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パパを人気者にする絵本『あそぼう あそぼう お父さん』が最強すぎる

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どうも。我が社初の育児休暇を取得したひろたつです。肩身の狭い思いは今の所していません。仲間に感謝。

 

ということで、今回は超オススメの絵本の紹介。

特に小さいお子さんがいるご家庭にオススメの作品である。

 

内容紹介

あそぼうあそぼうおとうさん (かがくのとも傑作集―わいわいあそび)

浜田 桂子 福音館書店 1997-05-15
売り上げランキング : 539822
by ヨメレバ

日頃、忙しくて子どもとの交流をもつ機会の少ないお父さんにはうってつけの1冊。お父さんと子どもが、体を使って楽しむ遊び方が次々と紹介されていきます。お父さんがすべり台になったり、ゴーカートになったり、ひこうきになったりという、よく知られた遊び方から、お風呂の中での楽しみ方、そして変わったところでは、お父さんがにぎりずしや、さんまのひらきにまでなってしまう遊び方までのっています。 

こちらの作品は、子供たちとお父さんが遊ぶ様子を描いた絵本のように見えるが、実際は「子供との遊び方辞典」である。

私はたまたま図書館でこちらの本を手にしたのだが、あまりにも充実した内容にビビってしまった。

この本が持つ効力は相当などの家庭でも子育ての力になってくれるはずだ。

では具体的な魅力について説明していこう。

 

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小道具必要なし

まずはこれだろう。

この絵本ではトータルで30ほどの体を使った遊びが紹介されているが、そのほとんどが小道具を必要としないお父さんの身体さえあればいつでもどこでも遊ぶことができる

「子供と遊ぼう!」的な本を読んだことがある人は分かってもらえると思うが、こういった本はめんどうな小道具を作らせたりする。つまり工作である。幼子のいる家庭において工作とは“地獄”を意味する。話は逸れるが具体的に説明しよう。

 

工作がいかに地獄に変わるか…

 

①材料の買い物

→金がかかる。子供が店の中でいなくなる。目的以外のものを欲しがって手間取る。

 

②家で工作

→犯罪にあったかのように家の中が散らかる。工作途中のものをいじられて破壊される。時間の進みが異常に早まり、ご飯の支度をする時間が無くなる。

 

③完成

→思ったように遊んでくれない。せっかく作ったのに壊される。せっかく作ったのにすぐに飽きる。

 

④片付け

地獄

 

というように、面倒さのオンパレードである。こんな修行をしている時間なんて無いのだ。

 

その点、『あそぼう あそぼう おとうさん』はお手軽。お金もかからない。準備もいらない。片付けもいらない。

必要なのは身体だけ。

 

あぁ、そうそう、パパのやる気と体力も必要か。この2点に関しては努力して貰うしかない。

 

紹介されている遊びはこんな感じ。

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パパは子供と遊ぶのが苦手

もうひとつの魅力は、子供とどうやって遊んだらいいか、を教えてくれる点である。

私だけじゃないと思うが、男というのは照れ屋でなかなか子供のレベルやテンションに合わせてあげることが苦手である。

女性の場合、それを普通にできてしまったりする(普通に赤ちゃん言葉で話せたり、些細なことにも大きなリアクションを取ってあげたり)のだが、なぜだか男は下手クソである。

いざ子供を目の前にしても、「はて何をしたら良いのやら…?」と途方に暮れてしまう父親が多いと思う。

 

そんなどうしようもないお父さんたちの味方になってくれるのが本書である。

 

本書で紹介されている遊びは、どれもこれも子供たちのツボをおさえまくったものばかり。狂ったように興奮すること間違いなし。猿のようにはしゃぐことだろう。

この本さえあればお父さんは超人気者になれる。まさにヒーローである。

 


Mr Children Hero

 

子供のリアクションが半端じゃない 

そして何よりも一番の魅力は、「子供たちが本当に幸せそう」なことだ。

子供というのは遊んでいるときに幸せそうにしているが、もっと幸せな気持ちになれることがある。

それは親と触れ合っていること

もっといえば、親と笑いあっているときだ

彼らは自分だけが楽しむことよりも、親が一緒に楽しんでいるときにこそ、本当に幸せな気分を味わえる。これは一緒に本書を体験してもらえればよく分かることだ。

よっぽどクレイジーな御方じゃない限り、世の親御さんは子供たちに幸せになってもらいたいと思っているはずだ。そして私たち親は子供たちの幸せそうな顔を見ると、幸せな気持ちになるようにできている。

 

疲れているときの遊びもあります

「それは分かったけど、疲れてるときだってあるし…」

と思う方もいるだろう。安心してほしい。

なんとそんなときにも使える遊びが紹介されているのだ。

 

いくつかあるのだが、少しだけ紹介しよう。

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これなんか最高である。寝っ転がっているだけでいい。あとは子供たちに合わせて転がってあげればいい。押されるとちょっと気持ちがいいのもポイントだ。

 

あとはこれ。

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とりあえず丸まっておけばいい。そしたら勝手に遊んでくれる。

 

このように体力をほとんど使わずに済む遊びも紹介されているのだ。

 

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ママの負担を減らしましょう

世のパパはきっとママにばかり育児を任せていると思う。ラクをしたいという気持ちもある一方、どうやって遊んだらいいのか分からない人もいると思うので、この絵本は非常に役に立つと思う。

いくらママが頑張ってくれているといっても、限界はあるだろうし、たまには休みたいだろう。そんな時間を作れるのはパパぐらいしかいないはずだ。(シングルの方はすいません…)

一緒に遊び始めるまではかったるいかもしれないが、子供たちと遊ぶと本当に幸せな顔をするので、絶対に「やって良かった」と思えるはずだ。疲れるけどね。 

 

実は続編が…

ママの負担を減らしましょう、とか言っておいてなんだが、実はこの作品、恐るべき続編が存在する。

 

 

これである。

 

↓ 

 

 

 

 

うちの奥さんはこれを見たときに悲鳴を上げていた。

ただこれも別にママじゃなくてもできる遊びばかりなので、パパがやってあげよう。むしろ体力を使わない遊びはこちらの方が多めなので、オススメである。

 

ということで、この2冊で60種類ほどの遊びが紹介されている。ぜひ子供たちのために、そして愛する奥様のために汗を流してほしいと思う。

 

以上。

 

 

地獄を見たい方はこちら。 

身のまわりのもので作る工作おもちゃ

寺西 恵里子 日東書院本社 2014-07-04
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