どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
毎月恒例の月イチまとめ記事である。
月日の流れは早いもので、私がこのブログを始めてから7年の月日が経っている。
だから何だと言われるだろうが、私もだから何というわけではない。なんだこら、やんのか。
私の日常はといえば、相変わらずあくせく、かつ職場のみんなの足手まといになるという集団において必須の役割を全うしながら、わずかに生まれた空き時間もすべてTwitterに費やすという、現代の貧乏暇なし代表みたいな生活を送っている。なんだこら、やんのか。
さっきから不快な物言いを繰り返して申し訳ないのだが、これには一応理由がある。理由というか原因というか、動機というか、言い訳が。
先月の記事でも書いたのだが、ニュース番組に生出演するという珍しい機会に恵まれた。
そのときの状況をざっくり説明すると「失敗を恐れすぎて何も言えなくなった」である。
そんな心理状態に陥るにも細かい理由があったりするのだが、それは置いておくとして、私は今回の経験をして改めて思った。
ビビりすぎると、つまらない人間になる。
である。
別に「本当の私はもっと面白いんだ!!」みたいなことではなくて、私自身が私のことを見て楽しめているか、ということなのである。
昔からそうだが私はこのブログが大好きである。自らの文章が大好物である。自分のツイートも好きだ。よく見返している。
きっと今、この文面を見て私の過剰すぎる自己愛に吐き気を催した方がいらっしゃったと思う。
そう、それなのだ。
その反応が怖くて私は色んなことを諦めたり、引っ込めたりしていたのだ。しかも気づかずのうちに…。
年齢を重ねて丸くなったり成長したりするのはいいだろう。
だけどつまらない人間にはなりたくない。
ということで、ちょっと無理をしてでも表現のタガを外す方向に進むべきだなと思ったわけである。別に無理して暴言吐く必要ないけど。
で、ここまで書きながら思ったが、こんなことを考え続けて何十年も過ごしたら、きっと私はやべえジジイになる気しかしない。そのときは真っ先に収容してくれ。しかるべき施設に。よろしく頼んだぜ!!
ということで、破滅に向かい出した私が2022年12月に見つけた面白い本たちである。
行ってみよう。
予言の島
初の澤村伊智。
ホラー界の新旗手の名に恥じない強烈な作品。
それにしても凄い体験をさせてもらったなぁ。こりゃ人気出るわ。なんかちょっと澤村伊智自身がホラーな存在だよね。人間性が曲がってるというか。
怖さの要素は見事だし、いい雰囲気なんだけど、私ってこんだけお膳立てされると逆に笑ってしまうんだよね。「やりすぎだろw」って。
ちょっとしばらく澤村伊智にハマりそうな予感。他の作品も早めに読もう。
学校に入り込むニセ科学
先月に引き続き、最近の私の興味「反ワクチンはいかにして生まれるか?」の答えをくれた一冊。こういうの面白すぎる。
ワクチン騒動で言うと、賛成派も反対派も遠巻きに見ると、やってることは同じだったりする。お互いにお互いのことをバカにして、見下してばかり。
私も賛成派なので、反対派の異常言説を見ると「義務教育の敗北…」とついつい思ってしまうのだけれど、反対派の中には低学歴代表の私なんかが見上げることも許されないような超高学歴のエリートの方もいらっしゃったりする。
となるとこれは知識とか知性の問題じゃないというのが分かる。もっと人間の根っこにある要素が“反科学”を生み出しているっぽい。
詳しくは本書を見てもらいたいけれど、つくづく人は「見たいものを見たいようにしか見られない生き物」なんだなと思わされる。
そんなことを語っている私もきっと一生愚かなのだろう。悲しい。
六人の嘘つきな大学生
完全に面白い。
お見事。拍手したい。いや、する。いや、してる真っ最中。タイピングできない。大好き。
ケーキの切れない非行少年たち
超ベストセラーだし、強烈すぎる帯で知らない人はいないだろうけど、中身もそれに負けない濃い内容。厳しい現実に胸が苦しくなってしまった。
主に扱われるのは、障がい者でもなく、健常者でもないグレーゾーンに存在する知能境界者たち。
ケーキの切り方に代表されるように、思わず「そんなことも分からないの?」と言いたくなってしまうような事例がたくさん紹介されている。
世界は常に進歩を続けていて、頭脳労働の価値は高まるばかりだし、仕事の難易度も上がる一方だろう。
それはつまり、それに付いていけない人の割合が増える、ということでもあると思う。そしていつか回り回って、誰にとっても苦しい世の中に変わっていってしまうかもしれない。果たして私たちは、正しく進めているだろうか?
そんなことを思わされた本だった。うーん、ほんとに難しい問題である。
ちなみにこちらは、ブログの読者様からいただいた本。ありがとうございます。
こういうのがあるから、ブログを細々とだけど永遠に続けられているのです。本当に多謝でございます。
逆転美人
やってくれたなあ?!
ど派手な帯に戦々恐々としてたけど、けっこう満足。これだけカマされておいて、ちゃんと楽しめたのって、ここ数年無かったかも。それくらいのレベル。
あんまり語りすぎると面白さを損ねるので、これ以上の感想は控えますが、ミステリー好きであれば“あの作品”が頭によぎりますよねー。
以上。来月もお楽しみに。
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次の動画は2022年の私的ベスト10ランキングかなー。