先日の記事に関連して。刺青・タトゥー啓蒙活動第3弾です。
バカの証?
タトゥーは若さゆえの過ちと語られることが多いように感じます。
確かに愚かな若者が勢いで入れることは多いでしょう。若さゆえに平気で冒険が出来てしまうんですね。
しかし、ここで自分の心を深く掘り下げてもらいたいのです。
バカな若者がバカな刺青を入れたことがなぜそんなにもあなたの心をかき乱すのでしょうか?
愚かな行為に腹が立つのでしょうか?
迷惑なやつらがやっているからでしょうか?
個人的に何か恨みがあるとか?
少し冷静になって考えてみると、刺青自体に嫌悪感を抱いていないことに気付きます。
何が引っかかるのか?
みんなが引っかかっているのは、結局のところ「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という感情です。
刺青やタトゥーを入れた人間はあなたに害を与えるかもしれませんし、迷惑をかけるかもしれません。ヤクザ、ヤンキー、チンピラなどがそうですね。害悪の象徴です。
しかし刺青それ自体はあなたに何の害も与えません。むしろ私からしたら、それは絵画と同じでこちらに価値を提供してくるものです。だってヤクザが被っている帽子を見て「うわっ、なにあの帽子?!最悪!」とはならないですよね。
この違いに気付いているでしょうか?
あなたの感情は何に振り回されているのかを見極めてください。
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過去を認めない
自分の感情がどこから来るのかを認識できていない人は刺青を見た途端、脊髄反射的に「うわっ、刺青!最悪!」となってしまうのです。また、それをこじらせると刺青を見ただけで「ああ…この人はバカなんだ…」と考えるようになります。
たとえそれがどんなにマトモな人だとしても、刺青があるだけでその人の価値を分かったような気分になるのでしょう。「今はマトモそうに見えるけど、若い頃はめちゃくちゃだったんだ。それがこの人の本当の姿なんだ」といったふうに。
自分の影がジャマをする
もしかしたら若い頃に勢いで入れた刺青は失敗かもしれません。人によっては後悔しているかもしれません。
しかしそれは本人の問題であってあなたの関知する所ではありません。不快に感じるなんてもっての外。
若い頃の失敗を笑ってくれない人は、自分の内に人には見せられない”傷”を隠しているだけです。それをバカにされる前に、自分が傷つく前に他人を攻撃するのです。
さあ、問いかけましょう。
あなたが嫌いなのは刺青ですか?それとも刺青を入れている人ですか?