どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
毎月恒例の月イチまとめ記事である。
そうそう、まったく読書に関係ないのだが、
ニュースに生出演した。
何を言い出したんだこいつ、と思われるかもしれないが、マジだ。
しかも街頭インタビューみたいなちょい役とかでもなく、45分間みっちり出演した。
人生は長い。何があるか分からないもんだ。まさかこんなふっつーのオッサンがニュースに生出演するなんてね。大丈夫か、ABEMA…っておっと。詳細は控えるつもりだ。
決して「ABEMA 少食」で検索なんかすんなよ!
…いやほんとテレビに出てる人って尊敬するわ。
よくもまあ衆人環視の状況であんなに言葉がポンポン出てくるもんだ。
私なんか喋りだしたそばから
(あれ…?この言い方って正しかったっけ?)
(こんなこと言ったら、うぜーネット論客に揚げ足取られるかも)
なんていうふうに考えてしまい、思うように言葉紡げなかった。ブログで平気で暴言吐きまくってるヤツ言うことじゃないだろうけど。
ということで、思わぬ醜態を晒した2022年11月に見つけた面白い本たちである。
行ってみよう。
ネヴァー・ゲーム
エキサイティングで読者を唸らせる小説しか書けないジェフリー・ディーヴァーの新シリーズである。
御年70を超えての新シリーズって、どんだけのバケモンなのよ。先日紹介した『オクトーバーリスト』を読んだときも思ったけど、この人創作してないと生きていけないタイプの人間なのね。それも度肝を抜き続けないと駄目なタイプ。
ファンとしては創作欲に溢れているのはとても嬉しいのだけれど、ちゃんとシリーズものを完結してほしいなと思ったり。
藤井聡太論 将棋の未来
みんな大好き羽生さんさえいなければ、将棋界のタイトルをほしいままにしていたであろう谷川浩司による、藤井聡太という天才の解説書である。
私はだいぶ前から将棋に関する本だったり小説を読んでいるけれど、中身はからっきし。全然わかっていないのだが、将棋の周辺情報とかドラマは大好きなので、こういう初心者にも分かりやすくてかつ「深み」を感じさせてくれる本は大好物である。
羽生善治という天才の登場によって苦渋をなめた著者だからこそ、紡がれる言葉は重く、真に迫っている。
活躍していても、そうでもなくて、棋士ってかっこいい。そう思わせてくれる一冊である。
コンタミ
今月のベストはこれ。知的興奮&面白い!!めちゃくちゃ好きです。こういうの。
伊与原新って、泣かせる系のドラマも書けるし、こういうヒリつく感じの社会派ものも書けるの凄すぎる。もっと浮世離れしてる方だと思ってたよ。
それにしてもこれは最高のタイミングで読めた気がする。というのも、今のコロナ禍における反ワクチンを代表とする「エセ科学」をテーマにした作品だからである。
私は完全なる「ワクチン肯定派」なのだが、常々反ワクチンの方々に興味があったし、それを足がかりに金儲けをしようとする怪しい集団たちが気になって仕方なかった。
この作品はあくまでもフィクションだけど、明らかに実際の事件や団体をモデルにしていて、読み応えが十分。科学VSエセ科学の戦いは想像以上に根深くて、これはちょっと一言で語れるような物語ではない。
旅行先のお供にと持っていったんだけど、面白すぎて真夜中まで読んでしまった。翌日の旅程に支障でまくり。
ここ最近の私の興味を一手に引き受けてくれたような作品である。いやー、凄い作品だった。
宿命と真実の炎
不愉快クリエイターこと貫井徳郎の大長編である。
今回もなかなかの胸糞ストーリーなのだが、私ぐらいの貫井マニアになるとこれくらいはそよ風かなってくらいに心地よく感じられる。もっと私に胸糞を!!
後半に向けて尻上がりに面白くなっていって、700ページ近い文量を一気に読ませる手腕はさすがの一言。
帯コメントとかレビューの絶賛コメントが喧しすぎるのが、ちょっとマイナスポイントかなというぐらい。ストレートに楽しみました。貫井愛してる。
機龍警察 未亡旅団
シリーズにハマってしまって毎月のように紹介している月村了衛の『機龍警察』である。
著者の趣味が全開になっているせいなんだろうけど、作品内の熱量と情報量が凄い。でもその割に展開は水戸黄門かってぐらいに固定化されてて、まんまと楽しんじゃってるのがなんか悔しい。でもおもしれーんだから仕方ない。「読者を楽しませるためなら何でもやるし、何でも書く」と公言してるだけはあるよ、月村了衛。
でもこの前読んだ『脱北航路』は凄まじくつまんなかったけどな! あの面白そうな設定なのになぜなんだぜ!!
以上。来月もお楽しみに。
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