どうも、ひろたつです。
突然ですが、『水星』という楽曲をご存知でしょうか。知らない方は幸せです。このドラッグにも似た中毒性を有した楽曲をこれから楽しめるのですから。
まあ聴いて下さいよ。
この楽曲を作ったのはtofubeatsというふざけた名前のこちらの若者。
(注)オリラジのあっちゃんではありません。
tofubeats(トーフビーツ、1990年11月26日 - )は、日本の歌手、音楽プロデューサー、DJ、トラックメーカー。本名は河合 佑亮[1](かわい ゆうすけ[2])。主にハードオフやブックオフ等を巡り収集した中古CDや中古レコードとパソコンを駆使した楽曲制作活動を行っている。
インターネットを利用して楽曲の発表を行うことでWIRE出演やメジャーシーンの大物アーティストとのコラボレーションを成功させるなど、若くして数々の実績を挙げることに成功した。堅実に努力を積み重ねることで、平成生まれ世代のトラックメーカーとして2008年頃より徐々に音楽業界における存在感を増して来ている。
wikiより転載。
◯みんな好きすぎてアレンジだらけ
楽曲を聴いた方は分かると思うのですが、シンプルなのにクセになるサウンドで、めっちゃ快感です。何度でも聴いてしまいます。
で、ヒップホップの常ですが、歌い手に技術がいらないんですよね。歌が上手くなくても楽曲として成り立つという。
なのでその結果、色んな人がアレンジを発表しまくっています。
まずはこちら。
元の楽曲のPVに登場しているモデルの仮谷せいらさんが歌っています。はい、ずばり素人でございます。ですが楽曲があれなんで、それなりにあれな感じにあれですね。すごいです。
次はこちら。
DAOKOという方がアレンジ&作詞までしています。
これもヒップホップのいい所なんですけど、トラックが優秀だと他の歌詞を乗っけてもまったく問題ないんですよね。ラップバトルなんかはその最たる例ですね。
で、このDAOKOさんはなかなかの才能みたいです。
この動画の下に説明書きがあったので引用させてもらいます。
わずか16歳にして、m-floに見出され2013年公開の映画主題歌に起用。さらに、中島哲也監督の目に止まり、2014年公開映画「渇き。」では挿入歌に抜擢。同年11月には庵野秀明監督率いるスタジオカラーによる短編映像シリーズ「 日本アニメ( ーター )見本市 」の楽曲にも抜擢される。インターネットというベールに包まれたミステリアスな超大型新人であり、現役女子高生シンガー。DAOKO、遂に始動!
2015年3月25日発売の1stアルバム『DAOKO』から第一弾ミュージックビデオ「水星」を公開!「水星」はtofubeatsの楽曲であり、本作はこの楽曲の世界観をDAOKOからの視点でPARKGOLFと共にリアレンジしたものである。更にMUSIC VIDEOは、椎名林檎・木村カエラなどのミュージック・ビデオやアートディレクションで活躍するCentral67木村豊氏が監督を担当。彼女の象徴的な歌詞を、渋谷Q-FRONTをはじめとした街の電光掲示板に実際に流し、全てのカットを実写撮影した。
だそうです。97年生まれかー。宇多田ヒカルがデビューする1年前ですからね。私のようなおっさんと違って、生まれた時からヒップホップやラップがあったんですね。そりゃ才能も早咲きするわ。
次。
JayCee、全然知らない方です。数多くある水星のカバーの中でも、一番の再生回数を誇っています。
マイルドな歌声は聴いてて気持ちいいので、私はこのカバーが一番好きですね。歌詞もステキです。
英語っぽい感じのラップにしています。オシャレです。PVもかっこよし。
ドランク鈴木に似ているのは内緒です。
続いて変わり種のこちら。
Perfumeのマカロニという楽曲とのマッシュアップを施したアレンジになります。かなりの高品質です。
水星が元々持っている気持ちよさに更に浮遊感が加わった感じです。すっばらしい!
アレンジしたのは素人の方なのかな?センスありますね。
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◯名曲はみんなのもの
こうやって誰でも名曲をいじったり、流用したりしてもOKなのがヒップホップの文化です。名曲はみんなのものって感じですね。
唯一無二の楽曲を作り出すのも大事ですが、こうやっていじくり倒して、色んな角度から楽曲をしゃぶり尽くすのもとっても楽しいです。色んな味がある感じで。
作曲の段階ではまだ素材なんですよね。それをどう調理するか(アレンジするか)という話なので、こういう名曲を使ってアレンジリテラシーの高い人材が育っていくといいですね。大体にして水星だって元ネタがありますからね。
これ。
このクソダサイ曲をあんな名曲に仕立てあげたtofuはやっぱり凄い。