どうも。ポンコツ読書ブロガーのひろたつです。
残念なことにこの腐れブログ“俺だってヒーローになりてえよ”が1歳になってしまった。
お祝いの意味も兼ねて愚痴みたいな記事を書く。覚悟したまえ。
全然めでたくない
はてなでブログを開設して1年である。もっとめでたい気持ちのひとつやふたつ持っても構わない気はする。
だがこれがまたびっくりするぐらい、私の中でまったくめでたくないのだ。
開設1年なんてのは、多分まともなブロガーであればそれこそ誕生日気分で祝うだろうし、日々ネタを生み出すことに四苦八苦しているだろうから、そういう意味でも歓迎すべきイベントだと思う。
だが私はと言えば、正直、数日前から「あぁそろそろ開設1年になっちまうなぁ…」と憂鬱な気分にさえなっていた。「1周年のことも記事にしなきゃいけないのか…」という気分だった。さすがに「わざわざ記事にしたくないから、いっそのこと、はてな潰れねえかな」とまでは思わなかったが、スルーしちまうか、ぐらいのことは考えていた。
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理由、現実逃避
理由は単純明快。このブログがクソほども成果を出していないからである。
そもそも私がブログを書い始めたのは下衆も下衆な理由で、単なる金稼ぎであった。某イケダハヤト氏の著書を読んだのがきっかけで、完全に踊らされてしまった(正確には勝手に踊り狂っていただけ)。
なのに開設してから1年経った現状どれだけの成果が出ているかと言えば雀の涙もいいところである。雀の放屁ぐらいのレベルだ。ほぼ幻。はっきり言ってポンコツである。このブログもポンコツだし、そもそも書いている私もポンコツなのだから、しっかりと結果が出ているとも言えるだろう。この世はすべて因果の法則から逃れられないのだ。
「原因」と「結果」の法則 | ||||
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クソみたいな思い出話を少々
誰も興味はないだろうが、少しばかり思い出話をさせてもらう。
私は、はてな村にやって来るまでに二度の挫折を経験している。
尊師の書籍に踊らされ(勝手に踊っていただけ)、初心者がいきなりワードプレスでブログを開設するも惨敗。尊師のブログを確認したらなんと「やっぱり無料ブログでしょ」とライブドアブログだったことを知り愕然。
でも信者だったので何も考えずにそのままライブドアブログに引っ越し。
ライブドアブログで必死にクソ記事を量産するも、誰にも見向きされない日々。ネットの大海で完全に漂流していた。そのまま餓死するかと思っていた。
9ヶ月、私は誰も読まないブログをひたすら書き続けていた。ほとんど病気である。
その内に色々と不安になって誰かに相談したくなった。
とあるきっかけで3人のプロブロガーの方をお話をする機会をいただいた。もちろん無料で。
3人は私もよりも遥かに年下なのに、恐ろしいまでに優秀な人間たちだった。
いつも職場でふんぞり返っていた小動物の私は、外界で猛獣たちの存在を知ったことで震え上がった。井の中のなんとやらを体現させていただいた。なかなかのダメージを受けさせていただいた。難が有るから「有り難い」とか言うらしいがクソみたいな言葉だと思う。全然、難いらない。
多大に食らったダメージを癒すために私は愚痴を書くためのブログを新しく開設することにした。ライブドアのブログはあくまでも金稼ぎすることが目的であり、そんな愚痴を書き散らしたらただでさえ少ない“ブランド”に傷がつくと思ったのだ。お笑いである。どんだけちっぽけな宝物を大事にしていたのか。
そうして生まれたのがこのブログ。『俺だってヒーローになりてえよ』である。最初から私の愚痴を書くための場所であり、そういう意味では呪われた子である。祝福とは無縁の存在。そんなブログで成果を挙げようなんて、パチンコで大金持ちになろうとするぐらい馬鹿げている。
でも私はバカがそんなに嫌いではなかったりする。
サロンに加入
自力で成功できないのであれば、ということで私は某ブログサロンに参加することにした。
しかしそこでも絶望の嵐だった。
周りの仲間たちが次々と成果を挙げる中、私ひとり訳の分からない記事をひたすら書き続けていた。
