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【月イチまとめ】2021年6月に見つけた面白い本

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

毎月恒例の月イチまとめ記事である。

 

Twitterではこっそり書いたけれど、最近YouTubeチャンネルを開設した。あと完全なる興味だけの理由で資格勉強をしている。

なのでとにかく時間がない。本を読む時間がない。ブログを書く時間もない。でもTwitterをやる時間はある。なぜ。

 

とは言うものの、読書とこのブログは色んな意味で私の生命線なので、なんとかしてせめて月イチ更新ぐらいは死守したいと思っている。なのでこの月イチまとめ記事が出なくなったときは、死守できなかった、つまり死んだものと判断していただいて一向に構わない。

と書きながら思ったが、そもそも他人に「あいつ最近見ねーけど、死んだか」と思われたからといって何があるのだろう。私の命のロウソクが短くなるわけでもないし。誰の思想も自由を守られるべきであるのだから、私の死亡判定なんて好きなだけして欲しいと思う。フリーハグみたいな感じで、フリーDEATHとしよう。存分に殺してくれ。

さっきからやたらと死の話をしているけれど、これは米津玄師の新曲『死神』の流れで、落語の『死神』を見まくった影響かと思われる。そう、つまり私はYouTubeを観る時間もある、というわけである。 

 

ということで、2021年6月に見つけた面白い本たちの紹介である。

参考にしていただきたい。 

 

 

失敗の科学

 

人の失敗、面白すぎる…!

 

「失敗にこそ人は学ぶべきである」

使い古されすぎて、なんの味もしなくなっている格言である。この言葉に感銘を受ける人がいたらウケる。それくらい浸透しきった事実だ。

だが実際はどうだろうか。人は失敗から本当に学んでいるだろうか。そんな疑問を真っ向から調査したのがこちらの本である。

古今東西から集められた、象徴的な失敗の数々。人間がいかに失敗から目を背けてしまう生き物なのかを思い知らされることだろう。

 

あんまりこういうこと書きたくないけど、これは普段の仕事にもすぎに活用できる知識じゃなかろうか。

  

 

玩具修理者 

 

とっても変態です。

 

なんだろうねぇ。これだけ真正面から変態だと、いっそ清々しいというか、爽やかささえ感じちゃうよね。逆清涼飲料水と呼びましょうか。 

不条理で意味不明な構成の中にも、キラリと光る知性と理性、そして狡猾さ。作者の性格が垣間見える作品である。絶対に偏屈でしょ、この人。

デビュー作らしくアクセル全開っぷりが素晴らしいんだけど、走ってる所が悪路すぎるのに本人は気付いていたのだろうか。

 

 

Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔

 

日本で大人気と、本場台湾で話題の天才IT相、オードリー・タン。

いわくIQ180、トランスジェンダー、政治家なのに個人的には無政府主義者…。

エピソードに事欠かない彼女だが、その生い立ちや考え方をまとめたのがこちらの一冊である。

いやーねえ、ほんと天才すぎて笑うよね。

例えば、次の日までに一冊の本を勉強しないといけない、だけど寝る時間まであと5分しかない。そんなとき彼女は、400ページもある本をパラパラとめくる。その時点ではただめくるだけ。それで寝る。すると、翌日には映像記憶として脳内に完全に記憶されているそうだ。しかも「400ページ以上であれば、睡眠の残業をしなければなりません」とおっしゃってる。なんだ睡眠の残業って。レベルが違いすぎて、もはやオカルト。

そんなエピソードを目にすると、彼女自身の能力にばかり目が行きがちだけど、本領は「チームを活かすこと」。最高のファシリテーターであることで、最大の効果を発揮していることが、本書を読めばよく分かる。ただの頭の良い人、で終わってないのが素晴らしい。

 

確かな知性とは、希望をもたらすものである。そう確信させてくれる一冊。台湾に移住したくなったよ。

 

 

 

OVERVIEW 宇宙から見たちっぽけな地球のすごい景色

 

「誰も見たこともない地球の景色」に特化した、衛星写真集。

これはおもしれーぞ。人間の営みと、地球という個体について、今までに味わったことのない感覚で楽しめる。(ちなみにオーバービュー効果と呼ぶらしい)

なんだろうね、この感覚。神様になったとも違う、高いところから見下ろす爽快感とも違う。ゾワゾワするし、感動でゾクゾクもするし、感心してワクワクもする。ただただ「なんか凄い」。

写真集が好きで色々見てるけど、なんの専門知識も必要とせずに、子供から大人まで楽しめる作品だと思います。ちなみに我が家では4~37歳まで楽しめました。

 

 

銀河英雄伝説10

 

さて、先月は興奮のあまりだいぶ雑な紹介をしてしまった『銀河英雄伝説』である。遂に最終巻である。ということで、しっかりと感想を記しておきたい。

 

 

 

 

無理。 

 

 

 

 

以上。来月もお楽しみに。