どうも。
ポンコツブロガーである私だが、数少ない長所として「ブログのネタがいくらでも出る」というものがある。まあ詳しくはこの記事を読んでもらえればいい。
だが、そんな私でもたまに筆が止まる時がある。
私としては唯一と言っていいほどの長所が失われようとしているのだ。由々しき事態である。緊急である。このまま手をこまねいているわけにもいかないので、私なりに理由を考えてみた。
その結果、筆が止まる時にはいくつかのパターンがあることが分かった。そしてパターンさえ分かれば対処方も自ずと見えてくる。
そこで今回の記事では、「ブログ記事が書けなくなってしまう6つのパターンとその対処法」を紹介しよう。
この記事が、ブログが書けなくて困っている人の支えになれれば幸いである。
スポンサーリンク
1.理想とできることの差がありすぎる
ブロガーの多くにはロールモデルとなる人物がいたりすると思う。その多くは大成功を収めていたり唯一無二の存在だったりするだろう。
ロールモデルがいると色々と進みやすいことは認める。水先案内人のようなものだからだ。
ただし、あくまでもロールモデルの人物というのは他人である。記事を書くのはあなたである。これは非常に当たり前のことなのだが、重要な真実でもある。
つまり、ロールモデルを基準にしてしまうと、あなたの実力が伴わない限り苦しむことになる。
ロールモデルが100kgを持ち上げられるとしたら、あなたは何kg持ち上げられるだろうか?ブログも同様である。
対処法
「理想は理想として、あなたができることは何だろうか?」
「またはロールモデルが書いていないことは何だろうか?」
という問いかけをしよう。
何も秀でる所がない人は少ないと思う。もし何も得意なことが無くても、好きなことはあると思う。好きなことを書くべきだ。もし好きなことがなければ嫌いなことを書けばいい。
嫌いなこともないのであれば、ブログなんか辞めちまえ。
ちなみに私はあまりのプライドの高さと、人のアラ探しが得意すぎるために、ロールモデルを見つけることができないという悩みを抱えている。
2.失敗作を作りたくないと思っている
余程の記事数教(記事数さえ稼げれば、質は問わないという人)でない限り、ブロガーは自分の書くものをできるだけ面白いものにしたいと考えている。
これが罠である。
人には波がある。アスリートなんかを見れば分かるが、調子が良いときもあれば悪いときもあるのだ。
なので、「この前はいい記事が書けたから」といって、「次もいい記事を」とハードルを上げてしまうと、やれることがどんどん限られてくる。
自分の力を過信しすぎるが故に書けなくなってしまうのだ。
対処法
低品質なものを出したくない気持ちは分かるが、何もしないのはもっと良くない。
取り敢えず形にすることで新たなアイデアが生まれることもある。
最悪、記事は書きつつもどうしても耐えられなければ下書きにでも保存しておけばいいのだ。手直しして陽の目を見る日が来るかもしれない。
あなたはあなたが思うほど優秀ではない。優秀だったらこんな記事は読んでいないはずだ。低クオリティな記事を書いてしまう自分の実力を素直に認めるがいい。
ちなみに私はスマートニュースとGunosyに掲載されてバズった辺りから、この現象に見舞われている。誰か助けてくれ。
3.自分の方向性・立ち位置を把握していない
これは少し分かりにくい話になるかもしれない。
ブロガーとしての方向性や立ち位置を把握していないと、どういった意見を出せば良いのか分からなくなってしまうものである。
この世に考えるべきことや正すべきことは無限にある。ブロガーが語るべきことも同様に無限である。
だからこそ、「自分なんかが何を語ればいいのか分からない…」という考えに陥ってしまうのだ。
対処法
ということで対処法はそのままになる。自分の方向性や立ち位置を”決める”べきだ。
例えばこんな感じだ。
「人の役に立ちたい」
「悪意を吐き出したい」
「バカな群衆の目を覚まさせたい」
「初心者にノウハウを伝えたい」
「弱者の見方になりたい」
「金儲けしたい」
「金儲けしたいやつをカモにしたい」
これらは方向性になる。
立ち位置というのは、ブロガーとして、人として全体のどの辺にいるのか?ということになる。
例えば、自分のことを人として底辺だと理解していれば、底辺からの言葉を紡ぐべきだ。孤独だと理解していれば、孤独を売りにしたものを出すべきだ。
また「一般大衆」に対して記事を書くのか、それとも「ブロガー」に対して記事を書くのか、というのも重要な立ち位置だと思う。
このように自分を出す方向を決めておくことで、考えるべきことや生み出すコンテンツの内容をある程度絞れるのだ。
ちなみに私は「バカなのに偉そうなポンコツブロガー」という役割を自分に与えることにしている。そう感じてくれると嬉しい。いや嬉しくない。
4.関係ないことをしてしまう
これは「ザ・人間」というやつだ。
本当は記事を書かなければならないのに、眉毛をいじってしまったり、ムダに掃除を始めたり、ニュースサイトを巡回してしまったりする。分かる、分かるよ。
仕事や学校なんかもそうだが、行くのは億劫なのにいざ始まるとそれなりに楽しめたりする。つまり、人は何かを始めるのには特に大きなエネルギーを使うということだ。これは飛行機の離着陸と同じだ。飛ぶ時と着陸するときは大きなエネルギーを使うが、飛んでるときはそうでもない。
対処法
これに関しては私も同じ症状に悩まされているので、解決方法を提示することができない。なので別の優秀な方の力をお借りしたいと思う。
いでよ!
