この記事は、
「色々読みたい本はあるけど、時間が無い」
「本を読むのは苦手だけど、中身に興味はある」
「話題の本を理解した気になりたい」
という方のために本の内容を1分間で読めるようにまとめたものである。無理矢理まとめている。
記事の内容は…
①本の内容を1分間で読めるようにまとめたもの
②雑談に使えるエピソード
③私の感想
となっている。
一冊の書籍を1分間で読めるようにまとめるためにはかなりの大部分を取捨選択しなければならない。というか捨てる部分がほとんどである。
なのでハッキリ言えば、こんなのまとめでもなんでもない。
だがそれでも紹介する書籍の一番美味しい部分、つまり本の”サビ”を伝えることはできるかと思う。
また、私は読んだ本に載っていた面白いこぼれ話やエピソードに目がない。こういった話が大好きな方もいると思うので、一部だけ紹介したいと思う。
限られた人生をムダにしないためにも、この記事を参考にしていただけたら幸いだ。
ではどうぞ。
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今回紹介する本
「ああ言えばよかった」と日々モヤモヤしているあなたへ
敵を作らず、かつ理路整然と言い返し、
他人を思い通りに動かす方法を伝授します。「論破力」とは、説得力のある話し方のこと。
論理的な話し方の基本や、便利なキラーフレーズなど、
ビジネスから日常のイライラにまで役立つスキルが満載!"自分史上最強モード"でストレスフリーな毎日を
①1分間で分かる『論破力』
・事実に勝てるものはない。根拠があれば最強。
・誰が議論の勝敗を決めているのかを明確にする。実は相手を論破することよりも、そっちの方が重要。なので、2人きりで議論をするのはNG。
・相手を不快にさせれば、話を早く終わりにできる。テクニックとして、「パーソナルスペースに踏み込む」とか「相手のちょっとした間違いを何度も蒸し返す」など。
・クレーマーは説得しようとするよりも、味方になった方が早くおさまる。
・「嫌われても仕方ない」ぐらいに肩の力を抜いた方がラク。
・好き嫌いなど、本人の主観を議論しても仕方ない。なので、主観であればどんなことも好きなだけ言える。「~だと思う」とか「という可能性はありますよね」とか。
・自分の願望ではなく、相手の要望を満たすことで思い通りになる。
・準備した言葉よりも、その場で相手に合わせた言葉の方がはるかに効果が高い。
・例えで権威のあるもの(本書の場合シルク・ドゥ・ソレイユだった)を引き合いに出すと、否定しにくくなる。しょうもないTシャツをバカにされたら「でもこれフランス製だよ?」とか。
・ナイチンゲールをただの白衣の天使だと思っているのは間違い。ナイチンゲールは統計を明らかにして、上の人間を説得し、衛生環境を改善した。数字を否定するのは難しい。
②雑談に使えるエピソード
・ひろゆきは小学生時代に友達同士で「悪口を言い合う」という遊びをしていた。ルールは「思いつく限りの罵詈雑言をぶつけ合う」。勝敗は「悔しくなったら負け」という地獄のようなルール。ひどすぎ。
・授業中にマンガを読んでいたことを教師に注意されたが、論破して追い返した。見上げたクズっぷりですね。
・相手を思い通りにできるひろゆきだけど、奥さんにはすべてを見透かされているので、謝っても全然通用しないらしい。こういう所はかわいい。
・日本の鉄道では他人を押すのは当たり前だけど、パリだとそんな光景は一切ない。パリでたにんを押すというのは「攻撃」として受け取られる。つまり、文化によって常識は簡単に変わるということ。
③『論破力』を読んだ感想
ひろゆき自身がアレな人なので、基本的に彼の話はすべて面白い。珍しい動物を見ているような楽しみがある。
ネットでよく「論破王」とか言われているひろゆきだけど、本質は「論理」を重視していることだと思う。論理を積み重ねるのが議論なのだから、当たり前の話なのだけど、ついつい人は感情や願望を織り交ぜがちである。そこを徹底的に排除して「勝つための論理」に徹することができるひろゆきは、だからこそ強くて、もっと言えば「嫌な奴」なのだろう。
この本の冒頭にも書いてあるけれど、論破なんて普段の生活で必要とすることはない。ごくごく限られた瞬間の願望を満たすだけの行為である。
いっときの願望を満たすために相手をやっつけるよりも、もっと平穏で今後のためになる解決方法を探す方が賢明なのは間違いないだろう。
色々と役立つテクニックが紹介されているけれど、悪用厳禁、ということで。
いやー、それにしてもこんなに嫌な人がいるなんて驚きだわ。世界は怖いね。手玉に取られないように、気をつけましょう。
以上。参考にしていただきたい。
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