どうも、売れないブロガーのひろたつです。
今回もみんなが大好きな売れないブロガーの話である。心してかかれ。
悪魔の囁き
私のように結果が出ないブロガーには通過儀礼のようにある現象が起こるという。それはある日突然、耳元に囁きが聞こえるというものだ。その囁きとは以下のようなものだ。
「お前がブログを書く必要なんてないんだよ」
私はけっこうハッキリ聞こえた。思わず周囲を見渡したぐらいだ。いや嘘だ。ごめん。
見渡してはいない。一人静かにヘコんだだけだ。
この悪魔の囁きは、売れないブロガーにだけ聞こえるようだ。私が知っているだけでも両手で数えきれないぐらいだ。
スポンサーリンク
他の例
実は似たような体験はけっこうある。しかし他の場合はもっとポジティブな囁きなのだが…。
こちらはチームラボの代表者である猪子寿之氏の体験なのだが、高校時代に「日本を再生せよ」というメッセージを受け取ったそうだ。
第61回 チームラボ株式会社 猪子寿之氏 3 | 起業事例 | 起業・開業・独立・会社設立ならドリームゲート - ベンチャー・起業家支援サイト
猪子さんを知らない方はこの動画を観るといい。すぐに好きになることだろう。
情熱大陸 猪子寿之( teamLab / 團體實驗室) / 繁体字ver.
他にこんな記事もある。
「まわりを見ろ。疑問をもて」だそうだ。なかなか意味深である。そしてこちらも高校時代である。
きっと調べれば他にもあるのかもしれないが、あまり優秀な人ばかり見ていると死にたくなるので、自分たち売れないブロガーに話を戻そう。
あなたが書く必要はない
売れないブロガーである私が言うのもなんだが、あえて言おう。
「あなたがブログを書く必要はない」
これは間違いない。この世に、いや日本にどれだけのブログがあるかご存知だろうか?今、ちょっとだけ調べてみたらなんと1690万だそうだ。記事の総数では13億を超える。
割合で言ったら、日本国民の10人に1人以上がブログを書いている計算になる。
どうだろうか?これだけ世の中にブログが溢れかえっているのだ。売れないブロガーが発生するのも当然だろう。そしてその中で抜きん出ることがどれだけ難しいことが分かってもらえただろう。
あなたがブログを書かなくなった所で代替品はいくらでもあるということだ。あの囁きは残酷だが真実である。
じゃあなぜ続けるのか?
日本人は意地っ張りが多いのか、それとも努力教や継続教の信者が多いせいなのか、低パフォーマンスでダラダラと同じことを繰り返してしまう人が多い。結果が出ていないのにもかかわらずだ。
なぜみんな結果の出ないブログを書き続けるのだろうか?
「いつかは努力が報われるときがくる!」
努力と結果には何の因果関係もない。オリンピックで2位になる人が1位の人よりも努力してないと誰が言えるだろうか。
「継続していればいつかチャンスが訪れる!」
宝くじでも買ったらどうだ?
「自分にしか書けない記事があるんだもん!」
この世に同じ人間はいない。だが、違いがあるからと言って、人目を引くとは限らない。横断歩道ですれ違う人の顔を覚えているか?その人の話を聞きたいと思ったことがあるか?
「小遣い稼ぎがしたい」
バイトした方がよっぽど金になる。売れないブロガーの時給なんて10円にも満たないんじゃないか?
どう考えたってブログを書く理由がないのだ。売れているなら「喜んでいる人がいるから」とか「欲しいものを貰った」とか「憧れの人に会えた」などあるだろうが、結果が出ていない以上、続ける理由はないだろう。
スポンサーリンク
少年よ大志を抱け
さてさて、ここまでネガティブなことを書き連ねてきたわけだが、それでも売れないブロガーはブログを書き続けることだろう。
理由は知らない。ただの惰性化もしれないし、いつかは成功するだろうと楽観的に考えているのかもしれない。好きにすればいい。自分の人生だ。パッと散るのも良し、湿気って燃えることさえできないで終わるのも良しだ。いくらでも大志を抱いたらいい。
ただ私が伝えたいことはひとつだけだ。
「お前がブログを書く必要なんてないんだよ」
この言葉は間違いなく、あなたの内側から発生したものだ。そしてそれに反論できるのもあなただけなのだ。
私も売れないブロガーのひとりだ。偉そうなことは言えないし、この悪魔の囁きはいつも耳元でこだましている。
だからこそ私たちは常に「なぜ自分はブログを書くのか?」と自問し続けなければならない。
やりたいからやっている。ブログを書きたいから書いている。そうでなければならない。主体的でなければならないのだ。
誰だって行き先が分からなければ道に迷う。それと同じでブログを書く理由が分かっていなければ途方に暮れるだけだ。
あなたがブログを書く理由を私が教えることはできない。
だがあなたには分かるはずだ。
以上、健闘を祈る。