◯清原氏が逮捕
このたび、元野球選手の清原和博氏が覚せい剤所持容疑で逮捕されました。
初犯ということもあり、保釈金を払っての執行猶予付きになることは間違いないでしょうが、それでもしばらくは人目につかないような生活を余儀なくされるでしょうね。
個人的にはファンでもなんでもないので、何の感慨もありませんが、周りの反応を見るに「特別な人だったんだなぁ」という印象です。
あとはまた伊勢谷友介に「くだらねえ」とつぶやいて貰えれば完璧ですね。何が完璧なのかは置いておくとして。
清原の場合はどんな運動をすればいいんでしょうかね?SMAPのときはCDの購買運動でしたから、最近開設したばかりのブログのPVを上げるとかですか?それぐらいだったら、私も協力できますね。では実際に…、あれ?
応援できねえ!
◯それにしても
清原氏といえば、野球嫌いの私でも知っているぐらいの大物ですが、そんな偉大な方がなぜクスリなんかに手を出してしまったんでしょうか。単純に疑問です。
だって今どきクスリの怖さが分からない人なんていないでしょう。それこそ偉大な先人が前例を見せてくれていますからね。田代氏とか。クスリに一度、手を出したら一生やめることはできない。そんなことは小学生も知っている事実です。
そう考えると、クスリに手を出さずにはいられないような心理状況だったではないかと想像できます。
しかしそれと同時に思うこともあります。
どれだけツラくても、「クスリに手を出す」というハードルの高さは誰にでもあるはずです。そのハードルを超えられてしまったというのは、それだけクスリが身近にあったんじゃないか?
身近でやっている人がいれば、それだけハードルも下がります。親が喫煙者だと子供も吸ってしまうようなもんですね。友達でもいいですけど。
まあその辺は想像するしかありませんけど、忙しい私はそんな下らないことを考えている時間はないので、ここまでにしておきます。ヒマな人と、つまらないテレビがその辺は追求してればいいんじゃないですか?
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◯クスリに手を出す奴はバカ
クスリに手を出す奴はバカです。
誰がなんと言おうと、これは間違いありません。
私は中学のときの友達を覚せい剤で亡くした経験があります。
一緒にバカやったり、悪さをした友人でしたが、まさかクスリに手を出すとは思いませんでした。
彼は中学卒業後、高校に行かず音楽活動に精を出していました。小さいころからピアノをやっていた経験から、かなりセンスがあったようでプロデビューするまでに漕ぎ着けました。その頃には、私との交流は無くなっていたので、人づてに活躍を耳していました。
「あいつプロのドラマーになったらしいよ」
「あのCDに出るって」
「なんかクスリを教えてもらったって」
「今はネットで仕入れているらしい」
連絡を取っていないので、どれが本当か分かりませんし、大体にして私は部活で忙しく、特に気にしていませんでした。
そんなある日。
彼は、私とよく遊んでいたマンションから飛び降り自殺しました。クスリの副作用だったと言われています。
奇しくも私の17歳の誕生日でした。彼が飛び降りた時間、私は部活の友人たちと落ちる夕日を見ながら、おしゃべりをしていました。
通夜は凄惨なものでした。
彼の両親の顔は辛くて見られませんでした。
そして遺影の中で微笑む彼の顔は、その場の空気にはあまりにも似つかわしくないものでした。
あれから何度も私は自分の誕生日を迎えていますが、そのたびに彼のことを思い出します。
墓参りに行くと、墓石には私の誕生日と彼の名前と「享年17歳」の文字が刻まれています。
当たり前の話ですが、私は歳を重ねているのに彼はずっと17歳のままで。それがとても不思議な感覚でした。
「本人が一番苦しんでいるんだよ」
そんな言葉は聞きたくありません。私も他の友人たちも、ずっと「彼がこんなふうになる前に話を聞いてあげればよかった」と後悔しています。そして彼の両親はもっと後悔し、苦しんでいることでしょう。
クスリは本当に残酷なものです。その存在そのものが悪魔のようなものです。
悪魔は弱った人の心にすっと入り込みます。弱いからこそ悪魔を受け入れてしまうのかもしれません。
死んだ友達を悪く言いたくはありません。けれども、それでも、私の思いは変わりません。
クスリに手を出す奴はバカです。