どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。人生の中でアイドルを興味を持ったことが一度もありません。
さて、今回の企画である。
先日Twitterで皆さんから集計企画案の募集を行なったところ、
「夏にオススメの本が知りたい」
という声をもらった。
ほう。
たしかに小説や本に季節感はつきものである。
情景が浮かびやすいし、登場人物と同じ空気を感じられる。臨場感も生まれるだろう。
季節感に満ちた作品の良さというのは間違いなくあるし、私も好きだ。
だが改めて「夏にオススメの作品!」と言われると、私には正直、ない。
特定の季節に合わせて読む、というよりも、その作品の季節感を楽しむだけで完全に受け身だ。服装を選ぶような感覚が読書にはないとでも言おうか…。
だが、信頼できる友人たち(積ん読マニア含む)の声なので、そういう需要もあるかもしれんなと思いながら、試しに
#夏に読むこれっていう小説・本
で、募ってみたところ、まあ出るわ出るわ。
あっという間に全部で761ツイートも寄せられた。
作品数でいうと約300作品が集まった。
これらを手作業で集計してランキングにしたのが、今回の記事である。とっても夏だった。
お陰様でこの記事を書いているのは5月の初旬なのだが、異常気象と相まって最高の夏気分を味あわせてもらった。
そもそもこんな需要があることを私は肌感覚として理解していなかった。だが、皆さんのツイートを読んでいると分かってきた。
どうやら夏に関する作品というのは、作品に対する熱量とともに自らの思い出とリンクする部分もあるのだ。だから余計に思い入れが生まれているように感じた。
それこそ、夏と青春は脳内で近しいところにあるみたいで、青春小説も多数ツイートされていた。“春”って書いてあるのに不思議なもんだ。
もちろんそれだけではなく、夏の暑さを別のエネルギーでぶっ飛ばしてくれるような作品もある。なんとなくで選ばれた作品もある。
理由は様々だが、きっとこれらの作品に触れれば夏の空気を存分においしく楽しめることだろう。
では行ってみよう。
※集計作業の都合上、4票以上を獲得した作品からのランキングとなっています。
19位
4票を獲得した19位は17作品がランクイン。
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『ふたりのイーダ』
『ぼぎわんが、来る』
『悪い夏』
『夏のくじら』
『夏の王国で目覚めない』
『夏服パースペクティヴ』
『完璧な夏の日』
『魚たちの離宮』
『残穢』
『自由研究には向かない殺人』
『虹色ほたる』
『百物語』
『老人と海』
『すべてがFになる』
『少女』
『永遠の0』
『風の歌を聴け』
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おおー、やっぱりタイトルに“夏”があるものが多数登場。
夏に相応しいかどうかは未読の作品が多いので分からないけれど、やっぱり脳内本棚を検索したときに手前にあるから出てきやすいだろうね。
その一方で夏と関連してイメージしやすい「海」とか「戦争」「怪談」も挙がっている印象。
18位
5票を獲得した18位は16作品がランクイン。
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『カクレカラクリ』
『この夏のこともどうせ忘れる』
『ワーキング・ホリデー』
『異邦人』
『夏子の冒険』
『銀河鉄道の夜』
『黒い家』
『八日目の蝉』
『カフーを待ちわびて』
『すいかの匂い』
『君が夏を走らせる』
『静かな炎天』
『夏至南風』
『こころ』
『サマータイム』
『八月の博物館』
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私が季節感を求めて小説を読まないせいだとは思うんだけど、夏に特化した作家がいることを今回の企画で初めて知った。
こちらの18位で言うと長野まゆみがまさにそうで、集計していて色んな作品が登場していた。私はまだ作品を読んだことがないので詳しくは語れないのだが、タイトルに“夏”を冠してる作品を多数上梓しているし、「夏に酔える」という素敵なコメントも見かけた。夏好きの方にはオススメだろうなと思っている。
17位
6票を獲得した17位は8作品がランクイン。
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『○○○○○○○○殺人事件』
『Another』
『ハローサマー、グッドバイ』
『夏と冬の奏鳴曲』
『夏物語』
『砂の女』
『悲しみよ こんにちは』
『月光ゲーム』
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意外な人気を見せたのが『○○○○○○○○殺人事件』である。
世界初のタイトル当てミステリーというイロモノで、安定のメフィスト賞受賞作である。むしろメフィストだと考えたらスタンダードかもしれない。
