乗るしかない。このビッグウェーブに。
Amazonの侵食がヤバイ
どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
先日Amazonの有料会員システムであるアマゾンプライムに新たなサービスが追加された。
その名も『PrimeReading』。
Amazonのプライム会員であれば無料で本が読み放題になるというもの。
音楽、映画、オリジナル映像作品に続き、今度は本である。Amazonよ、一体世界のどこまで侵食すれば気が済むのか。そろそろ食べ放題サービスとか展開し始めるんじゃないか。
公式サイトはこちら。
Kindleオーナーライブラリーとは何が違う?
実は以前からプライム会員限定の読み放題サービスはあった。
Kindle端末を持っていると毎月2万冊の本の中から1冊だけ無料で読めるというもの。その名も、Kindleオーナーライブラリー。
似たようなサービスなので違いなどを以下にまとめておく。
Kindleオーナーライブラリー
・Kindle端末を持っていることが前提
・毎月2万冊の中から好きな本が1冊読める
・翌月新しい本を読みたかったら、前月の本はデーターを消去しないといけない
・2万冊の中からとか言ってるけど、ゴミみたいな本も多く、読みたい本を探すのがすげえ大変。
・Kindle端末でしか読めない。パソコンでKindleを開いてもライブラリにKindleオーナーライブラリーでダウンロードした本は表示されない。
PrimeReading
・プライム会員でさえあればOK。
・895冊(2017年10月10日時点) の中から10冊好きな本をダウンロードできる。それ以上は返却。
・質の良い本ばかりなので、いくらでも読みたい本が見つかる。もちろんマンガもある。
・Kindle端末でもスマホでもパソコンからでも読める。(結局Kindleで読むことが一番多いけど)
PrimeReadingの最大の利点
PrimeReadingの最大の利点は上で強調しているように、とにかく「本の質が良いこと」。そして「選びやすい」ということ。
本好きというのは面白い本を探す時間も好きなもんである。
しかしながら、Kindleオーナーライブラリーの場合、あまりにも玉石混交すぎて、というかゴミばかりすぎて探す時間の消費っぷりが半端じゃなかった。その時間で1冊読めたよ、という感じである。
その点、PrimeReadingはまだ900冊未満ということもあり、非常に厳選された内容になっている。実際、私が読みたい本を探してみたところ、制限の10冊を見つけるまでに2分とかからなかった。これはありがたい。
PrimeReadingで読める本の紹介
ではざっとPrimeReadingで読める有名どころの本を紹介しておこう。
マジで本物ばかりなのでどれを読もうか悩んでしまうぐらい。
ビジネス本
仕事の本質を優しい物語に乗せて教えてくれる永遠のベストセラー。
「仕事は楽しいかね?」
「試すことに失敗はない」
「大人になったものの、何になりたいか分からない」
「今日の目標は明日のマンネリ」
などなどグッサグサ刺さる言葉に溢れている。
大富豪だという謎の老人の言葉に、主人公と一緒に振り回されてみよう。売れ続ける理由にきっと納得してもらえるはず。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか??身近な疑問からはじめる会計学? (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: Kindle版
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会計ブーム(?)の火付け役。コンビニでも売られるぐらい売れまくった本。2007年時点で150万部を超えていたらしいから、今頃どうなっていることやら…。
会計というと小難しいイメージを持つ人は多いと思うが、本書は非常に分かりやすく平易な言葉を使って説明してくれる。だからこそ売れたのだろう。大体にして、タイトルからもうすでに「たしかに」と思わせるものがあるからね。
会計の入門書としては外せない1冊。
小説
神保町奇譚 「花咲舞が黙ってない」シリーズ (Kindle Single)
- 作者: 池井戸潤
- 出版社/メーカー: Amazon Publishing
- 発売日: 2017/09/05
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
半沢シリーズや花咲舞シリーズなど売れる本しか書けない作家、池井戸潤まである。
池井戸潤は日常に疲れたサラリーマンを癒やすために本を書いているような人なので、多くの人に読んでもらいたいと思う。
色々と勉強になる部分も多いし、平社員の自分はいつも会社の悪口ばかり言っていたけど、池井戸潤の小説を読んでから上の人間の目線で会社を見られるようになったりした。
めちゃめちゃパッとする子、辻村深月までいる。
正直芸人の書いた本なんて紹介したくない。だが…悔しいけど面白い…!
どんだけ才能あるんだよこの人。
三浦しをんもいます。
ノンフィクション
人気ブログの主役でありみんなから愛された“富士丸”。
ペットとの突然の別れと、そこから立ち直るまで描いたノンフィクション。人気ブログの運営者とだけあり文章は非常に読みやすく、感情がしみじみと伝わってくる。
ペットを飼っている人もそうでない人にもオススメの1冊。
全てのビジネスマン必見の書。
この冴えないおじさんが成し遂げた偉業に驚き、感動し、そして奮い立たされること間違いなし!
マンガ
投資について勉強したいのであればこれ一択。ドラゴン桜で有名な三田紀房の『インベスターZ』である。
投資の手法から、有名投資家たちの名言まで登場してくるという、超実用的な作品。
絵の下手さは愛嬌ということで。
ドラマの原作にもなった作品。どうでもいいけど、この人が書く女性の二の腕が好き。
言わずと知れた『カイジ』。ここには載せていないが福本伸行の超名作『金と銀』もPrimeReadingで読めまっせ。
なんとベルばらあるとは…。オスカルの“あれ”はあまりにも有名。 物語のひとつの雛形を作ったよね。
個人的に大好きで仕方ないマンガ家木多康昭のデビュー作『幕張』。ただの地名をタイトルにするというやる気がまったく感じられない作品。
作品の内容そのものよりも、作者の人間性自体を楽しんでいる所が大きい。
雑誌
普段、雑誌はあまり読まないので詳しくはないのだが、そんな私でも知っているレベルのものがあるので紹介。
Ku:nel (クウネル) 2017年 11月号 [料理の力は人生の力だ/島田順子スペシャル] [雑誌] ku:nel(クウネル)
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2017/09/20
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
Casa BRUTUS (カーサ ブルータス)2017年 10月号 [インテリア改造ワークショップ/台湾] [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2017/09/08
- メディア: Kindle版
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分類不能
自分、野球に興味はないし、そうなるともちろん中日にも興味はない。だけどドアラにはちょっとだけ興味が湧いた。そんな本。
2分ぐらいで読めてしまうし、「…ふっ」ぐらいしか笑えないんだけど、妙な中毒性がある本である。 一体何なのだろうかこれは。
とにかく…大満足です!
オススメ作品を紹介してきたが、あまりにも多すぎるので本当に紹介しきれない。そんなレベルの選書である。Amazon偉い。
今回の記事で紹介したPrimeReadingも今でこそ900冊に満たないラインナップだが、利用者が増えればもっと拡充していくことだろう。私はそれが楽しみでならない。
プライム会員のこれまでのサービスを見ていると分かるのだが、とにかく充実していく一方なのだ。プライムビデオとか最初は舐めきってたけど、『ドキュメンタル』みたいな凄えコンテンツも出てきているから、まだまだこれからも成長していくことだろう。
それもこれもみんながプライム会員という有料サービスに加入したからだ。資源があれば企業は育つ。当たり前の話である。
ということで、プライム会員への登録はこちらから。
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