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Twitter『2022年上半期の本ベスト約10冊』ランキング!!

 

どうも、読書中毒ブロガーの ひろたつです。エアコンの適正温度が永遠に見つけられません。

 

さて、今回もTwitter連動企画である。まあ勝手に私が連動させているだけなので、正確にはTwitter手動企画である。

 

題して…

 

『2022年上半期の本ベスト約10冊』ランキング!!

 

 

わー…パチパチパチパチ…。

 

さあいつものだが、私が勝手に人力でツイートを集計して、勝手にランキングにまとめた記事である。

もう概要説明はいいだろう。とにかくめちゃくちゃ時間がかかるやつだ。

しかも集計ミスがあるとめちゃくちゃ嫌われるやつだ。リスクがでかいのに実入りはほとんどない。99%慈善事業である。みんなもっと私を褒めろ。慰めろ。

 

とまあ私のいらん愚痴なんて誰もいらんと思うのでこれくらいにして、早速気になるランキングに移ろう。

 

まとめた私が言うのもなんだが、マジで危険なランキングだ。

 

知らなかったのにめちゃくちゃ美味しそうな作品が目白押しである。

ランキングを眺めながら、背後に積ん読の神が迫ってきているのを肌で感じる。ほらあなたの後ろにも。

 

 

ちょっと怖いことを書いたところで、ランキングに入ろうじゃないか。

 

 

レッツビルド、積ん読タワー。

 

 

 

 

※集計作業(気力体力)の都合上、5票以上入った作品のみの紹介となっております。

 

(今回、新型コロナに感染している状況で書いた記事なので、いつもにも増して雑かもしれませんが落ち着いたら手直しします)

 

 

24位【5票】

 

まずは5票を獲得した24位である。全部で51作品がランクイン。

 

 

~~~~

 

『52ヘルツのクジラたち』
『AX』
『invert 城塚翡翠倒叙集』
『オルゴーリェンヌ』
『カササギ殺人事件』
『きたきた捕物帖』
『ギフト』
『タコピーの原罪』
『ダロウェイ夫人』
『どうしても生きてる』
『ノースライト』
『ペッパーズ・ゴースト』
『ゆきあってしあさって』
『愛じゃないならこれは何』
『愛なき世界』
『一汁一菜でよいという提案』
『遠慮深いうたた寝』
『王とサーカス』
『楽園のカンヴァス』
『巨匠とマルガリータ』
『虚無への供物』
『後宮の烏』
『絞め殺しの樹』
『砂の女』
『時計屋探偵の冒険』
『春のこわいもの』
『常識のない喫茶店』
『全裸刑事チャーリー』
『入れ子細工の夜』
『白夜行』
『麦本三歩の好きなもの』
『米澤屋書店』
『法治の獣』
『迷路館の殺人』
『夕暮れに夜明けの歌を』
『予言の島』
『容疑者Xの献身』
『百年の孤独』
『今日のハチミツ、あしたの私』
『星のせいにして』
『映画を早送りで観る人たち』
『古代中国の24時間』
『あなたのための短歌集』
『ジェノサイド』
『Another』
『こころ』
『殺人出産』
『クララとお日さま』
『星を継ぐもの』
『現代生活独習ノート』
『その他の外国文学」の翻訳者』

 

 

~~~~

 

ここら辺はまた新旧入り乱れたラインナップとなっている。

その分、不動の名作の凄さを改めて感じるし、新作だけど一部には確かに認知されている作品が見えて面白い。

私の個人的な興味だと『古代中国の24時間』が気になるかな。ちょうど『蒼穹の昴』を読んでるところで、中国というヤバい国への関心が凄い。いやー、宦官制度はほんとにイカれてるわ。

 

 

23位【6票】

 

6票を獲得した23位には、40作品がランクイン。

 

~~~~

 

『7.5グラムの奇跡』
『カエルの小指』
『こちらあみ子』
『スロウハイツの神様』
『ハーモニー』
『ピラネージ』
『ヘヴン』
『まほり』
『ミトンとふびん』
『ミミズクと夜の王』
『メキシカン・ゴシック』
『モモ』
『燕は戻ってこない』
『夏と冬の奏鳴曲』
『海をあげる』
『噛みあわない会話と、ある過去について』
『古本食堂』
『五つの季節に探偵は』
『鹿の王』
『神薙虚無』
『正体』
『千個の青』
『早朝始発の殺風景』
『大鞠家殺人事件』
『断罪のネバーモア』
『弔い月の下にて』
『逃亡テレメタリー』
『熱帯』
『破船』
『八月の母』
『満願』
『野良犬の値段』
『夢の棲む街』
『十二神将変』
『猫のお告げは樹の下で』
『風の港』
『マイクロスパイ・アンサンブル』
『新しい星』
『彼女が最後に見たものは』
『すべてがFになる』

 

