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【月イチまとめ】2022年9月に見つけた面白い本

 

どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

 

さて毎月恒例の月イチまとめ記事である。

 

 

9月は毎年恒例になりつつあるこちらの企画を行なった。

 

【2022年版】名刺代わりの小説10選を集計してみた!! - 俺だってヒーローになりてえよ

 

私が集計記事を書くキッカケになった企画である。今回で3年目に突入したが、相変わらずの盛り上がりっぷりで、読者家はやっぱりこういったランキングで一喜一憂してしまう生き物なのだなぁと再認識した。

元はと言えば私が本に関するランキングを見たいと思ったのが始まりだ。あれから集計記事は山ほど書いてきているけれど、いまだに面白さと興味が尽きない。面白い本を読むときと同じくらい興奮できる。きっとそうい性癖なのだろう。いい意味で。なにが?

 

そういえば本当にどうでもいい話なのだが、最近近所に大きな書店ができた。

週2ぐらいで見に行くようにしていて、新刊を常に把握している状態だ。たぶん小説だったら知らない作品はないんじゃないかってぐらいである。

で、これだけいつも本ばかり読んでる私だけど、いまだにいくらでも面白そうな本というのは出てきていて、死ぬまで飽きそうにない気がしている。

 

出版不況の話をよくされるし、多くの読書家が心配しているだろう。

でもこれだけ溢れんばかりに面白そうな作品が出てくるのだから、これからどれだけ先細りになろうとも、面白い本が尽きることはないだろうな、と確信している。

だから私はあんまり出版不況に関しては興味がない、というのが正直なところである。

はい、どうでもいい話おしまい。

 

ということで、2022年9月に見つけた面白い本たちである。行ってみよう。

 

 

蒼穹の昴1,2

 

まずはこちらから。全4巻のうちの2巻まで読了した。

 

あのね、ちょっと下品な話をさせていただくと、男性が読むと股間がキュってなるから気をつけてほしい。

というのも、中国での宦官が成り上がる話なのである。

宦官をご存知だろうか。もし知らない方がいるのであれば、そのまま知らない方がいいかもしれない。エグすぎて股間がキュってなるから。ちなみに本書に記されている宦官に関する部分を奥様に話したところ、翌日「夢に出てきた…」と言われた。それくらいの衝撃である。

さっきから股間の話しかしていないが、本質はそこではない。壮大なスケールと容赦ない厳しさで描かれる圧巻の物語である。

後半が楽しみ。

 

 

レペゼン母

 

書店でたまたま出会ってあらすじに一目惚れした作品。

自分から逃げようとする放蕩息子を説教するために、還暦をすぎた母親がラップバトルに参戦するという、絶対に面白い設定の物語。

実際にラップバトルを好きでよく観ている私からすると非現実的だと思う部分もあるが、そんな些細なことを気にせずに楽しめるほど素敵な作品に仕上がっている。

チャキチャキの肝っ玉母さんから繰り出される言葉の数々、そして想いたち。

キワモノっぽいけれど、予想外に面白いのでオススメである。これを見つけた私は偉い。

 

ちなみにHIPHOP界隈に詳しいと「このラッパーのモデルってあの人では?」みたいなのがあってさらに面白い。

 

 

爆弾

 

今月のベストはこちら。

 

まさに爆弾級の面白さ。

謎の不愉快なオヤジが暴行容疑で警察に逮捕されるんだけど、こいつが突然取り調べの最中に“予言”をする。内容は「10時に秋葉原で爆発が起こる」というもの。

そして実際に爆発。さらにまだ爆発は起こると…。

もし予言通りのことが起これば、東京は大惨事に。膨大な数の被害者を生み出してしまう。

謎のオヤジは本当の預言者なのか。それとも稀代の爆弾魔なのか。

警察の死にものぐるいの戦いが、密室の取調べ室の中で繰り広げられる。

 

私がこれまで読んできた小説の中でも屈指の不愉快人物が出てくる本書。最悪すぎるゆえに最高の仕上がりになっているので、不愉快になりたい方はぜひ!!

こんな飛び抜けたエンタメ作品そうそう出会えないよ。

 

 

百年の愚行

 

これは完全に私の悪癖なのだが、わざわざ不快になるものを見たくなってしまう傾向がある。

こちらの『百年の愚行』は、人類がこの100年間に行なってきた愚行の数々を、強烈な写真とともに紹介している作品である。

文章でも十分にインパクトのある最悪な本なのだが、写真が加わることでちょっとトラウマになるレベルでのダメージを効率よく摂取できる。

 

わざわざそんな不快なものを見ずとも私たちは生きていける。だけど、見たくないものから目を逸した結果残るのは、そんな自分自身である。

色んな価値観があるので何が正解だとか言うつもりは毛頭ないが、私は自分が耐えられる限りは嫌なものを目に焼き付けて、自分たちの愚かさと向き合ったり、本当に大事なものは何かを忘れずに意識していたいと思ったりするのである。

いやー、でも本当にキツかった…。

 

 

以上。来月もお楽しみに。 

 

 

【読書中毒ブロガーが恥知らずにもYOUTUBEを始めました】

 

タレコミで発覚したのだが、このブログを完コピした動画が出回っているらしく、しかも何万回も再生されていた。

私の動画は全然観られていないのに、パクリ動画はウケてるってどういうことじゃい。私が嫌われてるとしか思えん。

ということで優しい方はこちらをどうぞ。もっと更新できるように頑張ります。

 

www.youtube.com