数々のマネタイズ手法、ビジネスの考え方を教えてもらったにも関わらず、私は永遠とバカみたいな記事を書き続けていた。
サロン主の方が
「この扉はこうやって開くんですよ」と教えてくれている横で、私は「この小石めっちゃかっこいい!」と騒いでいるような感じだった。
それで結果が出るはずもない。
誰よりも遅れをとり、誰よりも見当違いのブログ運営をし続けた私はふと気が付いた。
「サロンに所属する意味がない」
いい人ばかりだったので、みんな私のブログを褒めてくれていた。
だけど、褒めてもらえはするものの、実際私のブログは泣かず飛ばずだったし、褒めてくれるその人たちは私の遥か遥か先に行ってしまって、そもそも話しかけることさえ躊躇するような存在になってしまった。
私はそっとサロンから身を引いた。
バカで結構
はてなで半年ほどブログを運営し、なんとなく自分の方向性が定まりつつあった頃、またしても私は有名ブロガーと話をする機会を得た。そのときは有料。と言っても安い昼飯を奢るだけである。ほとんど善意みたいなもんだ。
4時間ほど時間を割いていただいたのだが、それはもう酷評の嵐。成長の糧にするには余りあるほどありがたいご指摘をいただいた。
話を聞いて分かったことはふたつ。
ひとつは「自分は自分で思っているよりも遥かにダメなブロガーであること」
悲しかったが仕方ない。実際何の成果も出せていないし、バズったとしても万博の会場都市みたいに一過性でしかなかった。ダメブロガー、甘んじて受けようじゃないか。
そしてもうひとつ。
「人から何も教わる気がない」ということ。致命的である。
はてなの有名ブロガーのありがたいご指摘である。本来であれば涎を垂らしながら頂戴するべきなのだが、私はほとんど上の空で聞いていた。「否定されるんだったらいいや」と捨鉢な気分だった。
というか、そのときに気付いたのだが、私はそもそもその方のブログをほとんど読んだことがなかったのだ。
なぜそんな興味のない人間にわざわざブログの相談をしに行ったのか。
私は認めてほしかったのだ。
自分のバカな記事を。愛する本達の紹介記事を。たまに書く真面目な記事を。愚痴みたいな記事を。
「教えてください」と自分から言っておきながら実のところ教わるつもりがない、という畜生みたいな輩が私なのだ。びっくりするだろう。私も同感である。
私のブログに指摘の限りを尽くした某ブロガーさんはこう言っていた。
「なんでこんなバカみたいなブログ名にしたんですか?文章もそう。頭良さそうな文章なのにいきなりバカみたいなこと書いてあるし」
私は思った。
「バカで結構」と。
あれから半年経った。
ブロガーさんの有り難い指摘たちは、あまりにも小さい私の器からこぼれ落ち、腐り果ててしまった。びっくりするぐらい何も活かせていない。きっと私がバカだからだろう。でもそれでいいとも思ったりする。
有名ブロガーさんと出会って散々な目には遭ったが、少しだけ嬉しかったのは、目の前で私の記事を読んで、自然と「ぷっ」と吹き出したことだ。
ほんの些細なことだけど、それだけで私は救われたような気がしたのだった。
性懲りもなく続ける
お金稼ぎがしたいとか、誰かの役に立ちたいとか、承認欲求を満たしたいとか、有名ブロガーに仲間入りしたいとか、愚痴を吐き出したいとか、色んな思いがこのブログには混沌と詰まっている。控えめにいってゴミ溜めである。
でもそんなブログでもたまに笑ってくれる人がいて、参考にしてくれる人がいて、好きになってくれる人が、ほんとにたまにいるのだ。
世の中捨てたもんじゃないと素直に思う。
素直に思わなきゃバチが当たるってもんだ。こんな私としてはあまりある名誉である。
なので、私はまだしばらく恥を晒しながら『俺だってヒーローになりてえよ』を書き続けていこうと思う。
きっと私は誰かにやれと言われたことをやりたいのではなく、自分が書きたいことを好き勝手に書きたいのだ。
例えそれがどれだけ効果の薄い行為だとしても、それがブログを続ける最大の理由なのだ。捨てるわけにはいかない。
とてもじゃないが人に誇れるようなブログではないだろう。
だけど確実に私という人間を如実に表した未熟なブログである。
私はまだ自分を嫌いになれるほど腐ってはいない。
だからこのブログもそれなりに好きだったりする。
以上。これからもよろしくお願いします。