~~~~

 

書店の店頭などで平積みされてたり、POPを派手に付けてたりする百田尚樹の『野良犬の値段』や伊坂幸太郎の『マイクロスパイ・アンサンブル』がこの順位に甘んじている辺りに、今回のランキングがどれだけ厳しいかの片鱗が見えるだろう。

それにしてもこういったランキングで毎度名前を見かけるたびに言葉に表せぬ感情にさせる麻耶雄嵩の存在感よ。一緒に並んでるのが超名作『モモ』というのがさらに良い。何が良いのかは知らんが。

 

 

22位【7票】

 

7票獲得の22位は18作品がランクイン。

 

~~~~

 

『お探しものは図書室まで』
『たゆたえども沈まず』
『パラソルでパラシュート』
『マカン・マラン』
『レジェンド・アニメ!』
『雨滴は続く』
『火喰鳥』
『革命前夜』
『感応グラン=ギニョル』
『喜べ、幸いなる魂よ』
『砂嵐に星屑』
『殺戮にいたる病』
『死刑にいたる病』
『蜜蜂と遠雷』
『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』
『密室黄金時代の殺人』
『ライオンのおやつ』
『ブラザーズ・ブラジャー』

 

 

~~~~

 

この辺りから、往年の名作よりも新しめの作品が並ぶようになっている。

映像化されてる作品も入っているので、下半期のランキングにどこまで影響が出るか観察してみると面白そうである。『ブラザーズ・ブラジャー』辺りは掘り出し物として、爆発的ではないものの人気が継続しそうな感じが出ている。

 

 

21位【8票】

 

8票を獲得した21位は15作品がランクイン。

 

~~~~

 

『ザリガニが鳴くところ』
『タラント』
『むらさきスカートの女』
『ラブカは静かに弓を持つ』
『らんたん』
『愚かな薔薇』
『犬王の巻』
『舟を編む』
『水上バス浅草行き』
『マスカレード・ゲーム』
『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
『コンビニ人間』
『ストーンサークルの殺人』
『ひと』
『ブラックボックス』

 

~~~~

 

ここも非常に見応えのあるラインナップである。

気になる新作が多数ランクインしていて、良い意味で目の毒である。積ん読増えそー。

個人的に積んでるのは『ラブカは静かに弓を持つ』と『ストーンサークルの殺人』。『ザリガニ』もずっと気になっているし、グロいほどに生々しい女性を書かせたら世界一の柚木麻子の『らんたん』も外せないし…いやーこれは危険ですわ。

 

 

20位【9票】

 

9票を獲得した20位は14作品がランクイン。

 

 

~~~~

 

『NSA』
『オオルリ流星群』
『ハケンアニメ!』
『闇祓』
『左川ちか全集』
『信仰』
『夜市』
『儚い羊たちの祝宴』
『いずれすべては海の中に』
『おいしいごはんが食べられますように』
『緑の天幕』
『木曜日にはココアを』
『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』
『戦争は女の顔をしていない』

 

~~~~

 

かなり満遍なく票がバラけててとってもよろしい。

いろんな作品を知りたいし、いろんな作品を知ってもらいたい本好きとしては、あんまり上位作品ばかりに票が偏るのはちょっと寂しかったりする。

皆さんのコメント具合を見ている感じだと、『NSA』はif系の歴史モノとしてかなり高評価を得ている印象。テーマがテーマだけに苦手な人も多そうだけど…。

 

 

19位【10票】

 

ここから一気に作品が絞られます。

10票獲得の19位は5作品のみ。

 

~~~~

 

『名探偵と海の悪魔』


『ビブリア古書堂の事件手帖』


『偽りの春』


『カラスの親指』


『現代思想入門』

 

~~~~

 

とんでもない煽り文句の『偽りの春』に安定の『カラスの親指』と、ミステリー同士でいい戦いを繰り広げている。

意外な人気を見せたのが『現代思想入門』

最近の緒方恵美にそっくりな著者が繰り出す、フランス現代思想を分かりやすく噛み砕いた新書である。こうやってノンジャンルな方がランキングって面白いよね。

 

 

18位【11票】

 

11票を獲得した18位は7作品がランクイン。

 

