どうも。
いきなりだが聞いて欲しい。
ブルボンが好きだ。
狂おしいほどにブルボンが好きだ。あの高級感、他人行儀な感じ。誰のものでもなく、それと同時に誰のものでもある。誰にも心を開かないけど、誰でも受け入れてくれる。
そんなブルボンのお菓子が私は好きで好きでたまらない。
という訳で、今回の記事はブルボンにゾッコンの私が「嫁にしたいブルボンのお菓子ランキング」を発表したいと思う。
実を言うと私には奥さんがいる。子供も2人いる。私は今の生活に何の後悔もない。幸せな人生を送っていると思う。
だけど…、何かが足りない。胸を焦がすような、震えるような刺激が足りない。
私はバカなのかもしれない。愛する家族がいるというのに、こんなお菓子なんかに熱を上げてしまって…。
バカな私でもさすがに家族を捨ててまでブルボンと一緒になろうとは思わない。
ただ、少しだけ夢を見させて欲しいのだ。彼女たち(ブルボンのお菓子たち)と一緒に暮らすことができたら、どんな生活が待っているだろうか、と。
こうやって想像するだけでも、もしかしたら奥さんを裏切っていることになるのかもしれない。そう考えると、私の胸は罪悪感で押しつぶされそうになる。
奥さんを裏切るのだ。これくらいの苦しみは味わって当然なのかもしれない…。
どうか愚かな私を許してほしい。
正直、こんなイカれた記事を読みたい人がいるとは思えないが、まあいいだろう。きっと来週ぐらいには「ブルボン 嫁」で検索したらこの記事が一番上に表示されていることだろう。それだけでもこの記事を書いた甲斐があったというものだ。
ではランキングを発表していく。
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10位 エリーゼ
その華奢で大人しそうな外見に似合わず、誰もを魅了する優しくも蠱惑的なミルククリームを秘めた、清楚なのにエロいという完璧な彼女。彼女の魅力に堕ちた人間がどれだけいたのだろうか…。
ギャップ萌えは男を落とす最大の武器だし、そういう女性をタイプだと公言する男性は後を絶たないが、結婚して同じ屋根の下で暮らしていく上ではもっと大切な要素があると思う。
「昔、あんな娘がいたなぁ」
そんなふうに思い出すぐらいがちょうどいいのかもしれない。
9位 チョコリエール
全粒粉の香ばしいビスケットはバターが少なく、口当たりは軽い。そこに注ぎ込まれたチョコレートと合わさると、サクサクという食感の中に甘みが感じられる。
それはまるで、勝ち気な体育会系女子である。日焼けした肌を隠そうともしない彼女はひどく天真爛漫に笑う。おしゃれに気を使うわけでもなく、実は特別美人でもなかったりする。今どきめずらしい素朴さも持ち合わせている。
魅力は認めるが、いかんせんまだ幼すぎる。まだもう少し成長を待とう。
8位 ラシュクーレ
ラスクにホワイトチョコレート。
この鉄板の組み合わせを嫌いだという人はいないだろう。流行りモノに身を包んだ彼女は、クラスの中では上のグループ。人は彼女のことを「軽い」とか「ブームに流されすぎ」なんて言うけれども、流行りモノに身を包もうが可愛いものは可愛い。
クラスの隅っこにいたような自分とは不釣り合いの彼女は、遠くから見ているだけでよかったのだ。
7位 バームロール
厚みのあるスポンジ生地に、しっかりとしたバタークリームが特徴の「ザ・ブルボン」である。これと「ルマンド」が二強ではないだろうか。
この安定感と、頼りがいのある感じは、幼い頃、近所に住んでいたお姉さんのようである。いつでも面倒を見てくれて、優しくて、怒ると怖くて、でも本当に綺麗で…。
こっちの気持ちも知らずにいつまでも年下扱いしてくる彼女。思い出のままでいいのかもしれない。
6位 ブランチュール
ラングドシャとホワイトチョコレートという、鬼に金棒な組み合わせ。その殺人的な甘みは、食した人の脳みそをすぐさま蕩かすことだろう。
歯ざわり良し、口どけ良し、甘み良し。非の打ち所のないように見える彼女だが、実はよく見ると、ホワイトチョコレートが角からはみ出してしまっているという、ドジっ子な一面もある。
その可愛さにやられて求婚してしまう男性も多かろう。人気者の彼女がそれに応えてくれるだろうか?
