どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
毎月恒例の月イチまとめ記事である。
最近、当たり本ばかりで困っている。週に一冊の紹介じゃ全然追いつけない感じだ。嬉しい。
でもこういうのは経験上、波があるのを分かっているので、ハズレ本だらけの日々がすぐそこの暗闇から、今か今かと舌なめずりしている空気を感じる。姿さえ見えれば始末してやりたい所だが、そういった特殊能力を有してないので、人生にされるがままだ。誰もが運命の奴隷である。
先月の記事でも書いたが、最近はオンラインで本好きの方をと無差別にお喋りするイベントを開催しているので、ただでさえ野放図だった読書範囲がさらに広がりを見せていて、こんな所でも宇宙が刻一刻と広がっている事実を痛感している。にくいぜ物理法則。
ということで、一ヶ月かけて見つけてきた面白い本たちである。参考にしてもらいたい。
岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。
天才集団の任天堂を牽引した天才、岩田聡。
生前は、人前に出ることをあまり好まなかったそうで、本の執筆などもされてこなかった。だが、旧知より親交のあった糸井重里(ほぼ日)には、定期的に文章をしたためており、それらをまとめた一冊。
地味な装丁とは裏腹に、濃い内容で食い入るように読んでしまった。任天堂の裏話とか、ゲームに疎い私でも最高に盛り上がってしまった。やっぱ任天堂は凄い。岩田聡も宮本茂も異常者。
2020年下半期のベスト10に入りそうな予感です。
真犯人
江戸川乱歩賞も獲っている著者の出世作。
高速道路のバス停脇で見つかった他殺体。被害者は、40年前に起こった誘拐事件で殺された少年の父親だった。
全く先を読ませない展開と、刑事たちの熱い執念にヤラれる、没頭小説。完全に当たりです。こういう作品を見つけられると、本当に嬉しい。
大人に刺さる幼稚園・保育園児の名言
面白すぎて一瞬で読み終えてしまった。
あとがきにも書いてあったけど、この質と量を確保してくれた、親御さんと先生方には感謝しかない。忙しさに追われていると、こういった些細なものが、こぼれ落ちていってしまうものなので。
大人の凝り固まった発想に、心地よい刺激を与える最高のコメント集。
Ank: a mirroring ape
私が主催しているオンライン読書会で教えてもらった本。普段、他人のオススメ本は読まない主義なのだが、好奇心に負けて読んでしまった。
読み終えての感想は簡潔に。
圧巻。圧倒。
埋もれっぷりも込みで推したい作品である。
言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか
ナイツ塙による、驚異的な「お笑い解体新書」。
これは凄え。ナイツ塙の驚異的なお笑い分析力で、過去のM-1チャンピオンたちがなぜ生まれたのかを、我々ド素人にも超わかりやすく解説してくれている。
お笑いって、面白いからなんとなく何も考えずに見てしまうけれど、その裏にはとんでもない思考力と戦略が隠れてると思い知らされた
お笑いの面白さが、より立体的に感じられる一冊。やられました。
以上。参考にされたし。