どうも、感動大好きひろたつです。
感動はいい。心が綺麗になる。
普段から人の欠点をあげつらい、仕事もイヤイヤ義務感だけでこなしており、人間関係にも消耗している私は常に癒やしを求めている。きっとみんなもそうだと思う。そうであってくれ。
で、今回はそんな心の浄化剤である感動動画を紹介したいと思う。
スポンサーリンク
探偵ナイトスクープについて
関西でカルト的な人気を誇る『探偵ナイトスクープ』という番組がある。関東に住む私は実は見たことがないのだが、YOUTUBEに多数動画が上げられていることは知っていた。
一応、番組を知らない方のために概要を貼っておく。
スタジオをひとつの探偵事務所(番組では“探偵局”と呼称)と想定し、視聴者から寄せられた依頼を、探偵局員が投稿した視聴者と共に調査し、その過程のVTRを流す。
依頼内容は、人捜し、物捜し、場所捜しのような本格的な調査を伴うものをはじめ、街頭調査や現地リポート、実験を伴うものもあるなど多岐にわたる。
※Wikipediaより引用
依頼内容は非常にぶっ飛んだものが多く、私のような常識人からすると刺激が強すぎるものもある。
例えばこれとか。
恋愛の形は自由だと言われるが、あまりにも自由すぎないだろうか。こうなってくると、絵画と結婚したり、ホチキスと結婚なんてのもありになってくる。意味が分からない。
ともすれば非常にグロテスクな内容なのだが、そこは関西番組特有のノリの良さで中和しているのだと思う。私には中和しきれていないが…。
スポンサーリンク
とある異常な依頼
そんな感じでイカれた依頼ばかりが飛び交う『探偵ナイトスクープ』なのだが、「感涙必至」との呼び声が高い依頼があった。
それが「23年間会話のない夫婦」である。
依頼者は夫婦の息子さん(18歳)から。彼が物心ついたときから両親が会話をしておらず、「お父さんとお母さんは会話をしないものだ」という認識で育ったそうだ。
これは彼の2人のお姉さんも同じで、ドラマなどで夫婦の会話シーンを見ると、「なんで会話してるの?気持ち悪い!」と思っていたそうだ。
そんな異常な家庭で何が起こっているのか。そして夫婦に会話をさせることができるのか。
ぜひご覧いただきたい。
『探偵 ナイトスクープ 23年間会話のない夫婦 』感動!!
素晴らしいの一言である。
謎の涙が…
この動画を観ている最中から私の涙腺は崩壊していた。何がこんなにも泣けてしまうのか、本当に理解不能だった。
子供たちの感動っぷりを見るに、どれだけ2人が会話することが貴重なことなのかが伝わってくる。
お父さんの23年間に及ぶ下らない意地っぱりも、本来なら「バカだなぁ」と笑えるだけな気がするのだが、実は私たちの幼い頃に同じようなことを経験しているからこそ、笑いきれないものがあるのだと思う。親や友達に一回張った意地が引っ込みつかなくなり、感情はもう静まっているのになぜか素直になるのが恥ずかしくて、仲直りができない。実は寂しいのにいつまでも怒っているふりをしてしまう。そんな体験があなたにもないだろうか?
23年間にも及んで意地を貼り続け、カチカチに固まったその殻を勇気を出して破ったお父さんに、私たちは幼い頃の自分たちを重ねてしまうのだろう。周囲から見てどれだけ下らないことだろうが、人が勇気を出して臨んでいる姿には感動を覚える。
そしてお母さんのあまりにも優しく包み込んでくれる様子が余計に涙を誘う。お母さんもこの23年間ずっと悲しかっただろうし寂しかったことだろう。それが怒りに変わっていてもおかしくなかったと思う。だけど、それを静かに耐えて変わらずお父さんを愛し続けていたという事実が素晴らしいと思う。
それらが一体になって、「なんだかよく分からないけど泣ける」という状態になってしまうのだ。謎の涙なんてそうそう体験できない。
感動できるものとの出会いは人生を豊かにすると思う。折にふれてこの動画を見返してみてはいかがだろうか。きっと疲れた心を癒やしてくれると思う。そして、ささいなことでも勇気を出すことの難しさを思い出せることだろう。
以上。