競争率の高さを考え、私は手を引くとしよう。
5位 ルマンド
ブルボンを長きに渡って支えてきたルマンドである。その名を知らないものは日本にいないだろう。
サクサクに焼き上げたクレープを巻き上げるという、配送中に壊れるリスクがあまりにも高い菓子である。きっと壊れないようにするためにブルボンの中で多大な改善を行なってきたのだろう。彼女の繊細な食感は、数多の試練を乗り越えて実現されたものだと想像できる。
経験豊富な彼女はきっと私を優しく包んでくれるだろう。しかしその内には、傷つきやすい内面を持っていることを忘れてはいけない。支えになってあげようじゃないか。
4位 ミルファス
彗星のごとくブルボングループに現れた驚異の新人ミルファスである。
パイとウエハースで作り上げられたミルフィーユを、少し苦味を残したビターチョコでコーティングするという、新人とは思えないクオリティを有している。加入してすぐにブルボングループのセンターに踊り出た感がある。
まだまだ経験不足感はいなめない彼女だが、直にその魅力は全世界に轟くことだろう。
ぜひとも私の手で育て上げたいものである。
3位 ホワイトロリータ
ロリータの名にふさわしい、真っ白で無垢な存在。汚すことは絶対に許されない。私はそんな彼女の虜になってしまっている。触れてはいけないのに触れたい…。いや、きっと彼女も…私のことを…。
私たちの関係はまさにレオンのそれである。
この道の結末は破滅でしかないのかもしれない。元々叶わぬ恋だったのだ。
ならばせめてこの命を賭すことで、彼女に私の気持ちを伝えたいと思う。
2位 ルーベラ
ラングドシャを巻いただけという、身も蓋もないお菓子。しかし傑作である。
スレンダーで壊れそうなほど頼りなげなフォルムは女性らしく美しい。そして口に含んだあとに訪れる最高の食感とバターの芳醇な風味。およそ、お菓子に求めるすべての欲望を満たしてくれる彼女は、出来過ぎ感が拭えない。
しかし彼女にはまったく裏表がない。いつでも明るく、人を大事にし、全ての人から愛され、そして人に尽くすことを厭わない。
余計に飾り立てることもなく、ただただ純粋に彼女は美しい。
彼女との結婚生活は、きっと自分たちの幸せを見つけられるような素敵なものになるだろう。
1位 アルフォート
堂々の第一位はアルフォート、彼女である。
全粒粉ビスケットにミルクチョコレートという組み合わせは、「チョコリエール」と同じかもしれないが、その魅力は幼女と大人の女性ぐらい違う。
「チョコリエール」にあった幼さや拙さが、成長とともに失われ、そこには成熟した女性の美しさや気品が取って代わっている。
ビスケットもチョコレートも美味しければ、さらには帆船の描かれたキャンパスを模した美しい形状も有している。性格も良くて、美人で、仕事も家事もこなす。そんなすべてを兼ね備えた女性なのだ。
正直、彼女のような女性は私には勿体無い。私はそんな素晴らしい女性をめとれるほどの男ではないのだ。
ということを書くと、うちの奥さんが大した女性ではないのか、という話になってしまうのだが、当然そんな訳はなく、うちの奥さんもアルフォート並の素晴らしい女性だと言わざると得なくなるし、という言い方をすると私が奥さんに恐れをなして無理やり褒めているように感じられるかもしれないが、そんなことは全くなくてこれは嘘偽りない私の正真正銘の気持ちであって、じゃあそもそもこのランキングも意味がないんじゃないかということになるのだが、大体にしてこんな記事には何の価値もないのは始めっから分かっていることでして…。
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番外編
さて、ここまでが私の選ぶ「嫁にしたいブルボンのお菓子ランキング」なのだが、思いの外気持ちの悪い記事になってしまって戸惑っている。楽しめていただけたら、こんない恥さらしなことはない。
ここまでで終わりにしても良かったのだが、ブルボンには他にもたくさん魅力的なお菓子がある。それらに触れずに終わりにするのはあまりにも勿体無いと思い、番外編を用意させてもらった。ランキングには入らなかったものの、確かな実力者揃いである。もしかしたらあなたが推しているあの娘もいるかもしれない。そのときは、こっそりと私に共感してもらえると嬉しい、と同時に気味が悪いがまあ気にしないでくれ。
①プチシリーズ
高級感を売りにしているブルボンが、その垣根を取っ払って成功した超人気商品である。
どこでも見かけるけど、まあまあ可愛い子。読者モデル的な感じだろうか。
私としては、ブルボンの良さが消えてしまって大衆に媚びを売ってしまっている感じがするのだが、みなさんはどうだろうか。
②シルベーヌ
確かに美人である。誰もが認めるところだろう。だがしかし、あまりにも高飛車で鼻につくではないか。
こういったタイプの女は、自分が美人であることを知っているがゆえに、私のような喪男をたぶらかす癖がある。安易に近づいてはいけないのだ。きっと付き合ったとしても、かなり金遣いが荒そうである。
③チョコあ~んぱん
美味しさは認めるが、そもそも男なのでランキングに入れることは出来なかった。さすがの私も髭面は受け付けられない。
そのポップな見た目と、「あんぱんみたいだけど、実はチョコのお菓子」というレトリックでぜひとも子供たちの人気者であり続けて欲しい。
④マロンブラン
とても美人で高級感溢れる彼女だが、確かにぱっと見は「ブルボンらしい」お菓子に見える。だが、私ぐらいのブルボン通になると彼女のように飾り立てまくった女性を見ると、逆に魅力を失ってしまうのだ。努力は認めるし、それに魅了される人がいても不思議ではないと思う。ただ、なんというか「化粧が濃い」とか「整形しすぎ」という印象が拭えないのだ。
別に彼女に何か罪があるわけではない。いくら化粧をしようとも、整形をしようとも、美しくなるための手段でしかない。誰に責められるものでもないのだ。
私の趣味と合わなかっただけの話である。
⑤セピアート
ババアすぎる。
⑥チーズ&キャラメルポップコーンミックス
完全に流行りものに乗っかった商品である。ブルボンの商品なので美味しいのは当たり前なのだが、いかんせんパクリ感が否めない。
高級感や独自感がブルボンの武器であるとするならば、この商品はあまりにもその精神からかけ離れていると思う。
私には、勉強しかしてこなかった地味な優等生が、チャラ男に騙されて堕落しているようにみえる。
以上。ブルボンさん、本当にすいませんでした。