最強のゆるヒップホップ
皆さんヒップホップって聴きますか?
この記事を書くにあたってちょっと調べたのですが、本来のヒップホップってのは文化の総称であって、我々がイメージするサンプリングを多用した音楽にMCがリリックを乗せる音楽は「ヒップホップミュージック」や「ラップミュージック」と呼ばれるのが正確だそうです。
まあそんな能書きは置いとくとして。
今回紹介3曲はZEEBRAやK DUB SHINEに代表される、「ダミ声」「いかつい」「怖い」といったイメージとはかけ離れたとても若いヒップホップアーティスト達の作品です。その道では有名なようで「何を今更?」と思われる方もいるかもしれません。
ちなみに私が彼らを知るきっかけになったのは、Rhymester宇多丸のラジオからでした。
宇多丸の映画批評が目的だったのですが、まさかこんな良質な音楽に出会えるとは…。
世の中、色んなものに興味を持ってみるもんですね!
さてさて。
脳みそ空っぽにして、更に脱力もしてだらけきって聴くのが一番美味しい楽しみ方です。
そんな”最強のゆるヒップホップ”を皆さんに紹介しましょう!
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「ゆれる feat. 田我流」 EVISBEATS
PVに出てくるのがヒップホップアーティストの田我流です。「サウダージ」という映画で主演を務めるという多才な一面もあります。
田我流自体は別にイケメンでも何でもないんですけど、PVの監督の腕の良いのか、音楽が良いせいなのかやけに綺麗な映像に思えてしまいます。こっそり5:06ぐらいに内田裕也が出てくるんですけどきっと許可は取っていないでしょう。
単純だけど胸に沁みるピアノの旋律といい、音量を抑えつつも熱いものに溢れたリリック。裏には軽めのスネア。
EVISBEATSの素晴らしいバランス感覚が、この浮遊感を演出するのです。
一回聴いただけじゃピンと来ないかもしれません。ぜひとも何度も味わっていただきたいです。
「いい時間」 EVISBEATS
EVISBEATS繋がりでこちらも紹介。何故かPVにはアフリカの映像が。
この方やっぱり、気持ちいい音作りが上手いアーティストです。こんだけのクオリティを音だけで作れちゃうんだから、もはやラップの上手い下手は関係ないかもしれません。そして歌詞の意味さえも。
だってこの曲の歌詞を見て下さいよ。
ふいに何故か いま 訪れたそんな 空気が いま 流れた誰かを 感じながら 眺めた優しさが 胸の中 暴れた
この 時間のせい ?この 天気のせい ?この 景色のせい ?この 年齢のせい ?
涙 隠しながら にやけた言葉を 探して つまった息を 深く 吸い込んだ音誰にも 見られたくなかったとたんに 急に 喉が渇いて温くなった お茶を 飲んだその時 ちょうど 目があって鼻を すすりながら 笑った
この 時間のせい ?この 天気のせい ?この 景色のせい ?この 年齢のせい ?
訪れた いま いい時間久々の いい時間訪れた いま いい時間もしかして いま いい時間
何も 浮かばなかったからって何も してない訳でもなくて何も 言う事がないくらいに何でもない 時間が素敵で
誰でも 忘れられなくてだけども いつも覚えてなくてだけど ふとした きっかけで緩やかな いま が流れる
この 時間のせい ?この 天気のせい ?この 景色のせい ?この 年齢のせい ?
訪れた いま いい時間久々の いい時間訪れた いま いい時間もしかして いま いい時間
何故だか 忘れてた 思い出何故だか 捨てきれない 強がり何故だか いま 同時に浮かんで何故だか ふわりと 軽くなった
そんな 空気に 包まれながらただ それが過ぎるのも わかった終わりを 感じながら 眺めてお腹が すいた事に 気づいた
この 時間のせい ?この 天気のせい ?この 景色のせい ?この 年齢のせい ?
訪れた いま いい時間久々の いい時間訪れた いま いい時間もしかして いま いい時間
こういっちゃなんですが、全然メッセージ性が無い…。情緒的とも言えるかもしれませんけどね。
伝わるものはほとんどありません。いや、聴いた時の”気持ちよさ”こそが伝えたいことなのでしょう。
上の2曲はこちらのアルバムに収録されています。レンタルではなかなかお目にかかれないマイナーな作品でございます。
「水星 feat,オノマトペ大臣」 tofubeats
PVの最後に出てくるオリラジのあっちゃんにそっくりな方がtofubeatsこと河合佑亮(かわいゆうすけ)です。なんとまだ若干24歳でございます。
こちらがtofubeats河合佑亮氏。
これがあっちゃん。
動画で見た方が似てるな…。
この曲も、ゆるく気持ちのいい楽曲になっています。実は元になっている曲があるのですが、個人的にはあまり聞く価値ないと思うので、気になる方はお調べ下さい。ちなみに元ネタで歌っているのは今田耕司(!)です。
私のような凡人にはもう「センスがいい…」としか言いようがない感じです。お手上げ。
ハマると中毒性がかなり強いです。ずっとこれだけ聴いてられます。
さて、このtofubeatsですが他にも面白い方々と仕事をされています。
藤井隆
森高千里
BONNIE PINK
などなど。
まだ他にもたくさんあります。さすが若いだけあってチャレンジ精神が旺盛です。
まだ若い方なのでこれからの活躍に期待しております!
では、私がオススメする”最強のゆるヒップホップ”3曲でした!