超有名なこの本。遂に買ってしまいました。2014年アマゾンで一番売れた本です。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え | ||||
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普段、私はベストセラーに分類される本は買わないようにしているのですが、レビューがあまりにも絶賛の嵐だったのでついつい買ってしまいました。
この手の自己啓発系はどれも同じような内容を、あの手この手で違う観点から取り扱っているのが常です。それゆえ、感想も大概がありきたりなどこかで見たことがある内容になりがちです。
しかし、レビューを見た時に「これは何か違うぞ?」と予感させるものがありました。この本からは「劇薬」の匂いがする…。
○概要
フロイト、ユングと並んで「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想を読みやすく、青年と哲人の会話形式にまとめた著書です。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しています。その刺激的な内容は現代日本に必要不可欠な思想だと言われています。
こちらがアドラーさん。名言集とかもネット上にありますが、そちらも非常に刺激的です。
※この画像は関係ありません。
はい、次はレビューに行きましょう。
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○影響を受けずにはいられない
まず、この本”当たり”です。
みんなが絶賛する理由がよく分かります。そして現在に悩みを持っている方であれば”劇薬”になることは間違いないです。
私も読み進んでいる内に「ヤバイぞこれは…」と感じていました。自分がこの本に影響されていまう、このまま読み終えたら今まで通りの生き方はできなくなる、という恐怖にも似た感情が芽生えました。
章を読み進めるたびに、あちらからこちらからと価値観を揺さぶってきます。
一例を紹介します。
”人は変われる。世界はシンプルである。誰もが幸福になれる”
”トラウマは存在しない”
”人は怒りを捏造する”
”他者の期待を満たすために生きているわけではない”
”それは誰の問題なのか”
どうでしょうか?何か心当たりがありませんか?
私は冒頭でこの本を買った理由を色々を書いていましたが、実は気付いたのです。「嫌われる勇気」これが今の私には全く無いのだと。しかもそれが今の自分にとっての課題だと直感的に分かってしまったからこの本を買わずにはいられなかったのです。
この本で得た知識をひとつでも具体的な行動に移すことが出来れば、人生に変化が起きるのは間違いないでしょう。確かに必読の書です。
本書「嫌われる勇気」の真髄は以下の言葉に含まれていると考えます。
”自分の信ずる最善の道を選ぶこと。そして他者がその決断にどんな評価を下すのか。それは他者の課題であってあなたにはどうにもできない”
自己啓発書は人生を変えてくれるものではありません。しかも書いてある内容があっているのかどうかも定かではありません。
知識を得た所で何もしなければ今まで通りの人生を送ることになります。実践しないことには間違っているかも分かりません。
そしてこの本には私達が行動を決心するだけの価値があります。悩んでる人も、悩みを抱えながらも仕方ないと仕舞いこんでいた人もこれを機に戦ってみてはどうでしょうか?
私も戦い始めた所です。詳細はまたのとほど記事にしたいと思いますが、劇的な変化が起きることは間違いないです。そしてその先に自由が待っていることも間違いないありません。
どうか、みなさんの自由につながる一助になりますように…!
ちなみに現在自分の人生を十分に謳歌している方には何の価値もない本なので、そのまま人生を満喫していただいて結構です。