この記事にある通りである。時間制限を設けることで強制的に記事執筆に向き合わせるわけだ。
ちなみに私だったら、「頑張る」とか「記事に集中できるように特殊なブレスレットを購入」みたいなクソ方法しか思いつかなかったと思う。ありがとうShinさん。
5.前提が違う
これは各ブロガーたちが己で設けているルールそのものが違う、というものだ。
私の話になるが、私は職場で多数の部下を抱えており、管理のために色々とルールを設けることがある。しかし、しばらくするといくつかのルールは平然と破られるようになってしまうことが多々ある。
これを上司に相談した所、「みんなが守れないルールは、ルールにしちゃいけないんだよ」という金言をいただいた。
記事が書けないブロガーはまさにこれに当てはまる。自分が守れないルールを自分に課してしまっているのだ。
どんなルールを設けているが知らないが、きっと「毎日◯記事更新!」とか「◯文字以上!」とかがあるのだろう。細かいことを言えば、「転載ばかりの記事にしない」とかもあるだろう。
SEOの兼ね合いもあるだろうが、そもそもブログを続けることができなくなれば元も子もない。ただでさえ、注ぐ時間の割りには儲けの少ないのがブログなのだ。苦しんでまでやることはない。
対処法
自分が無理なく、それでもたゆまずにできるラインを把握しよう。そんなことは誰も教えてくれないからな。それくらい自分で決めろ。
なんでもそうだがムリが一番いけない。ムリは絶対にどこかで問題を誘発する。それが程度の軽いものであればいいが、致命的になることも可能性としてはあるのだ。
自分のペースを見つけよう。誰か偉い人が「多更新するべき!」と言ったとしても、その人があなたのブログを評価してくれるわけではないのだ。
ちなみに私は「どの記事にも悪態を一回は入れる」というルールを定めている。簡単である。なんかごめん。
6.むきあっていない・本気じゃない
精神論になるがこれも大きな要素である。
ブログ記事を書くには大きなエネルギーが必要になる。エネルギーを出すにはキッカケや理由が必要になる。
だがブログに本気で向き合っていない人間に、キッカケは訪れないだろうし、ブログを書くべき理由はないだろう。
これはブログに向いていない、とも言い換えられる。
対処法
辞めちまえ。
お前がブログを書かんでも、この世にはいくらでもブログが存在するから大丈夫だ。
スポンサーリンク
蛇足
あの世界的な作家である村上春樹でさえ、筆が進まないときがあるそうだ。だが彼は絶対に執筆机には毎日座り、目の前に原稿用紙を置くようにしているという。
何時間経っても書けないときもあるし、ふとした拍子にスラスラと書けることもあるそうだ。
それだけ真摯に取り組んでいるからこそ、あれだけの名作を世に出すことができたのであろう。
ブロガーなんてこの世に溢れている。私たちポンコツが書く理由なんて社会的にはほとんどない。
だからこそ私たちはブログを書く理由を見つけるべきだし、常に心の中に掲げておくべきなのだと思う。
努力して結果が出ると、自信になる。
努力せず結果が出ると、傲りになる。
努力せず結果も出ないと、後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても、経験が残る。
以上、健闘を祈る。