あとは『悲しみよこんにちは』だろうか。フランスが生んだ天才、フランソワーズ・サガンが18才のときに書いた処女作である。
名刺代わりの小説10選を集計したときもよく名前を見かけたが、ここまで上位に来ることはなかった。やはり“夏”という縛りが効いているのだろうか。
時代を超えた名作だからいつまでも愛されるだろうけど、夏に読めばより名作たる所以を味わえそうである。
16位
7票を獲得した第16位はたったの3作品。ここから一気に作品数が絞られる。
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『夏のレプリカ』
『孤島パズル』
『夜は短し歩けよ乙女』
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おおっ!これも意外。まさか『夜は短し~』が10位圏内を逃すとは。
あの異世界感が夏にバッチリだと思ったし、みんな大好きな作品だから完全に確信してたけどね。なんなら1位もあるかと…。
あとランキングのネタバレになってしまうけど、森博嗣のS&Mシリーズはこれ以降ランクインしていません。個人的には『今はもうない』とか行っても良さそうな気がしたのだけど、そうでもないのね…。やっぱり私は季節感オンチかも。いえーい。
15位
8票獲得の15位は一作品のみ。
『スタンド・バイ・ミー』
こちらはちょっと悩んだ。
というのも、小路幸也のバンドワゴンシリーズでも同名の作品があるのだ。
だがきっとみんなスティーブン・キングが好きだろうという私の独断ですべてこちらに集計させてもらった。違ってたらごめん。
映画の方が有名になりすぎて、あらすじも知れ渡っちゃってるせいで、私はなかなか読む気になれないのだけど、それでも“ひと夏の冒険”といえばこれ、というイメージがある。
14位
9票獲得の14位はなぜか集中して、7作品が同時ランクイン。
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『イリヤの空、UFOの夏』
『ぼくらの七日間戦争』
『夏美のホタル』
『宵山万華鏡』
『青の炎』
『水族館の殺人』
『夏期限定トロピカルパフェ事件』
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複数が同時ランクインはしているものの、この辺りまで来るとかなり説得力の高いラインナップとなっている。
インターネット老人会の皆さんは『イリヤ~』といえば絶対に例の「さっきからずっと
あなたの後ろにいるのは誰?」のコピペだろう。流行ったよね。逆にこれが元ネタだと知らない方も多そうである。
あとは安定の宗田理。一時期の少年少女たちの青春の受け皿的存在である。ぼくらのシリーズでの世代が変わったときの寂しさね。自分たちの学生時代が終わっちゃうような感じがして、めちゃくちゃ苦手だった記憶がある。多感だった頃のひろたつ少年の話。
そして個人的に絶対に外せないのが『青の炎』。これは絶対でしょ。いい。凄く。個人的に夏と悲しみのマリアージュが一番好き。
13位【10票】
10票を獲得した13位はこちら。
『ペンギン・ハイウェイ』
モリミーも強いねえ。
汚ったねえ汗まみれの四畳半のイメージが強いモリミーだけど、爽やかで軽やかな作品もあるんですよ。
ちょっと変わった少年の身に起こった、ひと夏の忘れられない不思議な出来事。ああ…改めて大好き。
12位【11票】
間もなくベスト10である。そろそろめぼしい作品が絞られてきた頃じゃないだろうか。さて1位は何だろうか。一緒に予想しながら楽しんでいただきたい。
では11票を獲得した第12位はこちらである。
『幻夏』
シリーズものの二作目なのだが、圧倒的な人気を獲得。ちなみにこちらの『幻夏』から読んでもまったく問題ない作りになっている。
ドラマ脚本の第一線で活躍した著者らしく、読者に映像を見せる技が冴えてて、読んでいて情景に惹き込まれてしまうし、話運びが巧みすぎる。ぐいぐい読まずにはいられんのよ。
うだるような暑さが似合う名作である。
11位【12票】
惜しくもベスト10を逃した第11位は2作品が同時ランクイン。
複数ランクインはこれで最後である。
まずはひとつめ。
『TUGUMI』
吉本ばななの天才性が遺憾なく発揮された名作。
10代の捻くれと瑞々しさを描ききって、夏の彩りを改めて思い出させてくれるような力を持っている。
「泣かせるつもりは一切ない作品なのに、なぜか泣いてしまう」という感想が一番好きでした。
11位のもうひとつは、こちら。
『夜のピクニック』
どうでしょう。これが1位だと予想してた方も多いんじゃないだろうか。
言わずと知れた名作なので説明はいらんでしょう。青春小説としてもぶっちぎりの人気を誇る作品である。
学生の人にも、学生だった人にも勧められる、“あの頃”を存分に味わえるはずだ。
10位
それでは皆さんお待ちかね。ベスト10の発表だ。
どんな素敵な夏が飛び出すが楽しみにしてほしい。
それでは第10位!!
