部下100人を抱える私のリーダー論です。
◯リーダーだからという先入観
「スキルがない自分はリーダーなれない」
「人付き合いが苦手な自分はリーダー失格だ」
「志が足りない自分はリーダーの器じゃない」
はい、そうですね。ですが、ちょっとだけ見落としていることがあります。
まず肝に命じてほしいのは
「リーダーは偉大でなくていい」
ということです。
みんな「リーダー」というだけで、超人的な存在とか抜きん出た存在をイメージするかもしれませんがそれは違います。
スキルがなくてもいいです。人見知りでも大丈夫です。志がなくても構いません。
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◯人は常に欠落している
リーダーは人の上に立つ存在なんだから、優れていなければいけない。
そもそもこの考えが間違っています。
リーダーとはいえ人間ですから、何かしらの欠点は抱えています。それは「勉強して欠点を克服する」とかいうレベルの話ではなく、「人間=欠点」なんです。これはリーダーをやる人も、やらない人も肝に銘じて欲しい所です。
そうでないと、常にリーダーをやる側は
「足元を見られないように立派でいなきゃ」
と見てくればかりを考えます。
そして部下たちは
「あの人はリーダーなのにあそこがダメだ」
とアラ探しに夢中になります。こんな関係は何も生み出しません。アホですよ。アホ。
◯でも”なにか”がないと務まらない
苦手なことがあっても構いません。ですが部下たちがリーダーに付いて行く上で「心の拠り所」になるものが必要です。「あの人のあそこが好き!」って感じですね。
それは最初に書いたような、スキルかもしれませんし、人柄かもしれませんし、志かもしれません。
なんでもいいんです。
なんの取り柄もなくて、ただただ愚直にまっすぐなだけでも人は付いてきますから。逆にそういう方が魅力的だったりするもんですよ。
自分に自信がなくてもいいし、ブサイクでもいいし、バカでもいいんです。ちょっとイヤですけど、性格が悪くても大丈夫なんです。それぞれの形でリーダーになれます。
◯一番大事なのは正直でいること
そして一番大事にしてもらいたいことは、周囲の人たちに対して正直でいることです。誠実とも言い替えられます。
迷ってるのに自信満々のフリをしたり、不安なのに強がってみたり…。最悪なのは分からないくせに分かっているフリをすることです。
他にも人付き合いが苦手なのに、ムリして笑顔で接するとか。見ていて痛々しくなります。
下の人間はリーダーが「実力不足」なことよりも、「誠実でない」ことを重要視します。自分の身に置き換えれば分かりますよね。嘘つきな上司なんてゲロ吐いちゃいますよ。
欠点を認めて、認められる関係を作りましょう。
そんな話。