どうも。ポンコツ会社員のひろたつです。
連日、はてなの注目ブログに紹介されていて困惑している。
これだけ注目されると、いつもなら何の考えもなしにお気楽に書いていた記事のハードルが勝手に上がってしまう。ついつい記事を書く手が止まってしまいがちだ。
そんな訳で、私にしては珍しく他のブログを参考にしてみることにした。読んだのは、私と同じようにはてなの注目ブログとして紹介されていたこの記事だ。
はてブの数も凄まじいことになっており、本当に素晴らしい記事なのでぜひ読んでもらいたい。
いや、本当のことを言うと私はあまりしっかりとは読んでいない。太字の所だけ読んだ。いや、本当はそれさえも読んでいない。この記事が表示されているデスクトップをぼんやり眺めただけだ。何の情報も入ってこなかった。書いた方には本当に申し訳ない。
私はこの経験で学んだのだが、人にはそれぞれ見合ったレベルというものがあるようだ。確かにこの記事は非常に有用なのだろう。だが、猫に小判、馬の耳に念仏の例えのように、ポンコツにデザイン思考なのだ。まるで効果がない。意味をなさない。
私だって本当は同僚に差をつけたい。だが理解できないものは仕方ないのだ。ハイレベルすぎる。分からないだけならまだいいが、そもそも興味も湧かないし、受け入れる気持ちがない。私がアホなだけなので、この記事を書かれた方には何の責任もない。だが私に責任があるかと言うとそれは違うと言いたい。理由は100個ほどあるが、わざわざ書き連ねる必要はないだろう。ご想像にお任せする。
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ぽんこつが同僚に差をつけるには
で、せっかく他の人の記事を読んだので(読んでいないが)これを参考にして私なりの記事を書きたいと思う。
デザイン思考の記事にあれだけの反響があったということは、それだけみんなが「同僚に差をつけたい!」と思っているだろう。私のようなポンコツがみんなに教えられる「同僚に差をつける方法」は何だろうか?と考えた所、数秒で答えが出た。
「そうか、いつもやっている”仕事ができるフリ”のやり方でいいのか」
まさに天啓だ。十数年に及ぶ会社員生活ですでに私の血肉と化しているこの”仕事ができるフリ”がついに世の中の役に立つ日が来たのだ。
ポンコツは基本的に仕事ができない。だからこそポンコツなのだが。
そんなポンコツがどうやって会社内で抜きん出るか?ポンコツなので下手に結果を出すことは許されない。なぜならその結果を維持できないからだ。
結果も出さずに上司の評価を得る。そんな魔法のようなことが可能になる。それが”仕事ができるフリ”だ。上司の印象を良くしたり、周囲の人間から「あの人はできる」と認識されることだろう。
これが上手くハマれば同僚に差をつけることも可能だ。それは私のようなポンコツにも100人を超える部下がいるという事実が何よりの証拠だ。私に100人を超える部下がいるという事実の証拠は無いがな。
まったく建設的ではない
前口上が過ぎた。余計なことをしゃべりすぎるのが私の悪いクセだ。そしてそれがポンコツである所以である。
この記事を読むにあたって、ひとつ注意しておきたいことがある。先程、世の中に役立つと書いたばかりだが、以下に書かれた内容には実は少しも建設的な要素がない。はっきり言ってムダである。会社にとってもムダだし、社会的にもムダだし、こんな下らないことをしている時間もあなたにとって人生のムダである。
それでも構わないという頭の弱い方だけがこの門をくぐってもらいたい。
では以下に具体的な方法を挙げていく。
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メモを取る
メモは非常に有効である。仕事を進める上で、ということではない。上司に「こいつはやる気がある」と思わせることに有効なのだ。
そもそも頭が良ければいちいちメモなんか取る必要はない。メモを取るということは「私はすぐに忘れますよ」と間接的に言っているようなものなのだが、それなのに世の上司達はこぞって「メモを取れ」と言い、メモを取る部下に好印象を抱く。アホだと思う。だがこのアホが私たちの評価を決める以上、私たちはアホの基準に沿ってやる必要がある。
なので、実際にはメモを取っていなくても構わない。上司の話を聞きながらメモを取るフリをすればいい。”紙に何かを書いている”という行為を見せるだけでいいのだ。
私の場合、上司が何か話をしているときは常にメモ帳を手元に置いている。メモ帳に書き込むことも多々あるが、大抵はブログのネタだ。仕事のことは1割に満たないと思う。
上司が話をしながら視線をこちらに寄越すときは、こちらも相手の目をまっすぐ捉える。うんうん、と頷きながら手元のメモ帳には常にペンを立てておく。上の画像のようなイメージだ。こうすることで、「あなたの話は本当に参考になる。重要な部分は漏らさず書き残しておきたい」というメッセージを伝えることができる。
ときおり、書いた内容にグリグリと大きな丸を書くこともポイントである。上司は勝手には「今、重要な所に印をつけたな」と考える。実際はただグリグリと丸を書いているだけなのだが構わない。好印象を与えることが目的なのだ。
相談する
上司は相談されることが好きである。あまりにも込み入った内容だとうんざりするだろうが、自分の人生経験の中で処理できる内容であれば得意気にアドバイスをしてくることだろう。
