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【月イチまとめ】2023年1月に見つけた面白い本

 

どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

 

毎月恒例の月イチまとめ記事である。

 

 

なんか記事を書くたびに思うのだが、ブロガーと自らを名乗りつつ、全然記事書いてねーじゃん。

 

言い訳をさせてもらうと、ここ数年はブロガーとしてずっと文章を書いてきたし、去年からは動画制作まで始めてしまい、とにかく読書の時間が削られまくっていた。

そんな状況に危惧を覚えた。

読書に没頭せず、アウトプットばかりに時間を費やしていて、私は本当に読書中毒ブロガーと言えるのだろうかと。

さらには、このブログの最強人気記事であるこちら↓

 

【2023年版】小説中毒が厳選した最高に面白い小説(1~100冊目) - 俺だってヒーローになりてえよ

 

に、「懐かしい本がたくさんあって、嬉しくなっちゃいました!!」というコメントが寄せられた。

そう、私が自信満々で世に送り出している情報は、ちゃくちゃくと埃を被ってきているのである。

もちろん過去の古い名作を紹介することに抵抗はない。私が正直にオススメしている、最高に愛すべき作品たちである。永遠に紹介し続けていきたい。

その一方で、いくらでも出てくる本たちに対して、今の私はあまりにも感度が低すぎるのではないか。もっともっと、いくらでも読書に明け暮れるべきではないか。

そう思ったのである。

 

ということで、今年は例年の倍ぐらいの文字数を読むつもり。

読書ブロガーの本質は読書家であることだと私は思っている。本を読んでないくせに、しゃべりばっかり達者な薄っぺらな人間になりたくないのである。

 

 

そんなわけで、月イチ恒例記事と言いつつ、3ヶ月も更新をサボっていた言い訳が終わったところで、2023年1月に見つけた面白い本たちの紹介である。

 

行ってみよう。

 

 

黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える

 

AYA世代でがん患者となった女性たちが、歌人岡野大嗣に教わりながら、31文字に心の裡を込めた短歌集。

祈りのようなお守りのような本物の言葉たち。彼女たちの心をそのまま咀嚼するような迫力があった。

 

簡単な感想を許す作品ではないと思う。
そもそも健康体の私がどれだけ言葉を尽くそうとも、彼女たちの“鬼気迫る31文字”の前では空虚に響くだけだろう。

それでも言わせてほしい。

 

感動しました。

 

命の煌きを目の当たりにした気持ちです。

短歌とは、言葉とは、命とは、なんと素晴らしいのか。

 

彼女たちとは関係ない私まで、胸を張って生きていたくなるような力をもらった。

 

 

そして誰もゆとらなくなった

 

下品エッセイ三部作の最終章に相応しい、品性を試される最低な内容でした。

もうね、読み続けられないレベルで笑ってしまった。なんだこれ。

朝井リョウの不幸は面白すぎるので、ぜひとももっと災難に振り回されてほしい。

そして完結編と言わずに、一生エッセイ書いててほしい。

 

 

翼の翼

 

中学受験に加熱する親の心情を執拗に書いた作品。

私が勉学不得意人間なので「子供の受験に狂うなんてピンと来ないなー」と思っていたのだが、これが凄い。

卓越した描写力で完全に受験戦争に熱狂する親と同化してしまい、まるで私の醜さを見ているような気分になった。

たかが受験。されど受験。命にかかわるような問題ではないけれど、いざ身を置いてみると、そこには命を削るような戦いが繰り広げられている。

 

読み終えたとき、詰めていた息を思わず吐き出してしまった。

ラストが爽やかだったのもとても良かった。今月のベスト

 

 

PK 最も簡単なゴールはなぜ決まらないのか?

 

W杯の熱狂から数ヶ月。話題になったPK戦について大量データを用いて分析した超マニアックな本。

 

・キッカーの不安が最も高まるのはセンターサークルにいるとき

・先行の勝率が61%、後攻が39%

・PKの経験値と選手の実績などは、結果に何の関係もない

・選手の自信があるかどうかも関係ない。

・失敗するチームほどゴールから目をそらす時間が長い

 

など面白い話題が満載でした。

データの話は嘘をつかないから大好き。だけどデータを使って、勝手に物語を作ってしまうのは人間の性なのでそこは注意である。でもおもしれー。

 

 

積み木シンドローム

 

私の年始は森博嗣とともに始まると言っても過言ではない。

職業柄どうして年末はまったく読書の時間が取れなくなるほど忙殺されるんだけど、そのときの慰めは「これを乗り越えれば森博嗣のクリームシリーズが待ってる…!!」である。それくらい命綱的存在になっている。

長らく森博嗣を見てきた方であれば、そこまで特別なことを書いているわけではないのだけど、飛び抜けて優秀な頭脳から繰り出される至高の思考と文章には、やはり格別の面白さを感じてしまう。

 

ほぼ世捨て人である森博嗣が一体いつまで作家業を続けてくれるのか分からないが、少しでも長く続いてくれることを願う次第である。

 

 

 

以上。来月もお楽しみに。 

 

 

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もっと気軽に更新できる方法ないかなぁ。

話題はいくらでもあるんだけど、編集とか台本に使う時間がもったいなくてね。

 

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