俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

【随時更新】小説中毒が厳選した最高に面白い小説1~100冊目
これまでの人生で買って良かったものまとめ
読書中毒者が選ぶ最高に面白いノンフィクション&エッセイ
Twitterの叡智集合。#名刺代わりの小説10選を1300人分まとめてみた

あなたはふじいあきらの凄さを知っているか?日本屈指のテクニックを持っている男なのです。

002A-L

 


ライブドアニュースにこんな記事が。

 役者デビュー、コスプレ界で人気者に!? ふじいあきら、山上兄弟ら“あの人気マジシャンは今”


以下、記事より抜粋。

 

2000年代半ば頃、テレビ界では“マジシャンブーム”が瞬間的に巻き起こってたという。「朝の情報番組からお昼のバラエティ、そしてゴールデン・プライムから深夜枠まで、マジシャンが登場しない日はなかった」(テレビ局関係者)というが、今、その姿を見かけることは少ない。マジシャンたちはなぜテレビから離れていってしまったのだろうか。

「口から大量のトランプ出てくる」という手品で、2004年頃一躍時の人となったふじいあきらは、手品グッズのプロデュースのほか、近頃では「役者業に進出しているようです。昨年11月『凡人の輝き』で初舞台を踏み、今年7月にも舞台『民宿チャーチの熱い夜13』にも出演しています」(芸能記者)という。
「テレビオファーが減ったこともあるでしょうが、マジシャンの主な収入は営業ステージ。ギャラはテレビの10倍以上ということもあるだけに、今のふじいにとってテレビ出演は、単なる宣伝といったところでしょう」(制作会社スタッフ)

 








日本屈指のテクニック


「てじな~にゃ」でおなじみの山上兄弟に関しては詳しく知りませんが、ことふじいあきらに関しては手品に心得のある者には絶対的な存在です。神、いや悪魔的技術を持った男です。
 
ふじいあきらと言えば口からトランプですが、その例に漏れず「難しいことをやっているようには見えないのに不思議」という芸風が特徴です。
超絶技巧をウリにしているマジシャンはたくさんいます。しかし客として見ると「なんか凄いことをしているな」という感想を抱くだけで、マジック自体への驚きが半減します。なんというか「俺ってこんなことも出来るんだぜ」的な押しつけを感じてしまうんですよね。

しかしふじいあきらはそれを感じさせません。素直にマジックを楽しませようという意志を感じます。それが彼の魅力に繋がっているのでしょう。


自分を優先させてしまうマジシャン

私はマジックをかれこれ10年ほどやっています。かといって誰に見せるでもなく身内や友人にチョロっと披露するぐらいで、観客相手になんてのはやっていません。なにせ家族に見せるだけでも緊張してしまうタチなのでお客さんなんかを相手にしてしまったら緊張で全く演技にならないと思います。ビバ、小心者。

で、そんな私でも繰り返し繰り返し、それこそ半年ぐらいかけて練習した技となると人に誇りたくなるんですね。自分のテクニックを見せつけたくなるんです。
ただのカード当てに難しい技法を使ってみたりします。見ている人からすればカード当てにどんな技法を使っているかなんて関係ないのにです。これはマジックをやる人間特有の傲慢さです。

観客に何を感じてもらいたいかよりも、自分が何をしたいかが優先されてしまうんですね。



テクニックとトリックは違う

マジックの話になります。

不思議な現象を起こすためにはトリックテクニックがあります。

トリックというのは観客を騙すための仕組み。この秘密さえ知れば誰でも騙せるというものです
一方で、テクニックというのはそのまんまで、人間の技術です。技法を知ったところで身につけるまでには長い時間が必要になります

思い上がって傲慢になったマジシャンはテクニックを見せつけたくなりがちです。そしてトリックに頼ることを嫌います。私もそうでした。

スポンサーリンク
 



実際に見れば分かる

ごちゃごちゃ言っている内に何を伝えたいのか私も分からなくなってきました。

とにかく、ふじいあきらは「今はどこに?」なんて忘れ去られたように扱われる存在ではなくて、しかも一級のエンターテイメント性もったマジシャンで、その魅力はマジックを見た人間にすぐに伝わるものです。こんな失礼な扱いをしないでください。してませんか?ならいいんですけど。

まあとにかくこの男の凄さに触れてみてください。


まずふじいあきらの代名詞的なマジック。リンキングシガレット。タバコの貫通ってやつですね。
アメリカの超有名コインマン(コインマジックを行なうマジシャンのこと)エリック・ジョーンズとのプライベート映像なのですが、同業者でも驚きのクオリティです。



どうですか?気持ち悪いぐらい貫通しているでしょ?
私はこのマジックのやり方を知らないのですが、大体のマジックは見れば「トリック」なのか「テクニック」なのか分かります。
で、このマジックは確実に「テクニック」です。それも超難易度の。マジックの難易度は規模とか大きさとかではなく、どれだけ隠していないかで決まります。なので海外のマジックでよく見る大掛かりなカーテンとかで隠して、バイクとか車を出現させるみたいなのはトリックさえ知れば誰でも出来ます。

そういう意味でこのリンキングシガレットは全く隠していません。通常マジシャンの目線で行われるマジックはアラが見えるもので、基本的に相手と対面でやるのが基本です。それなのにこの動画ではふじいあきらの真裏、マジシャンからしたら舞台裏を見せているような状態なのにこの完成度ですからね。圧巻の一言です。

ちなみに正面から見た動画がこちら。(画質が最悪です)



う~ん、やっぱり凄いです。


ふじいあきらの動画はYOUTUBEで腐るほどあるのでぜひご覧になってください。
このあたりとかめちゃめちゃ面白いです。


2007 10 22 世界丸見え ふじいあきら


ゾクゾクしますなぁ。