※2/17更新
恒川光太郎の面白さを伝える語彙は、まだ世界に存在しない。
「読者をここではないどこかへ連れて行く名人」という触れ込みの恒川光太郎。そんな彼の短編集もまた、不思議な快感をもたらす異空間に満ちた作品だった。
5つ収録されている短編のどれもがなんとも言えない魅力で引き込まれてしまい、気が付けば(気が付かないうちに)作品世界へと没入していってしまう。
この独特な読書体験はもう“恒川光太郎ワールド”としか表現できません。なんか脳みその裏側に入り込むような感じ…。なんていう表現で伝わるわけもなく…。
