ちょっとした小話です。
◯声に特徴があると武器になる
世の中たくさんのボーカリストがいます。プロのボーカルですから、みんな上手いかと思いきや、テクニックで勝負している人というのは意外と少ないものです。
というのも、一瞬で耳を惹き付けられる音楽が好まれる日本（J-pop）ではテクニックよりも、特徴が重要視されます。それは聴いたことのないようなメロディーかもしれませんし、歌詞かもしれません。
その中でも”声”というのはかなりの重要度を持っています。極端な話、声が魅力的でさえあればテクニックは必要ないほどに簡単に人は声に惹き付けられてしまいます。
◯人は倍音が快感
倍音というのを知っているでしょうか？
音楽をやっている人には有名なのですが、超簡単に言うと「周波数が倍の音」です。意味が分かりませんよね。
まあこの際、理論は関係ないので置いておきましょう。気になる人はグーグル先生に聞きましょう。
この倍音というやつが人は大好物です。J-popに限らず、世界の音楽は倍音が牛耳っています。人間の耳は倍音を心地よく感じるようにできているんですね。そしてこの倍音を派手に使うことで、耳に残る音になりやすいんです。
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◯声に倍音めっちゃ出てる人
実際に人名をあげると分かりやすいかもしれないので、ずらずらとあげてみましょう。
倍音がすごい人達
・ＥＸＩＬＥ系のボーカル
・秦基博
・Superfly
・桜井和寿
・稲葉浩志
・桑田佳祐
・ワンオクのボーカル
・藤原基央
・米津玄師
・大橋卓弥
…なんとなく伝わったでしょうか？
こうやって見てみると売れ線のメンバーは全員そうですね。むしろ倍音がないボーカリストを探すほうが難しそうですね。ちょっとあげてみましょうか。
倍音があまり聞こえない人達
・星野源
・ゲスの極み乙女のボーカル
・世界の終わりのボーカル
・福山雅治
…あんまり自信ないですけど、こういう感じですかねぇ。
ただし、今どきの音楽は声を重ねたり、世界の終わりの人みたいに声を加工してあえて倍音を強調させるような手法があるので、あんまり関係ないかもしれませんね。特に最近大流行のオートチューンはまさに倍音効果を狙ったものです。
◯歯並びが悪いと声帯が変形する
ここからが本題です。
声帯が震えることで”声”になります。声帯は人間の身体の中で一番デリケートな筋肉と言われていて、一度傷つくと元に戻りません。酒やけした声の人とかいますよね。あれって一生ものになっちゃうんですよ。残念ですが。
歯並びが悪い人の場合、空気の通りに影響がでます。これによって声帯が変形し、声に特徴が出ます。
◯歯並びによって声が魅力的になった人達
声に特徴がまったくない私からすると、歯並びの悪さは才能みたいなものです。
実際に歯並びが声に影響を与えている人達をご覧ください。
パワフルな歌声が特徴のSuperflyですが、その声の芯には倍音があってこれが彼女の最大の武器です。八重歯が覗いていますよね。
古すぎですかね。懐かしの175Rです。完全に歯並び声ですね。
他にもいっぱいいそうですが、パッと出てきたのはこんな感じですかね。ちなみにミスチルの櫻井さんは自分の声に特徴を出すためにわざと声帯を傷つけたという逸話があります。なんでもウォッカを飲んで叫びまくってたらしいです。
◯まとめ
歯並びが整っていないといけない風潮がありますが、私からすると才能みたいなものなので、ぜひともそのままにしておいて欲しいです。矯正するにしても声変わりしてからにしてほしいですね。
個性も目線を変えれば特徴になり、それを活かせば才能ですから。
