この記事は、
「色々読みたい本はあるけど、時間が無い」
「本を読むのは苦手だけど、中身に興味はある」
「話題の本を理解した気になりたい」
という方のために本の内容を1分間で読めるようにまとめたものである。無理矢理まとめている。
記事の内容は…
①本の内容を1分間で読めるようにまとめたもの
②雑談に使えるエピソード
③私の感想
となっている。
一冊の書籍を1分間で読めるようにまとめるためにはかなりの大部分を取捨選択しなければならない。というか捨てる部分がほとんどである。
なのでハッキリ言えば、こんなのまとめでもなんでもない。
だがそれでも紹介する書籍の一番美味しい部分、つまり本の”サビ”を伝えることはできるかと思う。
また、私は読んだ本に載っていた面白いこぼれ話やエピソードに目がない。こういった話が大好きな方もいると思うので、一部だけ紹介したいと思う。
限られた人生をムダにしないためにも、この記事を参考にしていただけたら幸いだ。
ではどうぞ。
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今回紹介する本
その仕事、命よりも大切ですか?NHK、毎日新聞、産経新聞、ハフィントンポストで紹介され話題になった過労死マンガを書籍化!
①1分間で分かる『死ぬくらいなら会社辞めればができない理由』
分かりやすいタイトルを付けると売れやすい。この本も似たような戦略でこんなタイトルが付けられたものと思われる。
その証拠に「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」は、本を読むとものの数秒で分かる。本の冒頭に早速答えが書いてあるのだ。
では、残りは何かと言うと、「心の安定を保つ方法」である。
具体的にはこんな感じ。
・まだ大丈夫だ、を続けている内に取り返しがつかなくなる
・他の人も頑張っているから、と頑張ってしまうのは違う
・頑張りを「消耗」と「満足感」に分かつ要素は、
①頑張っていることが自分で決めたかどうか
②頑張ったことの成果が見えるか
・ツラいときに休むのは当たり前
・身体を壊して人生が狂ったとしても、他人は何の責任も負ってくれない
・考えても解決しない問題は考えるだけムダ
・「妬む」と「羨む」の違いを意識すべし
②雑談に使えるエピソード
著者のお母さんが元ハローワークの職員なのだが、あるとき来た人の話がなかなか強烈だった。
会社の指示通りに仕事をしたら、身体を壊してしまった。しかし、会社は責任を取らずに解雇。再就職先を探そうにも身体が不自由なため、なかなか決まらないそうだ。
この人の相手をしたお母さんからの金言がこちら。
会社というか、他人はいざというときに何もしてくれない。だから自分の身は自分で守らなければならない。
もし仕事で身体をおかしくしても、「自分で気をつけなかったのが悪い」と言われるだけ。
肝に銘じましょう。
③『死ぬくらいなら会社辞めればができない理由』を読んだ感想
エッセイ的な部分もあるが、9割ぐらいはマンガなのですいすい読めてしまう。私の場合は15分ぐらいで読み切ってしまった。この記事を書くほうがはるかに時間がかかっている気がする…。
ただ、それだけ短時間で読めるからといって中身が薄いわけでは全然なくて、むしろ濃すぎて息が詰まるほど。
私は身体を壊すほど働いた経験はないのだが、近い状況まで追い詰められたことはあるので、本書で繰り出される感慨深い言葉の数々に「たしかになぁ…」打ちのめされっぱなしだった。
「他人に迷惑をかけるな」「努力しなさい」と言われて育ってきた私たちは、逃げることが非常に苦手だ。自己犠牲の精神が呪いのようにこびりついている。なかなか取れるものではない。
でも、本書でも繰り返し書かれていることだが、周りのために身体を壊したとして、それに見合うだけの見返りを他人が提供してくれることは、絶対にない。
ドライな言い方にはなるが、やはり他人は他人である。自分を一番大事にしてくれるのは、家族以外では自分しかいないのだ。その事実は脳みそに直接刻み込む必要があるだろう。
以上。参考にしていただきたい。