 

~~~~

 

『テスカトリポカ』


『ミーツ・ザ・ワールド』


『平家物語』


『夜が明ける』


『ただいま神様当番』


『カラマーゾフの兄弟』


『わたしの美しい庭』

 

~~~~

 

話題作が目白押しである。

『平家物語』はやはりアニメ化の影響が大きい。900ページ超えの本がこんな上位にランクインするなんて快挙と言えるだろう。

過去最高レベルでやりたい放題の直木賞受賞作である『テスカトリポカ』が意外とこの順位。個人的に大好きな作品なんだけど、まあ順当っちゃあ順当か。あれが絶賛の嵐になるような世の中、怖いよ。

 

 

17位【12票】

 

12票を獲得した17位はたったの2作品。

 

~~~~

 

『なめらかな世界と、その敵』

 

 


『残月記』

 

 

 

 

~~~~

 

 

16位【13票】

 

16位は6作品がランクイン。

 

~~~~

 

『すべての月、すべての年』

 


『我が友、スミス』

 


『十角館の殺人』

 


『線は、僕を描く』

 


『N/A』

 


『かか』

 

~~~~

 

なぜか芥川賞に関わりのある作品が集中した16位。

特に個人的に注目したいのは、やはり年森瑛の『N/A』だろう。普段エクセルで見かけすぎてる単語なので物凄くなんかアレな気分にさせられるのだが、人気の加速が凄い。

だって発売が6/22。私がこの集計を開始したのが7月の頭なので、2週間も経っていないのにこの票数なのである。いやはや恐ろしい才能である。

安定の直木賞と違って、芥川賞はまれに万人受けする天才が突如して現れるから面白い。

 

アメリカ文学の秘密兵器こと、ルシア・ベルリンも去年辺りからかなり人気が急上昇している。

「死後数年経ってから評価されるようになった」をまさかこれだけコンテンツに溢れた現代で体験することになるとは驚きである。

 

 

15位【14票】

 

15位も2作品のみ。

 

~~~~

 

 

『掃除婦のための手引き書』

 

 

『異常』

 

~~~~

 

またしてもルシア・ベルリン。

そして書店でその異様な存在感で、ひと際目をひいた『異常【アノマリー】』がランクイン。これは思わず手に取っちゃうよね。フランスで110万部超えのベストセラーらしいのだが、あらすじを読む限りたしかにそんなニオイがする。実験的だけど面白いという感想が多数よせられている。

 

 

14位【15票】

 

14位は6作品。

 

 

~~~~

 

『塞王の楯』

 


『三体』

 


『龍神池の小さな死体』

 


『幸村を討て』

 


『硝子の塔の殺人』

 


『スモールワールズ』

 

~~~~

 

ここら辺に来るとさすがに知られた作品が並んでいる。

それにしても今村翔吾の躍進っぷりには驚かされる。直木賞受賞がこれだけ売れる大きなきっかけになるのを見たのは、私としては初めてかもしれない。(元々売れている人とか有名な人が獲るイメージ)

良い作品を書き続ければどこかで爆発するという好例かもしれない。あとは彼の場合、帯を見ると他の作家からめっちゃ愛されてる感じが出ているので、それもまた後押ししている理由なのかもしれない。

 

 

13位【16票】

 

13位は1作品のみ!

 

 

~~~~

 

 

『ミシンと金魚』

 

 

~~~~

 

うわぁ~、これは恥ずかしながら完全にノーマーク。まったく知らない作品でした。

あの“すばる文学賞”を受賞した作品なのでクオリティは間違いないだろう。

それにしても皆さんに読んでみてもらいたいのは、受賞の言葉である。わずか300文字程度なのに思わず涙してしまう。言葉の力が凄すぎて久々に鳥肌が立った。

ぜひとも読みたい作品である。審査員の激賞っぷりから本心からの感動が伝わってきてとても良い。

 

12位【19票】

 

惜しくも20票に届かなかった12位は2作品がランクイン。

 

~~~~

 

 

『捜査線上の夕映え』

 


『宙ごはん』

 

~~~~

 

時事ネタは扱わないことで有名な有栖川有栖が、珍しくコロナ禍を取り扱い、しかも火村英生シリーズという『捜査線上の夕映え』。

もうひとつは、『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞を獲った町田そのこの最新作が速攻でランクイン。大賞受賞の看板はやはり強し。いや、看板のおかげという意味ではなくて、大賞を獲るほどの方であれば最新刊も余裕で愛される実力があるという意味でして。

 

 

11位【20票】

 

さて、惜しくもベスト10入りを逃した第11位は、多めの4作品がランクイン。

 

~~~~

 

 

『イクサガミ』

 

 


『香君』

 


『くるまの娘』

 


『星を掬う』

 

~~~~

 

またしても今村翔吾。こちらの『イクサガミ』に関しては、帯の京極夏彦の仕事が良すぎる。私も書店で一回通り過ぎたんだけど、結局戻って買っちゃったし。

 

あと宇佐見りんがずっと売れているのも、純文学を愛する人間としては嬉しいかぎり。村田沙耶香と双璧を成す人気っぷりで非常に頼もしい。純文学組がこんなに跳ねるのって、中村文則以来じゃないか?

