どうも。
先日、妊婦の奥さんがおたふく風邪(正式にはムンプスというらしい)に罹患した。
死ぬような思いをしたので、記念としてまとめることにした。
子供のおたふくや大人のおたふくに関するネット記事は腐るほどあるが、「妊婦のおたふく」に関する記事というのは私が調べた限り見当たらなかった。
これだけでも私がこの記事をまとめる価値があるというものだろう。
知っている方もいるだろうが、妊婦というのは胎児への影響を考えて薬の処方ができない。つまりおたふくで一番苦しいとされる、痛みや熱に対して、痛み止めも解熱剤も使用することができないのだ。ちなみに奥さんは実際に病院で門前払いされた。
これはきつい。ただでさえ妊婦は体力的にも消耗しやすく、体が辛いものだ。隣にいるのに何もできない辛さというは勝手なものだが、いたたまれないものだ。
ということで、私と同じように妊婦の奥さんがおたふく風邪に罹り、苦しんでいる方のために今回の件で私たちが行なった対処法をまとめておく。
きっとこの記事を読んでいる人は、すぐに重要な情報が欲しいと思うので、特に効果の高かったものから紹介したいと思う。
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◯やって効果が高かったこと・やって良かったこと
①氷嚢
一番おたふくの症状に効果が高かったのは氷である。
おたふく風邪というのは頬の脇にある唾液を分泌する耳下腺が腫れる現象である。なので、食事などを摂ろうものなら強烈な痛みに襲われる。基本的に唾液の分泌=痛みだと認識してもらいたい。
この痛みを和らげるのが氷嚢になる。
今時はこんなものがあるが
事前に用意している人なんてほとんどいないと思う。ビニール袋に氷と水を入れておけばそれで十分だ。
氷で感覚を麻痺させることで、無理やり痛みを感じさせなくさせるというなかなかの荒療治だが、奥さん曰く「これのおかげでやっと眠れた」とのこと。氷嚢パワーは侮れなかった。
氷嚢を使う上での注意点を以下にまとめておく。
①中に使う氷はできるだけ小さくすること。ゴツゴツ当たるとそれが余計に痛みになっってしまう。
②直接当てると凍傷になってしまうので、タオルなどに包むこと。
③手で抑えるのは手間なので(ただでさえ体力も落ちているし)、手を離しても氷嚢を当てられるようにバスタオルなどで顔を一緒に包み込むようにする。
氷はすぐに溶けてしまうので、こまめに(2時間に1回ぐらい)交換してあげよう。
②点滴
医者には頼れないと言ったそばから申し訳ないが、これも効果が高かったので載せておきたい。
上にも書いたように、おたふく風邪のときはとにかく食事に難儀する。なので必然的に食事を控えるようになるのだが、そうすると体力が低下して余計に治りにくくなるし、そもそもお腹が空いて辛い。
そんなときに効果的なのが点滴である。栄養と水分を補給してもらうとそれだけでかなり元気になる。(所要時間1時間ぐらいだった)
注意点としては、
①妊婦というだけで断ってくる病院があること
②大きい病院だと産科なのか内科なのかで、揉めて時間がかかったりする。(私の場合50分ぐらい待たされた)
「妊婦なのですがおたふく風邪になってしまって…」と言うだけだと、門前払いされる可能性があるので、「まともに食事を摂れていないので、点滴をお願いします」と言うようにしよう。
◯意味があまりなかったこと・やめた方がいいこと
次はやっても効果がなかったことと、逆に症状が悪化してしまったことを紹介したい。
①熱さまシート
冷やすために使ったのだが、おたふく風邪の圧倒的な熱量に対して効果があまりにも薄く、一瞬で冷却できなくなってしまう。またすぐに剥がれてしまうという欠点もあった。
ただし、おでこに貼る分には問題ない。
②フルーツを食べる
ビタミンといえば体の調子を整える機能があるとして有名である。病人といえば「フルーツだろ!」と考えなしに奥さんに与えた所、酸味やら甘みやらで耳下腺が最高に刺激されて、激痛に襲われてしまった。
フルーツはしばらく止めておこう。
おわりに
頬の腫れは大体、5日から10日間で引くそうなので、その間、旦那は必死にフォローしてあげよう。
私もお菓子業界の一番忙しい時期であるクリスマスに奥さんのおたふく風邪を経験したが、そんな状況でも仕事よりも奥さんの看病を優先させてもらった。
お金をもたらす仕事は確かに大事だが、一生を添い遂げる奥さんはもっと大事なはずだ。
…まあ人によるかもしれないが…。
女の人は男と違って過去のことをいつまでも覚えているので、ここいらで一発大きな恩を売りさばいておくのは有益だ。というのはあくまでこじつけであって、私は奥さんを愛しているので看病しただけである。本当だ。
以上。お大事にどうぞ。
追記⇒奥さんが復活した数日後、私がおたふくに罹患してしまった。体力が落ちている人が罹りやすいそうなので、看病の際はくれぐれも体力を落とさないように気をつけてもらいたい。
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