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美女だから幸せなのか?幸せだから綺麗になるのか?

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どうも。

 

先日放送された『水曜日のダウンタウン』で「美女のスマホに入っているオモシロ画像しょうもない説」というものがやっていた。

内容自体は予想通りのもので、実際に美女のスマホに入ってるオモシロ画像はクソほどしょうもなかった。

私は番組を見ながらそれなりに笑わせてもらったのだが、ふと疑問が。

「なぜ美女はこんなにクオリティが低いものでも笑えるのか?」

たしかに自分の周りを見ても、美女は笑いの敷居がやたら低いような気がする。(うちの奥様を含める)

 

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美女の前では実力が2割増し

以前、なにかの番組で島田紳助が「美人の前だと、自分でも考えられないぐらいおもろい奴になる。しゃべりながら『俺、こんなにおもろかったっけ?』って思う」というようなことを言っていた。

この感覚は男なら誰しもが理解できると思う。

なぜだか我々オスは、美女の前だと実力が増すようにできているらしい。体感でだいたい2割増ぐらい。

この現象は単純に考えれば、「美女」という最上級の獲物を取るために普段以上のポテンシャルを発揮しているだけに思える。

ただよく言うではないか。練習以上の実力は本番で発揮できないと。一流のアスリートだって練習以上の成績は本番で出せないのだ。いくら美女を目の前にしたからといって、凡人である我々の能力が突然上がるとはあまり考えられない。

美人はよく笑うだけ&笑顔の効果が高い

そう考えると、多分我々の観察が間違っているように思える。自分たちが面白くなっているのではなく、美女が簡単に笑うだけなのだと。すると俄然、「美女は下らないことでも笑える」という説が有力になってくる。

あとひとつ考えられるのは、笑顔の効果の違いである。

笑顔というのは人を安心させたり、なんだか朗らかな気持ちにさせる効果がある。人の笑いにつられてしまう経験はあなたにもあるだろう。

 

美女の笑顔にはさらに、「驚き」を伴うときもある。人は圧倒的な美に触れると驚いてしまうものだ。それが余計に男たちに「笑ってくれた」という印象を強烈に残すのかもしれない。美女じゃない人と美女が同じぐらい笑っても、美女の方が笑っている印象が残る、という仮説である。

まあその場合は美女しか見てなかった可能性もあるが。

美女じゃなきゃダメなのか

そうなると今度は美女じゃない人がツライ。

美女の周りにばかり笑いが集まり、美女は幸せになる。幸せになると笑顔になる。笑顔になるとさらに笑いが集まり幸せに笑い幸せ笑い幸せ…。という幸福の循環ができてしまう。

美女の笑顔はたしかに周囲を幸せにするかもしれないが、自分が不幸せだと思っている美女じゃない人からすればそれは不快だったりするかもしれない。癪に障るというやつである。

まあ他人の幸福に腹を立ててしまう人を救うことはできないので、置いておくとしよう。

それよりもまずはこの「美女には幸せが寄ってくる現象」を何とかしないといけない。

なぜならこの世には美女以外もいるからだ。美女は希少な存在であり、普通の顔や平均以下がいるからこそ美女は美女足りえる訳だ。そうなると世の大多数を占める美女以外は幸せになれないのか?という話になってしまう。

誰もそんな話はしていないが、薄々そう感じている人は多いのではないだろうかと勝手に推測している。私はそんなことは思っていない。

私の部下の場合

話は変わるが、私の部下に太っていて、お世辞にも美女とは言えない容姿の女の子がいる。

彼女は非常に人懐っこく、何にでも笑い、自分の体型も平気で話のネタにし、自分が(悪く言えば)ブスであることを気にも留めていない人間だった。人間なのは当たり前だが。

そんな彼女が私は大好きだった。恋愛対象としてではない。人としてという意味である。それと同時に「この子を奥さんにできる男はセンスがいいな」とも思っていた。

そんな一般的な美女とは程遠い彼女だが、先日ついに結婚した。相手も私の部下。さらにこちらも100Kg超えという巨漢カップルである。

私は色んな意味で「お似合いだなぁ」と思った。

私と彼女の付き合いは長く、実はその結婚した彼の前に付き合っていた男のことも知っている。なぜだか彼女のことを好きになる男は途切れなかった。

色んな意味で私は「不思議だなぁ」と思っていた。

もちろん結婚式に参加させてもらった。

その場でも彼女はウエディングドレスに脇の肉が乗っていることをネタにして会場の笑いをかっさらっていた。本当に素敵な結婚式だった。

 

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笑顔が女性を綺麗にする

ほんのひとつの成功例なのであまりにもサンプルが少なすぎるかもしれないが、私の中でこの経験は答えを得るに値するものになった。

「笑顔が女性を綺麗にする」

ここでの綺麗さというのは造形の綺麗さのことではない。なんというか感情の綺麗さ、とでも言おうか。それは純粋さ、とも言えるかもしれない。

人は隠されていない感情に触れると(特に好感が持てるもの)同調してしまうみたいである。

だからこそ素直にいつも笑って、自分の容姿を憎むわけでもなく、それを使って周囲が笑ってくれればそれで自分も幸せ、というスタンスを取ってきた彼女はやはり幸せなのだろう。その周りにいる人もまた、である。

よく「ブスはいつも不機嫌だ」的なことをよく聞く。確かに私も同じような印象を持っていた。

美女の周りに笑顔が溢れるのはまあ自然の摂理みたいなものだ。重力で水が下流に向かうのと同じだと考えよう。

ただ不美人だからといって不幸せになるわけでも、不機嫌になるわけでもないのだ。

ブスほど不機嫌でいるというのはあまりにも偏見がすぎる。不機嫌でいるからブスなのだ。

笑いの敷居が低いこと

もうひとつ。

最初に上げた美女のように「しょうもないことで笑うこと」というのは非常に大切なことだと思う。

当たり前の話だが人は他人の笑顔が好きである。笑顔を見れば幸せになる。

だから基本的には他人を笑顔にしたい、笑わせたいと思っているものだ。だがそれが「この人は普段あまり笑顔を見せないから、面白い話をしたところでダダスベリするんじゃないか?」と思ってしまったら、よっぽど笑いの腕に自信があるバカじゃない限り、積極的に笑わせようとはしないだろう。

逆に「この人は笑ってくれる」という信用があれば周囲の人間も気軽に面白い話ができるわけだ。

笑ってくれる人と、笑うかどうか不安な人。どちらに「好意」が集まるかは言うまでもないだろう。

顔やスタイルはなかなか変えられないかもしれないが、少なくとも幸せや好意は自分の態度次第でなんとかなりそうである。

 

以上。