転職サイトは儲かる
転職サイトは企業からの報酬で利益を生んでいます。報酬は転職確定後の年収に応じて変わるそうです。なので転職する人が多ければ多いほど儲けが発生すると。
仕事は基本的には嫌なものなので「辛い」と思っていない人は少ないでしょう。そこへ「もっと良いところがあるよ。あなたに相応しい職場があるよ。そんな所で腐っているのは勿体無いよ」と甘言を弄して私達を誘うのです。これに引っかかる人は多いでしょう。そして企業は中途社員であればベテランや新卒で育て損ねた社員よりも安く働かせることができるのです。 転職サイトは大儲けと。
世の中には甘い誘惑がいっぱい
さらにこれを誘発させるブログも数多くあります。嫌な環境からはさっさと抜けだそう!もっと面白い環境はあるはずだ!と言ってるのよく見ますよね?こういったブログもよく儲かるみたいです。普通に務めている人は基本的に仕事を辛いと思っているはずなので、大多数の普通の人の心理をよく突いています。
苦しんでいる人は未知のものに期待を持ってしまう心理が働きやすいです。これは癌の末期患者が怪しげな治療方法に手を出すのと同じ心理です。
こうやって書いていると私もその方向でブログを書きたい衝動に駆られますが、いかんせん私は高卒から今の会社一筋なので何の説得力もありません。 わーい、今の会社大好き!(嘘です)
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優秀か、面白いか
「もっと面白い環境に身を置けばもっとあなたは面白い人になれる」 なんてのは嘘です。面白くない人が面白いことをしてもスベるだけです。プロの漫才師のネタを素人がやってもウケないのと同じ原理なんです。
面白い環境に身を置けばなんてのはかなり無責任ですよ。これは誰か奇特な人が面白いことをしている自分を見つけてくれるってことですからね。そんなことは滅多にありません。狩野英孝はただの奇跡です。あんなのが増えたら日本はダメになりますよ。
で、本題。
転職に成功するのは優秀な人か面白い人だけです。
さっきから言っているブログはイケダハヤト氏の”まだ東京で消耗しているの?”ですが、彼はまさに転職者の鑑です。あそこまでの成功を収める人はそうそういません。イケダハヤト氏にそそのかされた人達の多くは普通の”仕事に苦しんでいる人”なのでイケダハヤト氏とはまったく違う人生を送ることになるでしょう。優秀でない人に進むべき道は限られていますから。残酷かもしれませんがこれが現実です。
だからこそ小市民である私達は今自分がいる場所で必死に生きるのが役目なんです。
また面白い人は優秀さは必要ありません。世界のどこに行っても”面白い”という武器は通じるからです。面白さを求めない人はいませんから。
あなたはどんな人ですか?
更に重要な能力があります。それは自分を客観的に評価できる能力です。
あなたは自分が優秀だと思いますか?面白いと思いますか?それはどんな根拠がありますか?
転職サイトは人をその気にさせるプロです。迷っている人をその気にさせて転職を成功させれば儲けが出るのですから当たり前です。浮ついた気持ちになる前に、相手が何に利益を得ているのか考えましょう。惑わされているのか、自分の意志なのか。これは重要です。何となく決めるには転職の問題は大きすぎます。
だからこそ、自分を客観的に見る力が必要なのです。ただの甘言なのか、的を得た意見なのか。
ということでそれでも転職したい、ちょっと興味があるという方はどうぞ。
環境を変えることでよくなることもあるでしょうから。