◯すれ違う二人
よく私の奥さんは無言で不機嫌さを伝えてくるときがあります。私はそんなとき戦々恐々としています。何で爆発するか分からない爆弾を抱えているような気分になります。
会社でその話をすると、ほとんどの家庭で同じような現象が起きているようです。
先輩社員曰く、「男が我慢すれば家庭は上手くいく」
分かってほしい女と、言ってほしい男。
どうやら男女は上手くいかないようにできているようです。
◯どんな人だろうと欠点はある
まあ怒りっぽい奥さんばかりではないと思いますが、それでも長い結婚生活、相手のイヤな所はいくらでも目にします。
どんなイケメン、美女だろうと、いくら性格が良かろうが、寝起きは口が臭いでしょうし、お尻を掻きたいときだってあるでしょう。
要はそんな相手の欠点とどう付き合っていくか、です。
◯私の場合
かなりレアでしょうが私の場合、奥さんと宗教が違います。
熱烈な仏教徒の奥さんと、仏教は最強の自己啓発であって信仰ではない、と考える私。
そんな我家で宗教戦争はほぼ日常です。それはもう中東情勢の縮図のようです。中東情勢なんかよく分からんけど。
しかしそれでも私たち家族はそれなりに楽しく毎日を過ごしています。ケンカや対立はあるけども、それは生活のスパイスみたいなものですね。そんな私からすれば、仲がいいことをウリにしているような人を見ると、逆に気持ち悪いです。いつも二人で頷き合ってるなんて、想像しただけでゾワッとします。本当に自分の気持ちを正直に話せているんでしょうか?
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◯幸せにしてもらいたい病
テレビなんかが特にそうですけど、結婚について悪く言う人が目立ちますよね。その方が笑いに持って行きやすいからなのでしょうが、そのせいで未婚の若者が洗脳されてしまうんですよね。「そんなイヤな思いをしてまで結婚したくない」と。
確かにその気持ちは分からんでもないのですが、それって「トレーニングしたくないから、スポーツ選手になりたくない」とか、「レベル上げが面倒だからゲームをやらない」ってのと同じ話ですよ。目的が「幸せにしてもらうこと」になっているんです。幸せになることに対して完全に受け身。だから目の前の障害ばかりに目が行ってしまう…。それでは一生幸せにはなれませんね。結婚しようが独り身でいようが関係ありません。断言しておきましょう。
◯一緒だからこそ
結婚相手とは「幸せにしよう」とか「一緒に幸せを作り上げていこう」という気持ちでいなければいけません。
どちらか一方に責任をなすりつけるものではないんです。
たまにはケンカもするけれども(うちの場合はしょっちゅうですが…)、それでも二人で手を取り合って進んだ先に見える景色は、自分一人では決して見れなかったものなんです。同じハードルで二人で飛んだ方が楽しいに決まってるでしょ?
一人では味わえない楽しみや喜びや感動があるもんなんです。
そんな大げさな話でなくても、何か面白いことがあったときに隣で一緒に笑ってくれる人がいるだけで、幸せになれるもんですよ。