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仕事を辞める勇気が出ない人が陥りがちな3つのバイアスについて

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どうも。読書ブロガーのひろたつです。

 

人生を費やすべきもの

仕事が辛くてどうしようもないけど、勇気が出なくて辞められないという人は多いと思う。

別に辛い仕事を続けることが不幸だとは思わないし、辛い状況の方が人として強くなれることは間違いないと思ったりする。

ただ、腐ったような気持ちで日々を過ごすくらいならば、さっさと片を付けて新しい人生を歩むべきである。人生には限られた時間しかなく、腐った気持ちだろうがなんだろうが時間は過ぎていく。そして確実に後悔することになるだろう。

人生は情熱を傾けられるものに費やすべきである。

 

陥りがちな3つのバイアス

ということで、今回の記事では「仕事を辞めたいけど辞める勇気が出ない」という人のために、「現状を変えられない人が陥ってしまう3つのバイアス」について紹介したいと思う。

これらのバイアスがかかっていると、まともな価値判断ができていないことになる。

間違った判断は後々の人生に多大な影響を及ぼす。というか、人生の判断で影響を及ばさないものなんてないんだけどさ。

 

ぜひ、グチャグチャと考え詰めている自分自身を冷静に見返すための参考にしてほしい

 

では行ってみよう。

 

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授かり効果

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授かり効果とは、人は一度何かを所有すると、それを手に入れる以前に支払ってもいいと思っていた以上の犠牲を払ってでも、その所有したものを手放したがらない現象をさすもの。

 

これによってあなたは現状の辛くて仕方ない立場を過大評価している可能性がある。

他人から見れば「よくそんな状況で仕事ができるなぁ」と思われることでも、本人は身体を壊しながら続けている、なんていう話はよく見かけることだろう。

どれだけ理不尽な目に遭っていたとしても、「それでも今の給料を貰えるのは…」「正社員で働かせてくれるのは…」と現時点で手に入れているものを過大評価してしまい、辞める決心を鈍らせているのだ。

 

現状維持バイアス

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現状維持バイアスとは、大きな状況変化ではない限り、現状維持を望むバイアス。未知なもの、未体験のものを受け入れず、現状は現状のままでいたいとする心理作用のこと。 

 

多くの人は、現状を維持する決定は、現状を変える決定とはまったく違うものだと思っていたりするがそんなことはない。今のあなたの現状はまさしく、決定の連続の末にあるものなのだ。

つまり、現状を維持しようとする決断も、変えるための決断も、どちらも等しく重要であり、どちらを選ぼうともリスクが伴うことを知るべきである。

辞める勇気が出ない人ほど、「現状維持することはリスクが低い」と勘違いしてしまっているのだ。

 

不変性バイアス 

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不変性バイアスとは、一度決めてしまうと二度と変更できない、または容易に変更することができないような重大な決定が目の前にあると、その決断の重さに怯んでしまい、余計に問題を大きく捉えてしまうこと。

 

仕事を辞めることに限らず、一度決めてしまうと戻せないことというのは人生で数多くある。しかしそのひとつひとつを吟味していたら、あなたは結局つまらない人生を歩むだけではないだろうか。つまり変化のない人生である。

そもそも人生とは後戻りできない時間の連続であり、どんな挑戦も決断も、すべては未来の糧になるものだ。(ときに、怠惰や他人のせいにして生きることなどは毒になりえるが) 

前向きな決断であれば、それは確実に人生の糧になるだろう。

 

すべては後悔しないために

これら3つのバイアスに振り回されていけないのは、すべては“最後の瞬間に後悔しないため”である。

終末期医療の専門医である著者が書いたこの本に書いてあったことがある。

死ぬときに後悔すること25 (新潮文庫)

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多くの人は死ぬ間際に後悔するのだそうだ。

その後悔の多くは「自分の人生を生きれば良かった」というもの。

 

あなたの人生はあなただけのものであり、好きなように生きるのにワガママもクソもないのだ。あなたが誰かのために不幸になる理由はまったくない。

 

ひどく当たり前の事実だが、それなりに善人で相当な臆病者である私たちは、ときに他人のために(そして会社のために)不幸であり続けることを選びがちである。

 

死の間際に「これで良かった」と思える人生を、自分の意志で歩みたいと思わないだろうか? 

 

以上。

 

この記事のネタ元はこちらの書籍。行動経済学は面白い本が多いので色々と捗る。

アリエリー教授の人生相談室──行動経済学で解決する100の不合理

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