ここで重要なのは上司に「こいつは自分を慕っている」と認識させることである。 上司は基本的に頼りにされることに無常の喜びを感じる生き物だ。頼りにしてくれる部下を悪く思う上司はいない。
悩みに悩んだ挙句、最終的に頼ったのが自分だったと分かれば、冷静そうな表情を浮かべたり、相談内容を聞きながら深刻そうな顔をしているかもしれないが、実際胸の中では「キャッホーイ!」となっていることだろう。
ということで、相談内容は何でもいいのだが、できればプライベートなことがいい。仕事の相談でもいいのだが、いかんせんパンチが足りない。
プライベートなことを打ち明け、しかもそれを相談してきた、という行為に上司は萌える。これは頼りにしている人にしか絶対にしない行為だからだ。
「プライベートなことを上司に話したくない」
そう思われる方も多いだろう。そんなの私だってそうだ。絶対にプライベートなことなど上司に相談したくない。無関係の人間に相談する必要がない。なぜなら無責任なアドバイスをもらうだけだからだ。責任のない人間のアドバイスほど役に立たないものはない。
で、相談内容だが、これも何でもいい。上司が喜んでアドバイスをしそうな議題を出してあげよう。
例を挙げるとすればこんな感じだろうか。
・友達が仕事を辞めたがってて…
・友達が仕事にやる気が出ないと相談されていて…
・ペットが病気で…
・ペットが死んでしまって…
・家族の仲が悪くて…
・彼氏(彼女)と上手くいってなくて…
とにかく何でもいい。もちろん、本当に相談する必要はないので、適当な話題をでっち上げればいい。目的は上司に「頼られてる…!」と思わせることなのだ。
独り言
これは非常に細かいテクニックになる。
例えばあなたが仕事中に何も考えていなかったとしよう。だがそれだとアホ丸出しになるので、周囲の人間には常に「自分は仕事のことを考えている」と思わせなければならない。
そこで有効になるのが独り言だ。
以下にワードと、それによって得られる効果を説明していく。
「マジかー」
トラブルは仕事をしている人間の元にしか起きない。仕事をしていないポンコツだと思われないためには非常に重要な言葉だ。
冷静だけどショックを受けている感じで言おう。そうすることで周囲の人間は「何か仕事上のトラブルに見舞われたのだろう」と思ってくれる。
「あっ、そうか」
さも今まで何かに頭を悩ませていて、些細なことから答えを導き出したように思わせることができる。周囲の人はいちいち「何が分かったの?」とは聞いてこない。もし聞いてくるような失礼な輩がいたら、意地悪な顔をしながら「あとでのお楽しみ」とでも言っておけばいい。勝手に想像してくれることだろう。もしそいつがしばらくしてから「あの時のやつ何だったの?」と聞いてくるようだったら、「何か、勘違いだったみたい」とでも言っておけばいい。
(電話を切った後)「早く言えよ!」
仕事ができる人間は行動力がある。
出来ることなら、呟いたあとはそのまま部屋を急いで飛び出してもらいたい。するとさも「急な仕事が入った」かのように見える。しかも呟いた後、すぐに部屋を飛び出ることで、「あの人はすぐに対応しに行った」と思われる。
「そっちかー」
仕事をできる人間はあらゆる可能性を考える。ポンコツにはあらゆる可能性を考える頭はないが、考えている雰囲気は出せる。
これは誰かが話しているときに呟くと効果的だ。話の流れを読んだ上で、「ああ、そっちなのね」と、あたかも”選択肢がたくさんある人”のように思わせることができる。実際は何も考えていなくてもまったく問題ない。
「それって…」
仕事ができる人間は頭の回転が早い。頭の回転が早いことを示すためには他よりも先じることが必要になる。
何かトラブルの報告を受けたとき、話の冒頭部分ですぐにこの言葉を言おう。すぐにこの言葉を出すことで、まるであなたが「そのあとに続く話はもう想像がついている」ように思わせることができる。そのトラブルの重大さがまったく分かっていなくても問題ない。
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仕事は素晴らしい
以上が私が普段使っているテクニック達だ。あまりの下らなさに吐き気を催しそうになるが、これが私なのだから仕方ない。ありのままの自分を認めるということ、生きていく上で非常に大事だ。自分のことを牛だと思い込んでいる馬がいたら不幸だろう?意味はよく分からないが。
もしこの記事を読んでいる学生の方がいたら、「社会人ってこんなんでもいいんだ」と思っているかもしれない。その通りだ、ムリはいけない。自分にできることをコツコツとやるべきだ。誰もが立派な仕事をするわけではないのだ。
また社会人の方でこの記事を読んでいる方は「こいつどうしようもねえな」と思っているかもしれない。その通りだ、どうしようもないのだ。どうしようもない私は、このどうしようもない頭を抱えながら生きていくしかないのだ。その苦悩が分かるだろうか?
とにかく私が言いたかったのは、「仕事は素晴らしい」ということだ。それは皆さんによく伝わったと思う。それだけでもこの記事を書いた甲斐があったというものだ。
皆さんには是非とも、このテクニックを使って同僚に差をつけてもらいたい。
差をつけられたら申し訳ない。
以上、健闘を祈る。