ずっと話題になっていますね、生活保護。
今の所、私には縁のない話ですが苦しんでいる人達の声を聴くといたたまれない気持ちになります。
虐げられ続ければどうなるか
日本は先進国のはずですが、今でも貧困に苦しむ方は数多くいます。体を壊していたり、片親だったりと理由はさまざまですが、彼らを救うためのセーフティーネットである生活保護は穴だらけで今にも落ちそうになっています。その先には何があるのでしょうか?
貧困に苦しむ人から見たら、普通に生活している人が羨ましくなるかもしれません。その気持ちは憎しみに変わるかもしれません。苦しでいる自分。誰も助けてくれない社会。
人間は自分に脅威をもたらすものに2つの反応を見せます。
それは恐怖と攻撃です。
命のために戦う
自分の命を守るために逃げる、戦う。どちらもスタートは同じです。いくら知性をつけたからといっても、結局は人間は生き物です。生存するためなら文字通り必死になります。極限の生活状況を送っている人が、「他人から奪ってなんとかしよう」という気持ちが湧かないはずがありません。
辛い状況であればあるほど視野が狭くなります。他に生きる術があったとしても目に入らなくなっていまうんです。
ここで大事なのは、「本当に生活が辛いのか?」という客観的事実ではありません。「本人がどう感じているか」なんです。
どれだけ他人から見たら「平気だろう」と思えても、結局は生活していて辛いと感じているのは本人です。本人の意識に働きかけるものが無いと状況は変わりません。
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そして動き出す
子どもを5,000円で育てられますか?貧困で苦しむひとり親の低すぎる給付を増額してください!
困っている人がいる。じゃあ助ける為に立ち上がろう。
それは正しい行動に見えます。
確かに皆さんの気持ちは本物で、世の中の苦しんでいる人達を少しでも減らそうという動きは素晴らしいです。しかし、こういった問題がどこから発生するのか?という原因の部分の解明をせずに解決することは出来ないのです。
制度自体に問題があるのか、国の財政状況の問題なのか。詳しいことは分からないのであまり突っ込んだ話が出来なくて申し訳ないのですが、原因を突き詰めないと見当違いの対策が生まれるものです。
「生活保護を見直そう」
しかしそのお金はどこから生まれるのでしょうか?また別のどこかで歪が生じたりしませんか?
こういう社会を賑わす問題というのは注目された者勝ちです。流行りに乗るのもいいのですが、冷静な問題解決を私は望みます。そして安易に運動に参加することも、もしかしたら誰かを苦しめる結果に繋がる可能性を考えて欲しいと思います。