俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

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差別と違いを認めることは違う。区別を差別と混同しないでください。

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問題だと感じてしまうヒマな人

煙が立っていない所から問題を見つけてしまう人ってヒマだと思うんですよね。

「こうあるべきだ」「これは古い考えだ」

なにが不快かって、どうでもいいことを問題としちゃうその了見の狭さなんです。世の中には腐るほど深刻な問題があって、それは虐待に怯える子供でもいいですし、片親で貧困や育児に限界を感じている親でもいいですし、自殺するまで働かされるサラリーマンでもいいですし。もっと言えば世界には困っている人がたくさんいるって子供でも知っていることですよね。

それなのに「女性だけ離婚後6ヶ月結婚できない」ってのが問題だと感じてしまうのはなぜなんでしょうか。


ヒマだから。これしかないでしょ。

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違うから同じにしろはバカすぎる

番組内ではもっと謹んでほしい的な意見が出ていましたが、私としてはそんなのもどうでもいいです。
ただ女性の機能として生まれたルールであってそれが「今はDNA鑑定で分かるから撤廃しろ」というのは、少なくとも当事者以外が言うべきことではありません。こういう風に騒ぎ立てるのって大抵外野ですですよね。

ルールを決めるのでさえ嫌いな私ですが、「不平等だから男も離婚後6ヶ月間再婚禁止にしろ」ってのは本当にバカの極みだと感じます。頭悪すぎでしょ。それぞれ違うから違う対応を取るのであって、平等にするためになんで余計なルールを作る必要があるんでしょうか?


”差別”をしている人間は”区別”ができない

差別と区別はぜんぜん違うものです。差別ってのは特定の対象を貶めることですが、区別はそれぞれに違う対応をすることです。きっと自分が差別されていると感じてしまう人ってのは自分の中の「差別観」が区別を差別と混同させてしまっているんでしょうね。

よく言うことなんですが、障害者も見て「手助けしなきゃ」と思うことは差別です。「手助けしたい」と思うことは区別です。この違いが分かりますか?


差別観はなくせる

私の職場には小人症の方がいます。かれこれ3年ぐらい一緒に仕事をしています。
先日、他部署の人間から「あの背の小さい子いる?」と聞かれたときに「は?誰のことですか?」と聞き返してしまったんですよね。
一緒に仕事をし始めたばかりの頃であれば「ああ、あの人のね」となったんでしょうけど、今では小人症のその人の姿が当たり前になったので私の中から「この人は小人症だから気を使わなきゃ」という差別観が失われているので分からなくなっていたんです。

見慣れることや、当たり前になることで問題としなくなるってことです。

きっとこの「女性だけ…」と問題にしている人は普段から「女性だからこうあるべきだ」とか「男性だからこうあるべきだ」と平気で考えているんでしょうね。でなければこの問題を問題と認識できないはずですから。


必死に燃やす必要のないところにガソリンを注いでいるエネルギーがあるのであれば、もっと注視するのが辛いと思えるような問題に取り組んだらどうでしょうか?そのエネルギーがあればすぐに見つかるだろうし、もっと世界のためになりますよ。




不公平の最悪の形は、それを公平にしようと試みることである

                         -アリストテレス-