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グッドモーニングアメリカ『空ばかり見ていた』メロディーに勝てる歌詞を思いつけなかったのかな?

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金爆のダルビッシュ的なやつがひとりいるようです。

 

今回も耳が一撃で持っていかれる楽曲の紹介です。

まずはお聴き下さい。

 

常軌を逸した歌詞センス

だっせえPVは置いとくとして。


妄想想像ばっか 膨らまして 
この現実に イライライラ 
隔靴掻痒状態 生きることが
いつだって不安だ
 


なかなか刺激的歌い出しから始まるこの楽曲。すぐさまサビまで持っていく曲展開は見事です。
そしてサビの歌詞がこれ。


うぉーうぉーうぉーうぉー



あれですね。大川隆法氏のオボハル対談みたいですね。

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サビはテーマ

このバンドがいつもそうだとは言わないのですが、この楽曲に関して言えばかなり特殊な言葉を連ねています。ありがちな恋愛に苦しむ様子を歌ったわけでもなく、ただただ自分の中の葛藤を吐露し、空を見上げているという内容。

サビというのはその楽曲のテーマになります。こんな内容を代表する言葉なんていらないでしょう。ただ自分の胸の内から溢れ出る”叫び”それこそがテーマに相応しいでしょう。

メロディーに見合う歌詞がない

サビのメロディーが優秀すぎると、歌詞が付けられなくなることは多々あります。夜明けのスキャットしかり、大黒摩季の「ら・ら・ら」しかり、チャゲアスの「YAH YAH YAH」しかり、名曲にはよくある現象です。

言葉とメロディーは根っこの部分では同じですが、両立させるのには非常に高いバランス感覚が必要です。なのでみんな似たような歌詞になりがちなんですよね。西野カナで揶揄される「会いたくて震える」なんかもそうですね。メロディーに似合う歌詞が思いつけないと、こういった安直な歌詞になるのです。

そういう意味ではこのサビは正解と言えます。あれだけ奇抜な歌詞で始まった楽曲なのにわざわざチープな言葉を乗せるわけには行きませんから。

サビというテーマになる部分だからこそ混みいった歌詞には出来ず、かと言って安易な歌詞ではダサくなる。難しいんですよ。

楽曲を発表し続けている

さて、グッドモーニングアメリカですがかなり精力的に活動しています。それだけ売れちゃったってことですかね。

 

 

などなどYOUTUBEにたくさんあるので興味があったら観てみて下さい。


今回紹介した楽曲が収録されているのがこちらのミニアルバム。

収録されている他の楽曲もかなりレベルが高いですよ。