どうも、ひろたつです。
こちらの本に面白い考察が載っていました。
カリスマ論 (ベスト新書) | ||||
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キングコング西野さんや、ホームレス小谷さんなどネットで話題になることの多い方も出てきて、なかなか興味深い内容でした。
この作品の中で、著者の岡田斗司夫氏がカリスマに共通する特徴を4つにまとめてくれていて、それが非常に納得のいくものでした。そして自分がまったくカリスマではないことを思い知らされた次第。
世の中に腐るほど溢れている、「羨ましがられる存在」になろうとしている人達(主にくすぶっているブロガー)はこれで自分がカリスマになれるかどうか確認した方がいいと思いますよ。目が覚めますから。
1.カリスマはシナリオを持っている
カリスマは世界がどうなるかというシナリオを知っています。(知っていると思い込んでいます)
そのために自分がどうしたらいいか、周囲の人間がどうするべきかを分かっています。なので、常に自信や情熱に溢れ、使命感も感じています。
彼らには行動するためのモチベーションが必要ないのです。なぜならやらなければならないことだと分かっているから。俳優が映画のシナリオ通りに演技をするように、自分の役割を果たしているのです。
逆に言えば、自分の中に「何をするべきなのか」が無いのであれば、あなたはカリスマではありませんし、カリスマにはなれません。
2.カリスマはパフォーマーである
カリスマは裏からには回りません。自分が表に立ち、人を先導します。自然と人前に立たされるとも言えるかもしれません。
誰よりも自分の理念に確信を持ち、自信を持って行動する人は、他人の心を動かし影響を与えます。
影響を与えることこそがカリスマの役割です。表に立てない人には務まらない役割です。
もしあなたが、顔を出したり、人前に立つことができないのであれば、カリスマには相応しくないでしょう。
カリスマはアイドル(偶像)でもあるからです。
3.カリスマはプロデューサーである
カリスマはこれから世の中がどうなるかを分かっているので、周囲の人間がそれに基づいた行動をしていないと気になります。また相談を受ければ、自分のシナリオを元にアドバイスをすることになるでしょう。
人には見えていないことが見えるからこそ、多くの人に誤解をされます。自分の思い通りにしようとしているのではないかと思われてしまうのです。
実際は、カリスマの見えている世界(理想の世界)にするために行動を促しているだけで、そこに私欲はありません。
自分のやりたいことをやっていることを私欲と言ってしまうと難しい部分ではあるかもしれません。
カリスマ個人の利益だけを考えてやっているわけではない、という方が近い表現でしょう。
周囲の人間にどうするべきかを明確に伝えられないようであれば、あなたはカリスマにはなれません。
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4.カリスマはトリックスターでもある
トリックスターという言葉をご存知でしょうか。
wikiによると
トリックスター (英: trickster) とは、神話や物語の中で、神や自然界の秩序を破り、物語を引っかき回すいたずら好きとして描かれる人物のこと。善と悪、破壊と生産、賢者と愚者など、全く異なる二面性を併せ持つのが特徴。
まあ要するに世の中を引っ掻き回す人ですね。
ホリエモンこと堀江貴文氏を思い起こすしてもらうと分かりやすいかと思います。
カリスマは理想の世界を見ているので、今の世の中にある権威と呼ばれるものとは真逆の存在であることが非常に多いです。今の世界を牛耳っている存在に立ち向かう、それを壊すことに命題を見つけています。
そのため、反社会的な存在として扱われることが多く、これが群衆の勘違いを余計に煽る要素になりがちです。
なので、世の中の構造に対して立ち向かいたいと思わない人はカリスマにはなれませんね。
◯凡人の入り込む世界ではない
思うに、私のような凡人はカリスマになろうとしてもなれないんでしょうね。これは生まれ持ったものという感じがしまう。それこそ、男に生まれるとか、毛深いとかそういう自然なレベルで、カリスマなのかそうじゃないのかに分かれているんだと思います。
…まあこの意見だってそもそもカリスマではない私の考えですからね。アテにならないかもしれません。
私はブログを書いている人間なので、他のブログもよく読むのですがカリスマになろうとしている人って本当に多いんですよね。そうすればお金が集めやすくなるから。
ただ、やっぱりカリスマってのはなるものなんじゃなくて、勝手にカリスマになっていくものなんです。こればっかりは仕方ない。
無理してカリスマになろうとしている人を見るとイタイんですよね。自分が人に影響を及ぼせるようなカリスマでないのであれば、戦略的に影響を拡大していけばいいわけで、嘘をつく必要はないんですよね。多分、地道にやるよりも嘘ついてやる方が、長期的に見れば大変だと思います。
自分の役割の中で頑張りましょうよ、というふうにまとめておきます。
では。
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