 

 

~~~~

 

さてここからは皆さんお待ちかね、私のツイートを見てすでに知っている方には格好の離脱ポイント、ベスト10の発表である。

で、毎度私の集計の常なのだが、投票数が同じものが出ているので、ベスト10と言いつつも12作品がランクインしているので悪しからず。

ほんとうは10作品に収める方が正確なんだけど、1冊でも多くの作品に高評価を与えたい欲求に抗えないのでお許しください。

 

ということで、ベスト10の発表である。

 

 

10位

 

まずは第10位!!

 

 

21票獲得!!

 

 

 

『かがみの孤城』

 

 

 

まだ人気なのか~。

愛されてるのは知ってたけど、全然下火にならないのが凄い。むしろ盛り返して来てる感さえある。ミリオンセラーをとっくに超えてるのに…。

これだけの感動作なので、ひとりでも多くの方に読んでみてもらいたいものですね。

↑実はハマってない奴。

 

 

 

10位のもうひとつはこちら!!

 

 


『爆弾』

 

 

 

爆弾のようにいきなり現れた衝撃作。

「都民1400万人を人質にとった容疑者と警察の戦い」という熱くならないはずがないプロットで、読者を不眠症状へとまっしぐら。これはエンタメ好きなら必読でしょう。

 

 

9位

 

続いては22票を獲得した、第9位!!!

 

 

 

『俺ではない炎上』

 

 

 

浅倉秋成、来てますねー。完全に時代を掴んでますな。いや、読者の転がし方を掴んでるのか?

上質なプロットももちろんだけど、取扱うテーマにリアリティと時代性があるのが、広く受け入れられる大きな要因になっているように思う。器用な作家である。

 

 

第9位のもうひとつはこちら!!!

 

 


『名探偵に甘美なる死を』

 

 

 

 

「VRゲームと現実の二重クローズドサークル殺人」って…どんだけ美味しそうなテーマ持ってくんのよ。これはミステリー好きなら垂涎ものでしょう。新しい快楽の匂いがプンプンすんぜ。

めちゃくちゃ高評価の作品だけど、実はシリーズものなので前作もあるし前々作もあるから、そちらから先に読むのを強くオススメする…と竹本健治先生がおっしゃっていたので間違いない。

 

 

8位

 

続いては24票を獲得した、第8位!!!!

 

 

 

『自由研究には向かない殺人』!!

 

 

 

重めのテーマを、主人公のキャラクターと最新ガジェットで見事に食べやすく仕上げたヒットミステリーである。

さっそく続編が出ているのだが、いきなり1作目のネタバレから幕開けになっているので、絶対にこちらから読むように!顔も知らない誰かとの約束だよ!!

 

 

7位

 

 

続きましては…26票獲得!!!

 

 

第7位!!!!

 

 

 

『流浪の月』!!!

 

 

 

 

これは嬉しい。

私が大好きな作品だってのもあるし、そもそもこんな飲み込みにくい作品がずっと愛され続けてて、しかも間口が広がり続けてるという事実が嬉しくって仕方ない。

遂に実写映画化されるらしいけど、最近の映像コンテンツの傾向である「短く」「わかりやすく」「何でも言語化」とは完全に真反対の作風なんだけど、どう調理されるのだろうか?

原作を読んだら映像の方は絶対に観ない主義なので、誰か確認したら教えて欲しい。

 

 

6位

 

ベスト10の前半最後を飾る第6位は、28票獲得。

 

 

これだ!!!!

 

 

 

『黒牢城』!!!!

 

 

 

穂信っち~良かったねぇ。直木賞も獲るし、本屋大賞にもノミネートされるし、こうして読者のお気に入りにもちゃんと入ってるし、言うことないね。

これだけ器用に色んなジャンルを横断して名作を生み出せるんだから、山田風太郎もニッコリでしょ。

 

 

5位【30票】

 

さてここからは…ベスト5!!!

 

 

30票を獲得…

 

 

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』!!!!

 

 

 

最近のSFでは完全に『三体』が時代を食ってたけど、その流れを一気に引き寄せた感がある。

いやー、私も読んだけどこれは凄いね。ひっさびさに、読み終えたあとの景色が変わって見えたよね。価値観がぐらんぐらんにヤラれたときの後遺症で。