16票獲得!!
梨木香歩!!!
『西の魔女が死んだ』!!
“名刺代わりの小説10選”でもよく10位に入ってるイメージのある『西の魔女』が、夏特集でも10位にランクイン。
ゆったりとしていて、心を癒やすには持って来いの作品である。
登校拒否になってしまった少女のひと夏のお話なのだが、これがまあ沁みる…!!
そこまで激しい物語ではないのに、なんかくらってしまうのだ。タイトルに“夏”が入っていなくとも、ここまで支持されているのはやはりそれだけ、物語のイメージが皆さんの中にしっかりと根付いているからだろう。分かるよ。私も魔女の家がまるで祖父母の家かのように頭の中に残ってる。
9位
続いて第9位!!!
18票獲得!!!
これはダークホースかも。
恒川光太郎!!
『夜市』!!!
やっとホラーが登場である。
けっこうこれまでかなりの数のランキング記事を書いてきたけど、恒川光太郎がベスト10に入ったのってもしかして初では?
それだけ夏に相応しい作品なんだろうし、そもそもジワジワと恒川光太郎のヤバさが読書アカウント界隈に広まってきてるのもあると思う。恒川光太郎はいいぞ。
彼の作品は本当にどれも独特かつ高品質で、どれから手に取ってもらっても文句なしにオススメできる。でもやっぱり夏で括るのであれば『夜市』かもしれない。
特異な才能が生み出す独特の空気感を味わってしまえば、一気に中毒になること請け合いである。
8位
さあさあ!!
次は…第8位!!!
22票獲得!!!!
やっぱりこの男は外せないか!!
森見登美彦!!!!
『四畳半タイムマシンブルース』!!!
超おもしろ映画『サマータイムマシン・ブルース』を原案に、大人気『四畳半神話大系』のキャラたちがエアコンのリモコンのために時を駆け巡る、という全力でアホに振り切った最高のエンタメ作品である。
快適な涼しい部屋の中で、登場人物たちをあざ笑いながら読むのが正しい読み方である。
ちなみに私は『サマータイムマシン・ブルース』に関しては、私は映画も舞台も両方とも観ているのだが、舞台の方がアイデア感があって好みだった。もちろん両方大好きだけど。
7位
どんどん行こう!!
第7位!!!
23票獲得!!!
日本小説界の帝王が登場だっ!!
東野圭吾!!!
『真夏の方程式』!!!!
シリーズものをほとんど書かない東野圭吾の中で、唯一と言っていいほど長く続いているガリレオシリーズの第6弾である。
ガリレオシリーズといえば『容疑者Xの献身』が圧倒的な人気を誇っているけれど、こちらの『真夏の方程式』を推している方も非常に多い。
潮騒の聞こえてくるような空気感と、シリーズでは珍しく人間ドラマに高い比重が置かれており、何度でも読み返したいと好評である。そして私は未読だ。なんか後期の東野圭吾作品って、「まあいいかな」って思いがちなのよ。
でも皆さんの絶賛コメントを眺めてたらだいぶ感化されてしまったので、積ん読に差し込んでおくことにしよう。そうしよう。
6位
続いてはベスト10の前半戦ラストを飾る、第6位!!!
