気分を入れ替えよう。
人は水
東洋医学では「人は水である」と考えられているそうな。
確かに人体に含まれる水分は60%を超えていて、そのほとんどが水だと言える。あんまり実感はないが。
で、この水の代謝が悪い人ってのは病気になりやすい。
簡単に言うと、汗をかかなかったり、極端に水分を取らなかったりする人。
水は腐る
水はよどむと腐ってしまう。
常に動き続け、新しい物を取り入れることで水は生き続ける。これを怠ったり、放置されると腐ってしまうのだ。
だから人間も水の代謝を怠ると不調をきたすのだろう。
心も腐る
これは体だけの話ではない。人間の心も腐る。感情も腐る。
同じことを繰り返す、同じ所に留まる。他人と交わらない。新しい物を取り入れない。新しい物に触れない。挑戦しない。
そんな人はどんどん腐っていく。
孤独が人をおかしくするのはこれが原因なのだろう。他人と交わらないことで、心と感情が腐っているのだ。
心が腐った人間は善良であろうとしない。他人の不幸を望み、秩序を破壊したくなる。人間があるべき姿から外れることを求める。
感情が腐った人間はいつでも不機嫌になる。何があってもイヤなところばかりが目につき、どんな素晴らしい物にも価値を感じなくなる。自分の不幸を嘆くのはあまりにも惨めになるので、他人に対して攻撃的になる。
「自分がこんなに不幸なのはあいつらのせいだ」
そう思うことで、自分の責任から逃れる。
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入れ替えなければいけない
自分の中を入れ替えよう。新しい物に触れ、本を読もう。音楽を流して聞くのではなく、心から楽しもう。場所を変えたり、会う人を変えてみよう。誰かをバカにして笑うのではなく、バカを楽しもう。
心に新しい物を吹き込んで、心を動かそう。
人はそれを感動と呼ぶ。
孤独を愛せるように
孤独が心を腐らせると書いたが実は少し違う。
人と繋がっていることが大事だと思われている。しかし絶対的に人間は1人であり、誰も自分の人生の責任はとってくれない。舞台に立っているのは自分だけで、周りにいるのは観客でしかない。
人と繋がっていることが絶対だと思ってしまうと、孤独を嫌うようになる。孤独でいる自分を間違っていると思うようになる。
だが本来は孤独こそが人間の本質で、そこに全てが詰まっている。
結局の所、自分をよどませるのは自分でしかなく、誰のせいでもない。どれだけ周囲から嫌われようが、どれだけ孤独だろうが、世界にはいくらでも感動が散らばっていて、それに気付くかどうかなのだ。
孤独であることを卑下しないでほしい。孤独を愛してほしい。どうか自分を心を腐らせないでほしい。
そんなことを思った次第である。
以上。