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ポルカドットスティングレイは恋のさせ方を知っている

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どうも。

ポルカドットスティングレイの勢いが凄まじい。私のブログも色々とお世話になっている。

そんな人気急上昇中の彼女たちの魅力の正体について迫ってみたいと思う。

 

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人魚?いや美女でしょ


ポルカドットスティングレイ「人魚」MV

前曲の『テレキャスター・ストライプ』のときもそうだったが、こいつらはまず動画のサムネで落としにかかってくる。美女と濡れ髪というのは最強の組み合わせなのだが、女子の多くがあまりそれを理解していなかったりする。髪が痛むからとか言ってすぐに乾かしてしまう。もっと湿らせておけ。濡らしておけ。そうすりゃ男は喜ぶから。いや、髪の話ね。

「男心を分かってんなぁ」と思っていたらあれなのね、監督が加藤マニなのか。

男がカメラを持っているならば理解できるってもんよ。0:29の所とかね。

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狙ってるでしょ。色々と。

最近の美味しい邦楽のMVは加藤マニが一手に引き受けていると話題なのだが、ついにポルカにまでその手が伸びてきたか。

 

ちなみにだが、男のアーティストってのは女性を描くときに(絵画にしても彫刻にしても、映像作品にしても)やたら胸の形を出したがるという悪癖がある。男からしたら美を追求すると無意識にやってしまうことらしいのだが、悲しい習性だと言える。

※参考→古代ギリシアの衣装を実際に着てみたら「胸の形が透けない」「足のラインが出ない」などの大きな違いがあった - Togetterまとめ

楽曲は相変わらずの中毒性

彼女たちの異名である“ハイカラロック”は今回の『人魚』でも健在である。

聴いている人間の身体を揺らすことに長けた楽曲である。なぜこんなにもリズムに乗ってしまうのだろうか?

ちょっと歌詞を見てみよう。

 

ああ灰になってしまった

貰った花はすでに枯れていた

愛を簡単に言う 最低の

最低の人

 

(中略)

 

明け方、私は人魚みたいに

泡になって消えてゆくのでしょう

こんな拍手を浴びたって

腹の足しにもならないし

愛してなどとは言っていなくて

この退屈を殺してほしい

欲しいのはあなた

占めて溢れる

まだ、恋の仕方も知らない

恋の仕方も知らない

ポルカがハイカラロックと呼ばれる所以たるあの独特の“跳ね” は楽曲の演奏もそうだし、私は歌詞にもその秘密があるように思う。

歌詞を読んでみると分かるのだが、やたらと「っ」「た」「ん」の音を使いたがっている。

この3つの音に共通するのが「空白」である。この3つの音を使うと楽曲の隙間に「空白」ができるのだ。

それによって、ポルカの色とも言える独特のリズムである“跳ね”が生まれるのではないだろうか?

音楽の本質というのは、結局のところ快感である。いかに聴く者の耳に快感を提供できるかがアーティストの仕事だと言える。

彼女たちの生み出す“跳ね”は確実に聴く者を虜にしてしまう。実に卑怯である。

 

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恋のさせ方は知っている

楽曲の締めの歌詞は「恋の仕方も知らない」である。

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どの面でそのセリフを言うつもりなのか。完全に肉食じゃねーか。歌い方だって前曲の『テレキャスター・ストライプ』よりも暴力性に磨きがかかっている。恐ろしい女である。 

それともあれなのか。こんなに高飛車な感じで、男の扱いに長けてそうに見せて、実は恋愛下手的な。そんなギャップ萌えを利用して男を陥落させようとしてるのか?

大体にしてこのMVだってギャップが半端ではない。

上の画像のように終始冷たいご尊顔でこちらを睨みつけている。弱い男には到底手が出せない空気が漂っている。

楽曲はこんなにも私たちの身体を揺らしてくるというのに、心は許してくれない感じ。仕事はするけどそれはあくまでも仕事だから、という割り切りみたいなものを見せつけられる。楽曲の間中ずっとである。

 

そして私は叫ぶ。

ああ…もう許してください!愚かな私を許してください!

 

と我慢の限界に達した楽曲の最後も最後。

 

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この笑顔である。救済の笑顔である。 

 

3:30に渡る映像の中でボーカルの雫(なんと本名)が笑顔を見せるのは、2:57のこの一瞬だけなのだ。そりゃあ萌えるさ。あれだけ冷たい顔に晒された後なんだから。寒さに震えているときに毛布を掛けられたら好きになるでしょ。

私はSMとか全然興味ないけど、ちょっとそっちの世界の魅力を垣間見たね。深淵の縁を覗いたね完全に。あぶねえ、あぶねえ。

 

ニーチェ「SMをのぞく時、SMもまたこちらをのぞいているのだ」

※言ってません。

 

自分で言うのもなんだが、私は普通の人たちよりも自制心が高いので何とか踏みとどまったが、きっとそこいらの有象無象であれば、雫の笑顔でイチコロであろう。

「恋の仕方をしらない」とのたまう彼女であるが、どうやら「恋のさせ方」はご存知のようである。悪女め…。 

ポルカドットスティングレイの快進撃は続く

私たちの身体も心の翻弄するポルカドットスティングレイ。彼女たちの快進撃が続くことは間違いないだろう。ということはこれからも被害者が増え続けるということでもある。

どうかみんなには音楽の快楽に溺れるだけ溺れてもらい、ポルカが生み出す深遠なる世界で仲良く暮らしてほしいと思う。

私はそんな地獄絵図を現世(うつよ)で冷静に見つめていきたい。

 

※彼らの代表曲『テレキャスターストライプ』の記事はこちら。

orehero.hateblo.jp