努力論ではありません。
身の周りに溢れる問題たち
仕事やプライベートで問題を抱えていない人はいません。いたとすれば、そもそもこんな記事は開かないでしょう。
私の職場は問題だらけです。総勢100人以上で構成されているので、人間関係の問題は日常茶飯事。そこかしこでケンカや派閥争いを繰り広げています。
また人の入れ替わりも非常に激しく、経験不足ゆえのミスもたびたび起こります。そしてやり直しが発生し、うんざりした人が退職していく、という悪循環。
その点、私生活はかなり上手く行っています。
慎ましいながらも穏やかな家庭を築けていると自負しています。
…まあ唯一あげるとするならば、奥さんとの宗教観の違いぐらいでしょうか?
精神を蝕む日々の問題
職場の責任者と立場もあり、私自身が人間関係で悩むことはありません。
が。
部下たちはそう簡単にはいきません。日々、複雑怪奇に絡み合った人間関係に精神を蝕まれています。
彼らは眉間にシワを寄せながら語り合います。
「あの人があんなこと言ってた」「ルールを破ってた」「何あの態度?」「ホントむかつく」「もうイヤ」
聞いているこっちの精神が蝕まれそうになります。
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変化を嫌う小動物
今までにいくつかの部署を異動してきましたが、今の部署が一番問題を抱えています。
みんなに余裕がなく、解決する気にさえならないのが現状です。
しかしそんな中でも台風の目のようにふっと仕事が落ち着く瞬間があります。
そんな時こそチャレンジするタイミングです。
「あの問題なんだけどさ、ちょっとこうやって変えてみたら上手くいくんじゃない?」
そうやって提案するとすぐに反論が出てきます。
「それをやるとこの問題が起こる」
「どうせ上手くいかない」
「せっかくちょっと上手くいってたのに」
なるほど。みんなこのままがいいんだね。
新たな道を開くということ
ちょっとした問題であれば、ちょっとしたアイデアで解決します。
しかし生半可な問題ではないからみんなが苦しんでいるわけで。
問題が難しいものであればあるほど、さまざまな要因が絡んできます。おいそれと解決できないものです。
だからこそ挑戦が必要になりますし、痛みが伴うのです。目先の苦しみにとらわれているとこの事実にみんな気付きにくくなります。これは部下を抱えているとよく分かります。局面よりも自分の感情を優先してしまうんですよね。
あなたには覚悟があるか?
この記事の最初に書いたようにこれは努力論ではありません。努力は必要ないからです。必要なのはただひとつ。覚悟だけです。
今までの生活に終わりを告げる覚悟。これから新しい問題にぶつかる覚悟。周囲の軋轢に負けない覚悟。
その覚悟がなければ、今までの生活に戻ればいいだけです。
問題は問題と認識してしまうあなたの主観によるものですから、気にしなければそれで終わりなのです。
変えなければならないことなんてありません。ただ自分がどうしたいかだけなんです。
慣れきった日常に戻るか、覚悟が必要な新たな道を進むか。