どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
毎月恒例の月イチまとめ記事である。
先日、久々にネットで読書狂いの変人たちとおしゃべりをしたのだが、魔界に足を踏み入れたんじゃねーかってぐらい愉しんでしまった。魔界を楽しい場所として例に挙げるのが適切かどうかは知らん。
このときは、とある作品についてネタバレありで、心置きなく話そうという趣旨だった。ストレスなく好き放題しゃべれて最高じゃねーかと思っていたけれど、意外とこれが難しい。
というのも、そのとある作品というのがミステリーだったので、深く語ろうとすると他の有名ミステリー作品についてついつい触れたくなってしまうのだ。
つまり意図しないところで、他のミステリーについてネタバレを豪快にカマしてしまう危険と常に隣り合わせなのだ。
ミステリーをたくさん読んでいる人間ほど、色んな作品を引き合いに出して語りたいものだ。しかし色んな作品を知っているが故に、色んな表現に気をつけながらしゃべらなくてはならず、非常にレベルの高いやり取りが交わされることとなった。
日常で読書好きが集まってしゃべる機会というのは、私の感覚としてはほぼありえない。積極的にそういった集まりに参加しない限り、読書はひとりで楽しむものだ。
ひとりでも十分楽しめる。それは否定しない。でも読書好き同士でワイワイしゃべるのは、脳内からちょっと危ない物質が出てるんじゃなかってぐらい愉しめるので、非常にオススメである。私もこの会合から数日は、ことあるごとに思い出してマスクの下でこっそりニヤけたりしてたぐらいだ。ニヤけちゃうぐらいの思い出なんて、大人になったらそうそう作れんよ。
ということで、遅れた青春を楽しんでいるオッサンが2022年10月に見つけた面白い本たちである。
行ってみよう。
方舟
余計なことは言うまい。
96点。
パンとサーカス
おっほ~う。
初作家さんの作品を超適当に選んだんだけど、これは嬉しい誤算。濃厚でめちゃくちゃ面白かった。
仕事が忙しすぎて心がクサクサしてるタイミングで、あえて自分を傷つけるような意味合いで、超長編のまったく予備知識がないやつを選んでみたら、ドンピシャで自分好みの作品だった。
だいぶ政治的な思想が強めな方で、作品にも思いっきり反映されてるけど、それがあるからこそ作品の熱量が高く保たれてて、こっちも引きずり回されるように読んじまったよ。
眠れなくなる宇宙の話
読書仲間がオススメしていたので手に取った本。
宇宙に関する面白話を、絶妙な文量で小気味よく提供してくれる良書。
私が元々宇宙の話を好きだというのもあるし、超傑作『プロジェクト・ヘイルメアリー』で脳みそが宇宙色に染まっていたのも相まって、存分に楽しんでしまった。
宇宙は私たちの身近なものにあらゆる影響(物理的にも文化的にも)を与えてるんだなって、改めて思った。
あんなに遠い場所なのに。不思議なもんだ。
氷菓
やっと読みました!!
散々ブログ記事やツイートで紹介&オススメしておいて、張本人は未読という状態だったが、満を持してのファーストコンタクトである。
皆さんが強くオススメするだけあって魅力に溢れた作品である。なんか「学生時代を思い出す」というよりも、「学生時代にハマった作品の空気」を思い出してしまった。こういうの好きだったなぁ。
若いミステリー作家あるあるの、思いついたネタをパンパンに詰め込んじゃう感じもエネルギッシュでいいし、狙い過ぎなキャラクター造形も香ばしくてとってもよろしい。こりゃ愛されるわ。
ぼくは勉強ができない
これはヤラれるわー。
小生意気だけど小粋な主人公秀美くんと、周りを支える大人たちとのやり取りが、刺激的なのに暖かいっていう、なかなか見ない面白さを持った作品。
秀美くんがモテキャラ&無敵な感じなので、青春ものなのにそこまで不安にならずに読めるというのも面白い点。
もちろん青春もの特有のゆらぎは描かれるんだけど、ちょっと大人な悩みだったりするのがまた小憎らしい。
以上。来月もお楽しみに。
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