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【月イチまとめ】2019年1月に見つけた面白い本

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

毎月恒例の面白い本のまとめ記事である。

 

読書中毒ブロガーとして活動を始めてから、早3年ぐらいで(ちゃんと把握していない)とにかく面白い本を探し続けてきた。

それもこれも、皆様に少しでも上質な情報を提供したことと、何よりも私自身が面白い本を読まないと生きていけない人間だからだ。

もし悪魔が目の前に現れて「残りの寿命が半分にする代わりに、面白い本をすぐに見つけられる目をあげよう」とか言われたら、結構速攻で了承すると思う。

それぐらい面白い本に飢えているし、どうやって見つけたらいいか頭を悩ませている。

 

ということで、今回も限れた人生を消耗しつつ探し当ててきた面白本ばかりである。

どうか他人の人生を消費する甘美な味わいと共に、楽しんでいただけたらと思う。

 

では行ってみよう。

 

 

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しょぼい起業で生きていく

 

 

組織で働くのが無理なら起業しよう。「しょぼい起業」は不況に強く、つぶれにくい。「店を開くには大金がかかる」は大ウソ。準備資金がゼロでも大丈夫。現金だけが儲けではない…「計画」も「お金」も、「経験」も不要。多少のコツさえつかめば、わりとふつうにできる、逃げても生きてくための、生存戦略。

 

えらいてんちょうは、本当に賢い。

ブログ、Twitter、YouTubeとあらゆるネットツールでバズり続けている“えらいてんちょう”。その特異な経歴から得た知見を、惜しげもなく披露してくれているのが本書。

ブログで稼ごうとしている私にとっては「なるほど!」の連発で、えらいてんちょうの見識にやられまくり。

バリバリ働くのが苦手な人向けの戦略本です。

 

月夜のサラサーテ 

 

 

森博嗣は理屈っぽいというが本当か。真剣に遊び、超人的に書く人気作家が綴る、日々の小さな出来事。ふとした観察、考察を味わううちに、世界が違って見えてくる。家にやって来た仔犬のこと、若き日の思い出から、「知識」と「教養」の違い、「モーメント」という概念についてまで。好評エッセィ・シリーズ第7弾!

 

実は1年で一番楽しみにしていた本。

おそらく世界で一番ラクして儲かっている作家、森博嗣。その明晰すぎる頭脳から繰り出される文章は、片手間に書かれているにも関わらず我々一般人にとっては宝物のような輝きを放っている。優秀すぎ。

「頭を使うとは、こういうことだよ、君たち」とあざ笑うかのような、切れ味バツグンのエッセイ集です。

それにしても、これを7時間ぐらいで書き上げちゃうんだから、本当にバケモノです。

 

 

ネコノミクス宣言

 

 

若くして日本最大の暴力団・山口組に身を投じ、経済ヤクザとして台頭。直系組織の最高幹部にまで登りつめた猫組長の主戦場は、海外だった。
国際金融、マネーロンダリング、麻薬ビジネス、果ては人身売買までーー海を渡った猫組長が見た世界では、想像を絶する額の札束が飛び交い、富豪たちは贅の限りを尽くし、ワールドクラスの詐欺師たちは幾重の策を練る。およそ新聞やテレビでは報じられないこの世界の真実が本書には赤裸々に収められており、その残酷さ、生々しさ、滑稽さはあなたの想像をはるかに超えるはずだ。
週刊SPA! 誌上で始まった「ネコノミクス宣言」を大幅に加筆・修正、連載開始から2年の時を経て単行本として出版されることとなった渾身の意欲作。

 

面白いのは間違いないんだけど、裏社会の闇がひどすぎて、ちょっとトラウマ気味です…。

本物のヤクザ、それも世界で仕事をしていた経済ヤクザであった猫組長による、“教科書には絶対に載らない経済の話”。

専門用語がポンポン出てくるので、分からないと置いてけぼりにされる所もあれば、ヤクザの面白エピソードもありと、色んな楽しみ方ができる本である。

一度読んだら絶対に忘れられないようなエピソードも多数載っているので、覚悟が必要である。

 

 

世にも奇妙なマラソン大会

 

 

サハラ砂漠でマラソン!?ある深夜、ネットでサハラ・マラソンなるサイトを見つけた著者。酔った勢いで主催者に参加希望のメールを送ったところ、あっさりと参加を認める返信がきた。開催まではたった二週間あまり。15キロ以上は走ったこともないランニング初心者の闘いがいま始まる―。表題作のほか、「謎のペルシア商人」など著者の“間違う力”が炸裂する超絶ノンフィクション作品集。

 

いやー、笑った笑った。さすが高野秀行。

誰も行かない(行けない)場所へ行き、その過酷な体験談を面白おかしく書く作家、高野秀行。辺境でこそ魅力を発揮するかと思いきや、日常を書かせても抜群である。

「真夜中のテンションでなんとなくサハラでフルマラソンに、ワンクリックで参加」とか、「インドで怪魚を探すために、名字を変える」だとか「ブルガリアのオジサンに誘惑される」とか、短編集なのに濃厚すぎてクラクラしてしまうエピソード満載である。

高野秀行のエッセンスを気軽に楽しめる一冊。

 

 

以上。参考にされたし。私はまた面白い本を探しに、読書という荒野を旅しに行ってくる。帰ってこなかったら、さっさと忘れてくれ。

 

 

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