい。
愛とは、
大きな愛情をもって
小さなことをすることです。
神様は私たちに、
成功してほしいなんて思っていません。
ただ、挑戦することを望んでいるだけよ。
※こちらのサイトを参考にしました。
世の中の夫婦が仲良くなりますように。
そして憎み合うぐらいならば、さっさと他人になりますように。
以上。
妻が抱える「夫ストレス」 | ||||
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