なんかね、涙が出てくんの。でもその理由がよく分かんない。何かを超えた謎の感動があって、堪んなくなってしまった。こんな体験がまさか読書でできるとは…。本当に人間の想像力とは…偉大すぎる…。作者への圧倒的な感謝でいっぱいです。

 

 

4位【33票】

 

さあどんどん行こう!!!

 

続いては…33票を獲得の第4位!!!!

 

 

これだ!!!!

 

 

 

『六人の嘘つきな大学生』!!!!

 

 

 

 

またしても浅倉秋成…!!

どんだけ読者の人気を掻っ攫えば気が済むのよ。時代を掴めが気が済むのさ。

古参を気取るつもりはないけど『ノワール・レヴナント』の頃から凄いとは知ってたけど、まさかここまでハネるとはね。元々の実力がありつつの、照準が完全に時代に合わさったみたいね。

今回ベスト10に2作品がランクインしたのは彼のみです!!お見事。

 

 

3位

 

ここからは完全に頂点の戦い。

 

まずは銅メダルから。第3位の発表です。

 

 

各得票数…42票…

 

 

 

 

『正欲』!!!

 

 

 

 

紛れもなく朝井リョウの最高傑作。彼の作家人生に深く、そして大きく刻まれた名碑だろう。

『正欲』で衝撃を食らわない人間がいるとしたら、よっぽどのノーマルタイプか、他人に興味がない人間ぐらいだろう。それが良いとか悪いとか言うつもりは一切ないが、つまんない人だなとは個人的に思う。集団で思うことなんて無いがな。

私は読んだあとに、物理的に倒れ込んでしばらく呆然としてしまったぐらい食らった人間なので、皆さんも同じく高評価してくれていることがとても嬉しい。

楽しいだけが読書じゃない。痛みがあってこそ名作の門をくぐれるってもんよ。

 

 

2位

 

続いては準グランプリ。銀メダルの第2位である。

 

 

各得票数…44票…

 

 

 

 

『赤と青とエスキース』!!!

 

 

 

本屋大賞と同順位の第2位!!おめでとうございます。

青山美智子氏も完全に来てるね。時代が作風を求めてるのを感じる。

強烈さとかじゃなくて、温かみでここまで読者をノックアウトしてるっていうのがカッコいい。派手じゃない作品が強いのってなんかロマンがあるというか、「文学の腕力!!」という感じでめっちゃ好き。

 

…まてよ…これが2位ということは…?

 

 

1位

 

はい、皆さんの予想をまったく裏切らないであろう、もう発表するのも若干恥ずかしい第1位である。

 

得票数は…ぶっちぎりの70票!!

 

これは文句ないでしょう。

 

 

2022年上半期の本ベストランキング!!!!

 

 

第1位…!!!!

 

 

 

 

 

『同志少女よ、敵を撃て』

 

 

 

順当すぎ。

 

 

もうこれに尽きる。なんの意外性もない。

 

あとは本屋大賞がどれだけ信用できる賞レースがよく分かると思う。

 

そして忘れちゃいけないのが、これを発掘&新人なのに初版から3万部という大攻勢を仕掛けた早川書房は本当に偉い。この辺りのエピソードはこちらに載っているのでぜひ。めっちゃ胸熱よ。

書店に並び始めた瞬間から、書店の熱が凄かったからね。明らかに「これを売らずにどうする!」という気概が棚から滴り落ちてたよね。床が熱意でびっしゃびしゃ。

タイミング悪く、ロシアのウクライナ侵攻があったせいで、売上に翳りがあったかもしれないけど、この面白さまでは奪えない。すぐに夢中になれるから。

むしろこの時代、このタイミングで読めたことはとても貴重な体験になったかもしれない…と思いたい。

 

現実がどうであれ、作品にはなんの罪もない。それが素晴らしい作品であれば尚更だ。

 

ということで、第1位は順当な『同志少女よ、敵を撃て』でした。意外な作品じゃなくてごめんよ!!

 

 

では、長い記事に最後までお付き合いいただき感謝。

 

 

※ぜひTwitterで感想コメントとか拡散をしていただけると、頑張った私が報われますし、きっとあなたの徳が積まれることでしょう。

 

 

以上。

 

 

 

頑張った私を応援してあげてもいいよ、という方はこちら。

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