25票獲得!!!
小野不由美!!!!
『屍鬼』!!!!
スティーブン・キングの名作『呪われた町』へのオマージュとして書かれた、こちらも文句なしの名作。文庫で全5巻と長大だけど、それに見合うだけの骨太で絡み合ったストーリーが楽しめる。
ジャンルとしてはホラーなんだけど、私としては恐怖エンタメの要素よりも、描かれる“人間”の姿、そして心の描き方にこそ、この作品の面白さがあると思っている。
「マジで…?」と思わず言ってしまうような容赦ない展開の数々に、存分に翻弄されてほしい。
5位
さあいよいよ佳境だ!!ベスト5!!!
第5位は…26票獲得!!!!
これも超名作!!!!
『夏の庭』!!!!
人の死に興味を持ちだした少年たちが、そろそろ死ぬという老人の噂を聞き、観察を始めるところから物語が始める。最初は興味から近づいた少年たちだけど、そこから老人との交流が始まり…。
めちゃくちゃ不謹慎だけど、子供だからこそ得体の知れない“死”というものに純粋に興味を持つ。逆にそこまで死に興味を持てるのは、若い感性があるからこそ。年齢を重ねると勝手に死は寄ってくるし。
『西の魔女が死んだ』と並べて語られることの多い、児童文学の超名作。
ひと夏の経験が少年を成長させる様を、鮮やかに、そして心に染み込むような筆致で描いている。
これは完全に夏の課題図書でしょう。
4位
ラスト4!!!
第4位は…29票獲得。
SFの金字塔が堂々のランクイン!!!!
猫が可愛すぎるといえば…!!
ハインライン!!
『夏への扉』!!!!
恋人と友人に裏切られ、愛と財産をも失った発明家の主人公。彼は愛猫ピートともに冷凍睡眠で30年後の未来にゆく。失ったものは取り戻せるのかー?
来たね~。これは絶対に外せないでしょう。昭和31年に発表された作品とは信じられないほど現代的。ハインラインの慧眼たるや…。
SFというと、読みにくい、想像しにくいと苦手意識を持つ人が多いけれど、『夏への扉』は特に読みやすいと評判である。人物描写は抜群だし、展開は最強だし、なにより猫が可愛い。
この夏はピートと一緒に“夏への扉”を探しに行こう。
忘れられない夏になるはず。
3位
さあ遂に皆さんお待ちかねのベスト3である。
実は今回のランキング、この3つがぶっちぎりの得票数を誇っている。だって、この3作品の得票数だけで全体の1/5を占めてるからね。よっぽど皆さんの“夏感”を独占しているのだろう。
ということで、圧倒的ベスト3を紹介していこう。
まずは第3位!!!!
得票数は…一気に増えて54票獲得。
道尾秀介!!!!
『向日葵の咲かない夏』!!!!!
ド変態キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
間違いなく変態です。ほんとうにありがとうございます。
鬱小説ランキングでも第4位に入ってたし、今年の夏を最悪に彩りたかったら絶対にオススメの作品です❤
これが圧倒的な得票数ってところにTwitterの属性が垣間見えるというか、丸見えるよね。
2位
さあここまで来れば、ある程度の本好きの方であれば、候補を絞れているはず。あとはどっちが“強い”か…?ですよね。
では行こうか。
夏に読むならこれっていう小説・本ランキング、堂々の第2位!!!!
55票獲得!!!!
天才降臨じゃあ!!!!
乙一!!!!
『夏と花火と私の死体』!!!!
1位だと確信している方を何名か見かけたが、惜しくも2位であった。それでも十分だと思うけどね。
だって、たしかに必読の超名作だし、乙一が若干16才のときに執筆したっていうエピソードも最強だし、死体の“わたし”目線で語られる何の温度感もない独特すぎる文体とか、魅力は数え切れないほどあるけど、これって倫理観的にけっこうあれな作品だよね?
それにしてもこの作品を初めて読んだときの衝撃ったらね。
凄い才能だとは噂で聞いてたけど、いうても16才。子供が書いた作品だから、まあある程度は仕方ないかぐらいの気持ちで読んでみたら…ね、あれだもんなー。完全に両手が上がりましたわ。
いくらでも語りようのある作品だが、私の中で一番の魅力はやっぱり、あの手の届かないところから語りかけるような距離感のある文章だと思う。あの感覚は唯一無二。心地よい気持ち悪さとでも言おうか。
よし!それじゃあ、今年の夏は死体隠しで決まりね!!
1位
それでは最後の発表である。
夏に読むならこれっていう小説・本ランキング…ぶっちぎりの第1位。
得票数は2位を大きく離して…なんと68票。
ここまで来たら、もう不思議なことなんか何もないな?!
行くぞっ!!!!
京極夏彦!!!!!
『姑獲鳥の夏』じゃ!!!!!
相応しい~~~~。
なんか分かんないけど、ハッピーエンドって感じ。
いや全然いいのよ。『夏と花火と私の死体』でも『向日葵の咲かない夏』が1位だとしても。
でもやっぱりこういうランキングで紹介するならば、最大公約数的なポップさが必要かなと思ったりしている。まあ全然偏りまくって、被害者を出しまくるランキング記事でも全然OKだけど。みんなの悲鳴聞きてえ。
で、『姑獲鳥の夏』である。ぜっかく皆さんが素敵なツイートをしてくれたので、いくつか紹介しよう。私の拙いコメントよりも、よっぽど的確である。
#夏に読むならこれっていう小説・本
— まりも (@tono_snufkin) April 28, 2023
『姑獲鳥の夏』 京極夏彦
太陽。
立ち眩む様な暑い夏の日。
チョウセンアサガオ。
夏になると日常の中に本のシーンが浮かびます。
夏に読みたい本です。
#夏に読むならこれっていう小説・本
— かるた (@honekkokarutan) April 29, 2023
姑獲鳥の夏(京極夏彦)
そりゃもうこれでしょう!
湿度が半端なく高い小説。
10代で衝撃を受けて以来、夏が来るたびに何度も読み返している。
真っ青な空、蝉の声、むせ返るような夏の匂い。文字に五感を刺激される。
#夏に読むならこれっていう小説・本 ②
— M@怠惰なOL (@daydream198613) April 29, 2023
『姑獲鳥の夏』京極夏彦
大好き過ぎる夏の小説といえばこれ。
じっとりとした暑い日の坂道が印象に残る作品。
シリーズの第一作目でシリーズ内では一番薄い本。私は本は持ち歩きたい派なので二作目以降からは全部分冊版にしたw pic.twitter.com/FoB0M3jSDq
皆さんの興奮やフェチまで伝わってくるようである。
今年の夏はみんなで死体を隠して、そのあと京極堂に憑物落としをしてもらおう。相応しいでしょ。
ということで、夏に読むならこれっていう小説・本ランキングの第1位は、見事『姑獲鳥の夏』となりました。おめでとうございます。パチパチパチ…。
あ、そうそう。
そういえば聞くところによると、『姑獲鳥の夏』が今年で発表から30年のアニバーサリーらしい。
そういう意味でも、なかなかちょうど良いタイミングだったんじゃないでしょうかっ!(完全にたまたまです。乗っかってません。本当です!!)
※いつもランキング記事に平気で2ヶ月とかかけるくせに、今回はみんなが夏に間に合うように、たったの一週間で完成させた。
そんな誠実で健気なブロガーひろたつを支援してくださる方はこちら!!!
ぜひTwitterでコメントとか、記事を拡散していただけると、生きる気力が湧いてくるので、人道活動の一環だと思ってよろしくお願いします。
これにて本当に終了です。最後までお付き合いいただき感謝。